あらためて実感、新患獲得には◯◯◯◯が重要

歯科医院経営ブログ

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皆さん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの菅原です

多くの医院をまわらせていただくと医院によって経営課題は異なりますが、未だに新患獲得ということが課題になっている医院も少なくありません。

新患獲得の手法はいくつもありますが、あらためて効果的だと感じているのが「クチコミ」です。私のクライアントの中にもGoogleビジネスプロフィールのクチコミ対策をすることで、新患の量や質を向上させている医院があります。

クチコミが与える見ている人に与える情報は「クチコミの数」「星(評価)の平均点」「コメント内容」といくつもあります。どれも重要な要素ではありますが、今回は「クチコミの数」にテーマを絞ってお伝えしていきます。

 

クチコミの“数”が大事

クチコミというと「星の平均点」ばかり意識する方もいますが、平均点だけでなくクチコミの数も大事です。それは心理学にある「社会的証明の原則」と「バンドワゴン効果」が影響しています。

 

◆「社会的証明の原則」とは

人は他人の行動や意見を参考にする傾向があるということです。人は他人の行動が正しいものであるという前提があり、その行動に合わせることで自分の行動や意見を正当化しようとします。クチコミは社会的証明の原理に基づいて、製品やサービスに対する信頼性や価値を示す手段となります。

 

◆「バンドワゴン効果」とは

人が他の人々の行動や意見に追随しようとする傾向を指します。特に多くの人が特定の評価をしている場合、他の人々もそれに追従する傾向があります。

 

つまり、人は多くの他人の判断に影響されるということです。「行列のできている飲食店は美味しい」「たくさんの人が使っているモノは安心」と考えてしまうのは、社会的証明の原則とバンドワゴン効果によるものです。

「多くの患者さまが通っている歯医者であれば、腕の良い歯医者」と思われるということです。逆にクチコミの数は少ないとそれだけ「他の人が通っていない歯医者=評価の低い医院」と思われる可能性もあります。

 

Googleクチコミの数をより多く獲得するために

それではあらためて、どのようにクチコミの数を増やしていけば良いでしょうか。

答えはシンプルです。患者さまにお願いするのです。患者さまに、何故クチコミをお願いしたいか背景も踏まえてお願いしましょう。

 

ただ、数さえ集まれば星(平均点)が低くても良いという訳でもありません。より高い評価、できれば5点、少なくとも4点の評価は獲得したいものです。

その為には、お願いする患者さまを「長年通っていただいている患者さま」にしましょう。

人は接触頻度が多いほど相手に愛着が湧くものです。長年通っていただいている患者さまは医院に愛着を持っていただいている可能性が高いので、クチコミに協力いただける可能性が高い上に、高い星(評価)をいただける可能性も高いと言えます。

お願いする際は、院内でクチコミをしていただくことも効果的です。後でやろうと思っても多くの方は忘れてしまったり、面倒になってやらなかったりするものです。待合室などで登録いただくようお願いするようにしましょう。

また、クチコミをする際にに手間がかかると面倒で拒否されてしまうこともあるでしょう。

手間なく、時間をかけず登録できるようにクチコミの画面をQRコード化しておくなどしてお願いツールを準備しておくことも大事です。

 

最後に

今回は「Googleクチコミの数」をテーマにお伝えしました。平均点が高いから取組はしなくてもいい、、、と思っていても、クチコミの数が地域内で少ないと効果が半減してしまいます。あらためて近隣の歯医者のクチコミ数もチェックして、他医院より少ないようであればクチコミ獲得に取り組んでみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

菅原 秀樹
菅原 秀樹
東京都東大和市出身。大学卒業後、リクルートの求人広告代理店にて営業職として勤務。入社当初からのこだわりは、「顧客の期待に応える、、、」ではなく「顧客の期待を超える」仕事をすること。時には自分の成績にはならない事でも、お客様の採用支援のために何ができるかを考えて実践。結果として、リクルートの営業ソリューションコンテスト(お客様の課題に対しての、取組み、成果)にて代理店では初の年間大賞を受賞。また、リクルートだけでなく他求人媒体も含めた全国求人情報協会の年間大賞も受賞。

同社内で営業企画の立ち上げ、営業部全体の目標設定、営業推進、業績管理、マネジメントなどを実施。組織全体のPDCAをまわすべく幅広く業務に従事。マネージャーとして部下5人のマネージメントも経験。

その後、新たな成長を志し、マネジメントコンサルティング会社に転職し、新規事業(人材紹介事業)の立ち上げに参画。主にはキャリアアドバイザー業務を通じて、転職者の支援、事業の環境整備、部下のマネジメント業務を実施。

ビジネス人生が20年を超え、折り返しに近づいてきたため、今後のキャリアを模索。「より関わる人への貢献を身近に実感できる」という軸でキャリア形成したいと考えが強くなっている時に経営戦略研究所と出会い、クライアントに深く寄り添った仕事ができること、また、しっかり行動すればクライントに効果を感じていただける仕事であることに、強く惹かれ入社を決断。

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