次の診療報酬改定までに確認しておきましょう。

院内マーケティング

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皆さんこんにちは。

経営戦略研究所の前田です。

中医協が提示している、歯科治療の需要の将来予想のイメージ図からも、現在の歯科には、重症化予防、管理、連携などが求められていますが、先生方の医院ではしっかりと対応できていますでしょうか?

求められている医療に対応することで、医院経営もより安定していきます。

今回は、非常に基本的な内容ですが、意外に整理されていない項目について、今一度確認していきたいと思います。

日頃お忙しい先生方も、すこしだけ立ち止まって、先生方の医院で十分に整理されているか、ご確認ください。

歯周病の管理について

SPT、P重防での継続管理が求められている歯周病ですが、それぞれの患者様に合わせた管理が必要になります。

しかし、いままでの流れで、再初診などで途切れ途切れの対応になっている医院もまだあるのではないでしょうか?

長期管理加算ふくめ、継続管理によるインセンティブは多数用意されていますので、いままでとは違った方針を考えても良いかと思います。

 

また、安易にP重防に移行してしまうことも、患者様に合わせた管理とは言えません。

適切な検査診断により、SRPを経て、SPTで管理することも非常に重要になります。

院長と衛生士さんの方針が一致しておらず、歯周治療の流れがスムーズではない医院もあるかと思います。今一度、医院の方向性を検討、共有し、患者様に合わせた継続管理を目指してみてはいかがでしょうか?

う蝕の管理について

厚労省の方針では、う蝕の管理、重症化予防には、フッ素を推奨しています。

フッ素の算定については下記のブログでまとめておりますので、ご一読ください。

「フッ素算定の整理整頓①」https://www.consuldent.jp/blog/15470/

「フッ素算定の整理整頓②」https://www.consuldent.jp/blog/15682/

 

フッ素の算定に関しては、先生方から「複雑でわかりづらい!」との声をよく伺います。

確かに、なんとなく複雑に見えるかもしれません。

しかし、丁寧に1つ1つ読み解いていけば、しっかりと理解でき、充実したう蝕の管理、より安定した医院経営につながっていきます。

 

適切な処置をしているのに、「よくわからないから算定していない」「えっ!?これって算定できたの!?」ということも良くあります。

是非、算定要件を含め、もう一度確認してみましょう!

最後に

今回のブログは以上となります。

次の診療報酬改定に向けて、今のうちに診療報酬について学習し、対応を進めていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

【令和4年4月改定後】診療報酬に関する過去のブログ

☞「フッ素算定の整理整頓①」https://www.consuldent.jp/blog/15470/

☞「フッ素算定の整理整頓②」https://www.consuldent.jp/blog/15682/

☞「総医の仕組みづくり①」https://www.consuldent.jp/blog/15648/

☞「総医の仕組みづくり②」https://www.consuldent.jp/blog/15778/

☞「口腔機能管理料 算定のポイント①」https://www.consuldent.jp/blog/15888/

☞「口腔機能管理料 算定のポイント②」https://www.consuldent.jp/blog/16023/

☞「今後のか強診の施設基準と機能管理ついて考える」https://www.consuldent.jp/blog/16155/

投稿者プロフィール

前田雄太郎
前田雄太郎
福井県出身。東京の足立区育ち。
大学を卒業後、健康食品メーカーに入社。入社後3年後に、取締役に就任。百貨店の健康食品売り場の運営のすべてを任され、採用、スタッフ教育・育成、販売促進など、多くの経験を積む。マニュアルづくりなどの仕組み化に成功し、3年間で店舗数を倍増させる。
その後、「営業力」を磨くために、製薬メーカーの営業として勤務。社員数1000名以上の成績上位20名が受賞する優秀社員賞を受賞。その後、「人を育てる、教育の仕事がしたい」という想いから、研修部門へ異動。そこで、再び優秀社員賞を受賞し、海外研修に参加。多くの人と関わりその成長に触れ、研修を自身の天職と感じていた中、医療経営の勉強を通し、経営戦略研究所と出会う。ホームページのインタビューや面接での岩渕や萩原の話を聞く中で「この会社で多くの人の幸せに貢献したい」と強く感じる。経営者の経験、営業の経験、研修の経験と、様々な経験をしたからこそ、長期的・大局的な視点から提案することができる。これまでの経験を活かし、全員が日々成長し、イキイキ働ける医院づくりに挑む。

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