今の物価高と賃上げに向き合うために必要なこと

スタッフ教育

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皆さんこんにちは!
経営戦略研究所のコンサルタントの渡邊です。

本日は昨年度からテーマとなっている、
物価高と賃上げに関するテーマについてお伝えしたいと思います。

はじめに

まず、この物価高と賃上げの流れが2024年も続いていくことは、
国が発信している情報を見ても間違いないと考えられます。

そのような状況の中で対策を取られている医院さんも多いのではないかと思います。

・材料費があがったので自費の金額を改訂した
・離職を食い止めるためにも賃上げを実現した

このような対策は採用や定着に直結する現状において
非常に重要になってまいりますので、
まだ取り組めていない医院さんは早急に近隣の歯科医院の
賃金相場や自費金額などをご確認頂くことをおすすめ致します。

ただ、これが毎年続くとしたらどうでしょうか?

先日の1月10日の日経新聞に、
23年11月の実質賃金3.0%減 20カ月連続でマイナス
という記事が出ています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0954R0Z00C24A1000000/

実質賃金とは名目賃金と物価高の上昇によって
計算されますが、20ヶ月連続のマイナスとなっています。

名目賃金の上昇は23ヶ月連続の上昇となっているので、
物価上昇に追いついていないということになります。

つまり、スタッフの皆さん、患者さんの
日々の生活は苦しくなっているという状況なのです。

定期昇給に加えて賃上げまでしたのに、
それでも物価上昇に追いつかない。

それが毎年のように求められた場合、
スタッフ人数に応じて人件費が高騰し
経営に大きく影響していくことが予測されます。

それではどのようにしたら
良いのでしょうか?

1.付加価値を高める

付加価値を高めるということは、
今年の重要なテーマだと考えております。

先述の通り自費の金額をあげるという取組は
とても重要です。

しかし、患者さんを取り巻く環境として
実質賃金が下がり続けているという現状を考えますと、
その賃金を医療、食費、旅行、衣服など、
どこに分配するかということは
非常に重要なポイントになってくるのではないでしょうか。

すると、価格に見合う付加価値を高めることが
出来なければ歯科治療を後回しにする、
自費ではなく保険の治療を選ぶ、
メンテナンスに来院する頻度を下げざるを得ない
そのようなことに繋がっていくと考えられます。

•高い治療技術
•TCが丁寧な説明をしてくれる
•歯の治療をすることで健康の喜びを感じられる
•来院した時の対応が素晴らしい
•待ち時間が少ない

このような他(業界問わず)にはない価値を
提供出来ているかということを
早急に見直していく必要がございます。

歯科医院地域一番実践会でもTCセミナーや
クライアントさん向けの接遇コンサル、
歯科衛生士さん向けの技術研修も行っております。

少しでも心配な点がございましたら、
ご検討頂くことをおすすめ致します。

TCセミナーの内容はこちらからご確認ください。
https://www.consuldent.jp/seminor/tcikusei.html
開催間近のためご注意ください(大阪:2月14日 東京:2月15日)

2.少ない人材で対応する

次に、今後給料を上げ続けるためには、
少ない人材で対応をしていくことが
求められてくると考えます。

・自動精算機の導入
・自動決済システムの導入
・WEB問診の導入
・電子カルテ化
・電話受付代行

これらの取組をすることは、
採用競合観点でも非常に重要です。

歯科医院地域一番実践会でもWEB問診の導入を行っております。
https://www.consuldent.jp/consulting/monshin.html

また、忘れてはいけないポイントとして、
スタッフ一人一人の成長を促すという観点です。

電子化をして安心していると、
それだけでは患者様への付加価値は高まらず
次々に起こる賃上げに耐えることが出来ません。

・一人あたりに出来ることを増やす
・今までよりも短い時間で対応する
・信頼出来る治療を提供する
・チームワークを高めて連携を強化する
・これらを実現する教育体制の構築

これらの取組の重要性はこの10年間でも過去最高レベルまで
高まっていると考えております。

歯科医院地域一番実践会でも各年次にあわせたセミナーの開催や、
教育マニュアルのオンラインシステムの提供を行っております。

スーパDRセミナー
https://www.consuldent.jp/seminor/superdr_ikusei.html

新人スタッフ育成塾
https://www.consuldent.jp/seminor/ikusei.html

スーパースタッフ育成塾
https://www.consuldent.jp/seminor/superstaff.html

このようなスタッフの皆さんの成長を促進していくためには、
院長のマネジメント力を高めて信頼関係を構築していくことは
欠かすことが出来ません。

大きな変化が起きている局面のマネジメントにお困りの先生は、
院長マネジメント力徹底強化セミナーのご参加をご検討下さい。
https://www.consuldent.jp/seminor/inchou.html

最後に

今回は今起きている物価高と賃上げへの対応に関して、
考えをお伝え致しました。

この10年間を見てみましても、
今までにない大変革が先生の医院の周りで起きていると感じます。

そして、人の成長と良い治療を提供するという本質的なことが
とても重要になってきております。

今回のブログを通して、
先生の医院の状態がより良くなるきっかけとなることを
願っております。

投稿者プロフィール

渡邉 健二
渡邉 健二
早稲田大学卒業後、大手求人広告会社に新卒入社。
8年間の在籍中に2000社を超えるクライアントを担当。採用のノウハウを学ぶ。
社内ではセールスとマネジメントの異なる分野でMVPを受賞。また、育成したメンバーから全社MVPを輩出。人の強みを活かす育成・プロジェクト運営を軸に、成果を出している。
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