第16期 歯科医院スーパーTC育成塾 第1回 開催レポート

第16期 歯科医院スーパーTC育成塾 第1回 開催レポート

今年もスーパーTC育成塾がスタートしました。これまでの受講者は3800名を突破し、多くのスーパーTCを輩出してきました。歯科界トップクラスのTC(トリートメントコーディネーター)を育成するセミナーだと自負しています。

今回も多くの参加者が集まり、大阪会場・東京会場(ZOOM参加含め)合わせて286名、そのうち7割以上の方が会場参加となり、大いに盛り上がりました。第一回のセミナーついてご報告致します。

第一講座


第一講座では、講師の萩原から「TCの役割(意味・目的)」「TCとしての心構え」を中心にお伝えさせて頂きました。

本セミナーを通して、多くのコミュニケーションスキルを学ぶことができますが、この役割(意味・目的)、心構えがすべてのカウンセリングの土台となります。

TCとしての役割(意味・目的)、心構え誤認してしまうと、ただの自由診療を提案するスタッフになってしまい、患者さんの満足度向上に繋げるどころか、むしろ高い治療を進められただけという不満足に繋がりかねません。そうならないように、この項目に関しては時間をかけてお伝えさせて頂いています。

第1回目は緊張している参加者も多いので他の参加者との交流を深めるワークやロールプレイングを積極的に設けています。会場参加者だけでなく、ZOOMでのリモート参加者もブレイクアウトルームを用いて、ワークやロールプレイングを実施し、会場とも遜色ない学びを得られるようにしました。とても活気ある第一回目の第一講座でした。

第二講座


第ニ講座では、講師の中澤から「初診カウンセリング」についての解説を行いました。初診カウンセリングは患者さんに何かを“伝える”というよりも、“聴く”というスタンスがメインになるカウンセリングです。この“聴く”という動作にも土台となる考え方、スキルが必要になります。そのポイントを座学だけで学ぶのでなく、ロールプレイングでアウトプットし、深く理解してもらうようにしています。

初診カウンセリングの精度を高めるだけでも患者さんに高い満足度を提供できるカウンセリングになりますが、それだけなく、セカンドカウンセリグや補綴カウンセリングの成果につながる大事なカウンセリングになりますので、常にアップグレードするように努められると良いかと考えます。

第三講座


第三講座では、再び萩原が「患者さんとの信頼関係を築く方法」についてお伝えさせて頂きました。

信頼関係を築く方法は様々ありますが、ここでお伝えしている内容は、歯科医院で行っているカウンセリングで効果の再現性が高いスキルをお伝えしています。

とりわけ、“聴き方”や“ほめ方”、心理学で用いられているテクニックなども含めてお伝えしています。ここでお伝えしている内容を実践すれば、患者さんとの会話が弾み、信頼関係構築に寄与すること間違いないと思います。

スーパーTC育成塾では、様々なことを学べますが、医院で実践しなければ、行動に移さなければ、何も意味がありません。

最も大切なことは、受講後に、如何に実践するかです。

この実践に移せる環境を作るために、毎回の課題、復習テストが設定されています。ぜひ、課題、復習に真摯に取り組み、自分自身の成長、そして、医院の成長にも大きく貢献してくれたら嬉しいです。今年も、スーパーTCが現れることを楽しみにしています。

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