新規開業医院で効率良く動けるチームを創る方法

スタッフ教育

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こんにちは!歯科医院地域一番実践会地域一番ディレクターの乙川和弘です。
今回は、「新規開業医院で効率良く動けるチームを創る方法」というテーマについてお伝えさせていただきます。

私は経営戦略研究所株式会社に入社後、数十軒を超える開業に携わってきました。
その中で、短い期間でも最初からチーム運営が上手く機能している医院様と、何年経ってもチームがなかなか上手く機能しない医院様があることを体感してきました。

しかし、このような話をすると、
「医院のチームなんて必要なのか?」
「自分が診療で頑張れば良い」
「言われなくてもやってくれるスタッフを採用する」
このように思う先生方も多いのではないでしょうか?

ちなみに、新規開業の医院様において、チームが機能するかしないかは医業収入に大きく影響してきます。なぜなら院長先生が1人力で頑張るのと、スタッフが自発的に動いてくれるのとでは、後者の方が圧倒的に有利だからです。そのため、もしも「目標としている医業収入になるべく早く到達したい」と考えている先生方にとっては、チーム構築が不可欠になると思います。

今回は下記5つのテーマでお伝えさせていただきます。

1.短期間でミーティングを行う習慣を創る
事前に様々な取組を仕組み化して開院したとしても、「これはもう少しこうした方がうまく医院が回りそう」「やることが多くてこれはできなそう」「タイミング的に優先順位が低い」等、想定外のことが起こり得ます。そのまま診療を続けてしまうと、先生方およびスタッフに負担がかかったままになってしまいます。そのため、その流れを修正するために開院後は1~2週間に1度は、ミーティングを行い、取組状況の進捗確認を行い、改善できる部分はどんどん改善していくのが良いです。

2.医院目標のすり合わせ時間を創る
新規開業時には目標を決めて動き出すと思いますが、開業するとそのことは忘れて日々のアポイントと診療をこなすことが目的になってしまう医院様が多いです。そうなってしまうと、目標を失い、日々の仕事に忙殺されるだけになってしまいますので、定期的に医院目標が何なのかを共有する時間を確保することが大切です。

3.PDCAサイクルを意識する
上記のように、定期的なミーティングで医院目標を共有し、取組の進捗状況の確認と改善を行いながら医院経営を進めていくためにはPDCAサイクルを実施することが重要です。PDCAサイクルは、PLAN → DO → CHECK → ACTION → PLAN・・・というように、やることを決めて、行い、振り返り、を繰り返すことです。これを医院目標と照らし合わせながら行うことで、医院が目指す目標に向けて動ける体制になります。

4.医院数値を共有する
医業収入を公開することで、医院として目指すべき目標値が明確になります。今後の医院のやるべき内容は医院の目標値に合わせて設定することで、取り組むべき内容も決めることができます。そしてスタッフに医院数値を共有することで、スタッフ自身が数値を目指す理由になります。

5.スタッフに任せる
上記の1~4番を実施しながら、ミーティングの司会進行、医院目標に対しての現在地について、取組のPDCAサイクル、医院数値把握などの取組をスタッフに任せていきます。別のブログでもお伝えさせていただきましたが、院長先生は、歯科医師、経営者、マネージャーの3つの役割を担う必要があります。そのため、自分じゃなくても任せることができる仕事は任せていく方が良いです。

今回のブログでは、「新規開業医院と効率良く動けるチームを創る方法」というテーマについてお伝えさせていただきました。
一緒に頑張っていきましょう。

投稿者プロフィール

乙川 和弘
乙川 和弘
千葉県出身。大学を卒業後、リクルート系列会社に新卒で入社。
リクルート時代、先輩だった渡邊との出会いをきっかけに経営戦略研究所の事を知る。歯科業界において、より高い専門性を深める大切さに気付き転職を決意。

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