今の時代のリーダーシップの重要性

歯科医院経営ブログ

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皆さんこんにちは!
歯科医院地域一番実践会コンサルタントの渡邊です。

今日は院長先生の皆さんにとって非常に重要なテーマである
リーダーシップについて一緒に考えていきたいと思います。

今までもこのリーダーシップというテーマに関しては、
たくさんの本も出ており、多くの経営者の方にとって
非常に重要なテーマだと言えると思います。

しかし、ここから5年10年の間に
リーダーシップの重要性というのは今までの比にならないほど
高まってくると私は思います。

私がそのように考える一番の理由とは、
価値観の多様化です。

この価値観の多様化の問題は日本において、
既に問題となって表面化してきていると私は痛感しております。

毎月、面談で150名ほどのスタッフの皆さんと話をしていますと、
そのように感じることがたくさんございます。

歯科医院で働くスタッフの皆さんは、
歯科業界や皆さんの歯科医院で働いてくださっている以前に、
社会の一員として日々様々な情報や価値観に触れて生きています。

そう考えますと昨今の労務の問題に対する報道などにより、
歯科業界だけでなく日本中が職場環境を改善する方向に
一気に空気が傾いています。

また、そのような考えを共有しあうことが出来る
スマホの普及などによって、価値観の変化は一気に
進んでいっていると感じています。

そのような状況では、リーダーは
どのようなことに気をつけておかなくてはいけないのでしょうか。

現在のリーダーを取り巻く環境

私が小さい時は月~金曜日は元より、土曜日も半日授業がありました。
半ドンといって、私の父親世代では企業も土曜日の出勤があったように
記憶しています。

この時期と比べますと、
今はそもそも週休2日制が主流になってきていますし、
有給休暇に対する考えも整ってきており、
以前に比べると劇的に改善されてきているのではないでしょうか。

また、働く環境自体もハラスメントの問題や、サービス残業の問題
なども取り上げられ、以前に比べるとこちらも改善されてきているように
感じます。

それでは、このような労務問題の改善が行われたことによって、
仕事自体への意欲は高まったのでしょうか?
もしくは、仕事が出来るようになり仕事自体の楽しさが増したのでしょうか?

ベテランのスタッフさんと話をしていますと、
どこまで新人さんに優しく教えてあげないといけないのでしょうか?
という相談を頂くことがございます。

厳しくすると辞めてしまいますし、
優しくしすぎると主体性がなく全然練習もしてくれない。

そのため優しく接して成長を待っていたところ、
仕事が大変だと辞めてしまうというケースが
一定割合発生しているように感じます。

しかも、退職までのスパンが異常に短く、
残される人のためを思ってなど考える人は
非常に少なくなっています。

もちろん全ての人ではないのですが、
集団主義から個人主義へ一気に変わってしまっている。
そんな印象を受けます。

このような観点で考えた時に、
ハーズバーグの動機づけ、衛生理論の話を良く思い出します。

本当に労務面のトラブルで苦しんでいる方がいることは、
改善をしていかなくてはいけない問題だと私は思います。

しかし、このような労務面の問題をいくら改善していっても、
そこには終わりがなく、満たされないと不満を感じてしまう。

誤解を恐れずに言えば待遇面を改善すればするほど、
仕事自体に対する喜びややりがいを感じられるような職場を
作っていかなくては、良い職場をつくることは出来ないという
状況に陥っていると思います。

そこで必要になってくるのが、
目指すゴールを共有し、
1人1人に仕事の意義を伝え、
頑張りを承認し、
チームワークの大切さを伝えていく
リーダーシップが欠かせないと考えています。

リーダーシップを発揮する

リーダーシップを発揮するためには、
以下のような力を磨いていくことが重要です。

・医院の大切な仕事観を明確にする力
・その仕事観を統一するために発信していく力
・多様化している考えを傾聴し理解する力
・1人1人に対して仕事の意義を意味づけする力

このようなトレーニングを日々積み重ねていくことが、
皆さんの医院経営に欠かせない時代となってきていると思います。

もし、そのようなトレーニングを積みたいという先生は、
院長マネジメント力徹底強化セミナーのご参加などもオススメ致します。

今回のブログで、リーダーシップに関して考えて頂くことで、
医院がより良くなるきっかけとなりましたら嬉しく思います!

投稿者プロフィール

渡邉 健二
渡邉 健二
早稲田大学卒業後、大手求人広告会社に新卒入社。
8年間の在籍中に2000社を超えるクライアントを担当。採用のノウハウを学ぶ。
社内ではセールスとマネジメントの異なる分野でMVPを受賞。また、育成したメンバーから全社MVPを輩出。人の強みを活かす育成・プロジェクト運営を軸に、成果を出している。
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