患者数が急激に減り10~20人程度になってしまった

患者数が急激に減り10~20人程度になってしまった 相談事例集

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相談内容

40代半ばで、開業約10年です。
ユニット3台、ビルの上の方にあります。

スタッフは常勤3人です。
患者数が、ここ数か月で急激に減り最近は1日10~20人程度になってしまいました。

新患数は1月10人前後です。
診療時間を前後に伸ばし、8時30分~19時までとしました。

しかし、期待したほど、患者数は伸びません。
午後開始~夕方は0人という日も出てきました。

更なる診療時間の延長や近隣の医院が日曜も行っている事を考えると、日曜の診療を行うべきなのかとも考えます。

増患、患者さん定着のために、何をどのように取り組んでいけば良いのでしょうか?

岩渕の回答

これはかなり厳しい状況になってしまいましたね。
心中お察しします。

今の状況では利便性がかなり低いと思います。
朝、8:30からやるよりは、21:00まで診療したほうが良いと思います。

ただ、利便性勝負を今からしていっても、かなり体力的にも、スタッフの採用としても厳しいと思います。

ですので、以下に提案するようなことが実践できないのであれば、診療時間を21:00or22:00にする。日曜も診療するなどをしたほうが良いと思います。

提案1.歯の豆知識を毎日、アップする

今、ホームページは自作されてると思いますので、ご自分で毎日、欠かさずに歯の豆知識というページを作り、1日1テーマで歯についての豆知識を1記事1000文字以上で解説してください。

それによって、ホームページのアクセス数がかなり増えるかと思います。
また、検索順位も上がるはずです。

歯の豆知識のネタ出し方法については、以下のブログも参考にしてみて下さい。

■「歯の豆知識」の新しいネタを考える方法
https://www.consuldent.jp/blog/12667/

■助けて!ブログのテーマが底を突いた!
https://www.consuldent.jp/blog/12504/

提案2.患者様に徹底的に説明する

1日の患者数が少ない医院ほど、意外としっかりとした説明をしていないものです。患者さんが「こんなに説明してくれる医院は他に聞いたこともない!」と思うぐらい、丁寧な説明をしてみてください。

可能であれば、
・口腔内写真を撮影し、プリントアウトして治療が必要な個所を示し、治療計画まで保険であっても全員に提示する
・治療についての進行状況についても、毎回、絵に描いて渡してあげるか、必要なプリントを用意して渡す
といった取組みもしてみてください。

患者さんにとって、「これから何をされるかわからない」「治療の意味がピンときていない」といった状況は、大きな不満足要因となります。
最近では、こうした不満足感は口コミとなって返って来る事も多いです。

説明内容や、説明時の資料&ツールの見直しも随時行っていきましょう。

提案3.プロカメラマンに写真撮影してもらい、院長・院内のキレイな写真をトップページに掲載する

今、HPにキレイな写真がないので、これだとイメージがわかず、HPにアクセスしても、来院につながらないと思います。

本来であれば、HPを全面的に作り替えたほうが良いのですが、そこまで費用はかけられないと思うので、先ずは写真から差し替えることをオススメします。

その際、医院の雰囲気や力を入れている取組みが伝わる写真を選ぶようにしましょう。

本来であれば、もっとやりたいことはあるのですが、先ずは上記の3つからやってみてください。

ここからV字回復するには、相当の努力が必要だと思います。
全力で頑張っていきましょう!

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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