2021年 歯科医院新人スタッフ育成塾 第1回 開催レポート

新人スタッフの時にこそ学ぶべき、
仕事への考え方を与えられるようになる!
参加者達が楽しみながら学べる、
新人スタッフ教育に特化したセミナー!!

2021年 歯科医院新人スタッフ育成塾 第1回 開催レポート

今年も、全国北海道から沖縄まで全国の歯科医院から新人スタッフが集まってくれました。

歯科業界で働くためにはまず歯科業界がどのような状況であるかを知ることが重要です。新人スタッフ育成塾ではやり方ではなく、歯科業界で働くための考え方を身につけていきます。

やり方を教えるのは簡単ですが、そのこと自体に新人スタッフが本当にしたいかどうかが重要になってきます。このセミナーでは、多くの新人スタッフが参加されるので、講座内容には様々な工夫があります。

ただ一方的に聞いてばかりいる座学ではなく、新人スタッフ同士が交流するようなディスカッションや演習、さらには動画を通じてどのようなことを感じたかをシェアするような時間も設けています。学習は楽しみながら学ぶことによって退屈せず、頭の中に入ってきます。

そうした内容から
「なんのために働くのか」
「歯科医院で働く上で、このような考え方を持っておいてほしい」
といった、これから働いていく上で必ず知っておいてほしいことを徹底的に伝えていきます。

一般的には新人が企業に務める時には『社会人研修』として、就業規則や身だしなみなど様々な考え方を教えてもらう時間があります。しかし、歯科医院では診療業務と並行して、しっかりとした研修を行うことは非常に難しいのが現状です。


患者様や職場のスタッフとどのような人間関係を構築していけばいいのか、働いていく中でのモチベーションの作り方や保ち方、目標設定の仕方などを具体的にお伝えしていきます。これは仕事において役立つだけではなく人税においても深い学びにつながっていきます。

院長先生に代わって大切な【仕事観】についてお伝えさせていただきます。また、このセミナーには毎回ゲスト講師がいます。

ゲスト講師は新人スタッフ育成塾を通じて成長されたスタッフです。どのような過程を経て、そこまで成長したのか、なぜ成長することができたのかを具体的にお話いただきます。ゲスト講師の体験談は新人スタッフには非常に高い影響力を発揮します。

全国の歯科医院で成果を出しているコンサルタントの話と、実際に歯科の現場で働いているゲスト講師の話が、みなさんの成長の糧となるセミナー。それがこの新人スタッフ育成塾です。

第一講座


第一講座のテーマは「歯科業界の現状」です。

歯科医院で働くスタッフの多くは歯科業界のことを知らずに働いています。歯科医院の件数が実はコンビニエンスストアよりも多いことも知りません。

ただ知らないことは悪いことではなく、知らないことでどのような環境になっていて、自分がどのように行動すべきかは知るべきであるということです。

多くの競合がひしめく中でも輝いて成長する医院やスタッフがいます。成長にはコツがあるのです。
がむしゃらに働くのではなく、成功しているスタッフや医院を真似るだけでも成長の仕方が大きく変わってきます。

実際、強い歯科医院だけが勝ち組となり、弱い歯科医院が淘汰されていく時代です。

院長先生は経営者、歯科医師、マネージャーの3つの役割を担います。その中で本当に新人に仕事観を伝えることができるでしょうか。忙しい合間をぬって、数時間新人スタッフ教育に費やすことは非常に難しいと感じます。

「努力の方向性」

歯科業界で熾烈な競争が行われている中で、院長先生はできることを精一杯頑張っていると感じます。新人であればどんなことで力になれるのか、また力になるとしたらどのようなことなのか、具体的にお話をしています。


新人のスタッフ達は「まだ私達ができることは少ない」と感じることもありますが、実は新人スタッフが行動することによって医院に大きな変化が起こります。

「自分たちで変えられる」ことに気づいてもらうのが歯科医院新人スタッフ育成塾の第一回目にあたります。

第二講座


第二講座は、やまむら歯科 歯科衛生士 鈴置 茉和さんにお話をいただきました。

2020年に開催された、新人スタッフ育成塾の大阪会場にて、MVPに輝いたのが鈴置さんでした。

MVPに輝いた鈴置さんでさえ、最初はよくわからない新人スタッフ育成塾には行きたくなかったようです。鈴置さんは今後先輩になるんだからと言い聞かせ渋々マイナスな気持ちから育成塾に挑んだそうです。

しかし回を重ねるたびに自分がすべきことが明確になり、実践することが増えていきました。そして実践したことが成果につながるとまた実践を繰り返していくという好循環に変わっていったのです。


入社して一年目からマイナスな感情であったのにも関わらずなぜ成長できたか、それは彼女自身が失敗を恐れずに積極的にチャレンジを続けたからにほかなりません。

実践をしていくことによって自分に自信を持つことができます。

鈴置さんの講座では数々の実践事例が紹介され、参加者はメモをたくさんしてくれました。


受講している新人スタッフからすると講演者である鈴置さんは遠い存在に感じるかもしれません。

しかし、そんな鈴置さんも一年前は受講者であったのです。セミナー内で学び、実践を行うことによって大きく変化できたのだと思います。

鈴置さんのように行動をすることで自分を成長させることもできると思います。気持ちが前向きになっていないときであっても少しずつ行動することが大切です。

第三講座


第三講座は、『仕事観』についてのお話です。

仕事観という言葉を聞いたことがありますか?
【仕事をどのように観るか】です。

院長先生、患者様、スタッフ、どのような立場から仕事を考えるで見え方は全く変わってきます。そして、何のために働くかが重要です。

お金や生活のために働くことは悪いことではないですが、そのためだけに働くのはやめたほうがいいと思います。

仕事は自分を成長させるきっかけとなります。その機会を自分に向けて働けない場合には成長することは難しいでしょう。

活躍する人材は元々優秀なわけではなく、自分がどう働くべきか、どうなりたいかを明確に考えているのです。そして院長先生がどのような想いで働いているかを考えることができる人材は大きな成長を遂げます。

周りのことが見えるようになって初めて社会人と言えます。

自分自身の成長、医院全体の成長、患者様のこと。
これらを念頭に置き、働き始めることこそが新人スタッフに求められることになります。


働き始めるにあたり、このような大切なことは学校では学べません。

先輩スタッフや院長先生も日々の診療で忙殺されており伝える時間を確保することも難しいでしょう。

また今年も任意の宿題が出ています。自分が成長するためには自分でどのようなことができたか振り返り、まとめることが必要です。鈴置さんのようにこの実践をする、しないによって成長度合いは変わります。

この4回の講座を通じてどのように新人スタッフが変化していくか非常に楽しみです。

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