リファーラル(つながり)採用について改めて考える

労務・人事評価・採用

このブログは約 7 分で読めます

歯科医院地域一番実践会地域一番ディレクターの乙川です。
いつも歯科医院地域一番実践会のブログをお読みくださりありがとうございます。

本日はリファーラル採用=つながり採用についてお伝えさせていただきます。
現在、私は歯科医院地域一番実践会のコンサルタント採用においてリファーラル採用のギネスを保持しています。
一般的に会社において、会社のスタッフ(社員)は会社の発展において重要な位置付けであり、歯科医院経営においても「スタッフ採用」は医院の成長において、とても重要なポイントです。
参考までにGOOGLE検索で「歯科医院 採用」を調べると、某大手歯科医院以外、求人媒体の広告がTOPページを埋め尽くしています。
また、「歯科医院 採用 方法」で検索すると、様々なセミナーや採用コンサルティングのページがたくさん出てきます。このようにスタッフ採用に悩まれている医院様は多いですし、大切なポイントであることは言うまでもありません。

「採用の成功事例ってたくさん出てくるけどうちの医院でも効果が出るの?」
「採用が絶対できる必殺技がほしい!」
「結局、様々な求人媒体、人材紹介等に全て掲載している」
先生方から相談をいただく際に、ご相談内容で上記のような質問をいただくことは多いです。

歯科業界でも様々な有料求人媒体が出てきており、スタッフを採用したいからあらゆる有料求人媒体に出しているという医院様も多いと思います。
確かに、「スタッフの退職が決まっているので、すぐにでもスタッフを採用したい!」という場合には、求人媒体を使う必要があるため、そうするしかないかもしれません。
しかしながら、歯科医院様の中には、一般的な求人媒体は使わずに、リファーラル採用(つながり採用)のみでスタッフ採用を行っている医院様もあります。
実際に私が担当しているクライアント様の半分はリファーラル採用のみで採用成功していて、有料求人媒体は使っていません。
そのために、今回はリファーラル採用(つながり採用)についてお伝えさせていただきます。

みなさんはリファーラル採用についてどのように考えていますか?
「そんなつながりがあったらとっくにしている」
「交友関係が狭いからなかなか難しい」
そのように考えている先生方が多いのではないでしょうか?

しかし本当にそうなのでしょうか?
リファーラル採用で大事なのは、もれなくアプローチすることができているか?ということです。そこで、今後リファーラル採用につながる可能性があるポイントをお伝えさせていただきます。リファーラル採用を行う際に当たり先としては下記になると思います。それぞれ下記の方々のリファーラル採用のポイントは下記です。

  • 院長先生のつながり
    スタッフのつながり
    患者様のつながり

  • 院長先生つながり

    地元で開業する場合、先生方によって、中学校から中高一貫の学校に行っていたり、地元の公立中高に通っているケースもあると思いますが、小学校は近隣の公立か私立の学校に通っている方が多いのではないでしょうか?確かに大学時代~社会人を通しての先生方の知人友人の方々は歯科医師が多いと思いますが、もっと過去に遡ると意外に歯科関係者はいるはずです。いきなり数十年も会っていない人に質問するのは難しいと思いますので、地元でも顔が広い方にアプローチして「~さんは今どんなことしてるの?」「歯科関係で勤務している人はいる?」など情報を集めていくことが重要です。リファーラル採用では、豊富な情報量を持っておくということが大切です。院長先生が直接見つけることができなくても、「~さん今歯科衛生士やっているみたいだよ」と、教えてくれる存在を作ることがポイントです。

    スタッフのつながり

    やはり歯科衛生士であれば、同級生に声掛けしてくれるかどうかということがポイントです。スタッフが紹介してくれるかどうかは、院長先生(もしくは医院)との信頼関係を構築できているかがポイントです。「うちの医院は人間関係が良いから~さんが来ても大丈夫そう」「院長も良い人だから紹介できるかな」と思ってもらえるかどうかで、リファーラル採用ができるか大きく関わってきます。まずはそのような環境作りを行いながら、スタッフとコミュニケーションを取り、信頼関係構築を行っていきましょう。私のクライアント様でも、昨年育休で歯科衛生士が1名になってしまう状態から、1名のスタッフが2名の歯科衛生士(同級生と従姉妹)をリファーラル採用で声掛けをしてくれました。なぜ声掛けしてくれたのかを質問すると、「うちの医院は勤務する上で何も問題がない。院長+スタッフ間も良いから紹介しやすかった」と回答をもらいました。このようにスタッフが自信を持って、知人、友人に医院のことを話せるかどうかが重要です。

    患者様のつながり
    「患者様に依頼するのはハードルが高い」
    「そんなことをしたら来院が中断してしまうのではないか」
    このように考える先生もいらっしゃると思いますが、あまり気にする必要はありません。特に、何度も定期検診で来院されている患者様は医院にとってのファン患者様なので、聞いてみても良いです。本人が歯科関係者かどうかということも重要ですが、聞かなくてはいけないのは、患者様の知人友人で歯科関係者がいるかどうかということです。
    そのためにコミュニケーションシートを活用しながら、「~さんのお母さんが歯科衛生士だったはず」「親友が歯科衛生士と言ってた」というような項目を記録しておくことが重要です。

    このようにリファーラル採用も、徹底して行うことで、医院の採用活動にとっての重要な武器になりますので、継続して行っていきましょう。

    投稿者プロフィール

    乙川 和弘
    乙川 和弘
    千葉県出身。大学を卒業後、リクルート系列会社に新卒で入社。
    リクルート時代、先輩だった渡邊との出会いをきっかけに経営戦略研究所の事を知る。歯科業界において、より高い専門性を深める大切さに気付き転職を決意。

    プロフィール紹介

    現在、申込受付中のセミナー

    タイトルとURLをコピーしました