15億円医院が3億を目指す時期に取り組んだ3つのこと

歯科医院経営ブログ

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みなさん、こんにちは、経営戦略研究所の横山光孝です。

日々、歯科医院さんにお伺いをして医院の活性化や課題への対応をしています。

コロナ禍の中、弊社がお伺いをしている医院様の殆どが過去最高の業績を更新されています。

この1ヶ月の間にもお伺い先の院長から今季業績が6億円を超えました、2年後に5億を目指しますなどのお声や5億を目指したいとの新規医院様からのコンサルティングのご依頼などを頂戴しております。

医業収入の高さや医院の大きさだけが重要ということではありませんし、私もそのようなコンサルティングをしているわけではありません。

ただ医院の経営レベルを上げていくとその結果として成果が数値として現れるということと感じます。

本日は前回の「15億円医院が3億を目指す時期に取り組んでいたこと①」の続きとして、この医院様が具体的に取り組んだことをお伝え致します。

2億を目指す、3億の迫るという医業収入になってくる医院様では、ほぼすべての医院でそれまで以上の壁が出てきます。

・今まで頼りにしてきた優秀なスタッフが次々と結婚、出産をしたりご主人が転勤になって今まで通りの勤務が難しくなる

・大変な思いで採用して大事に育ててきて、やっと治療を任せることが出来るかなと思っていたら、開業をしたいとか、他の医院で治療の枠を広げたいなどの話が出てきたりする

・DH実習生を受け入れているが実習生がほとんど自分の医院に就職をしてこない

・医業収入は上がっているがお金が残らない。医業収入1億円を超えた頃の方がお金が残った

・医院経営に関する情報はネットやいろいろな会社からFAXやDMが来て溢れている

など情報はあるが人材が足りない、時間が足りない、お金が残らないなどハードルが次々と出てきたりします。

このような状況で現在15億を超える医院様が3億を目指していた項目は

1.来年度の採用活動の視野を広げる

多くの医院様は1億を超えた手法の延長でやっていることをそのまま継続していったりします。

その方法ではちょっと壁にぶつかったりします。ですから採用活動は3年後を見て行動することが3億を超えていく医院には必要となります。

実習生も1年生のときからバイトに誘って3年間で関係性を構築する。

高等学校に行き新卒高卒に歯科衛生士学校への奨学金制度を広報していく

既存スタッフの衛生士学校母校に講義、体験談、就職説明会を1年生対象に実施する

最近であればオンライン医院見学会、オンライン就職説明会を2年生向けに実施をしています

Dr求人も3年後に向けて、オンライン見学会、医院見学バスツアー、院長が大学での講義打診をしていく

また最近ではDrの就職に的を絞るのではなく研修に来ることに一点集中をしています。

その研修での教育も、研修要項を踏まえながら就職を前提としたDrの先取り教育を実施しています。

この医院で研修をしたDrの1年目の成長カーブの上昇率は圧倒的です。

上記のように学生さんへのアプローチ戦略と並行して、受入戦略の充実も図っています。

マンションの社宅準備、診療時間内での練習時間確保、18:00過ぎには帰宅、週休の日数を選べる、企業型保育園の運営など「働きやすい環境」をしっかりと整えています。

DrやDHの就職活動は8月くらいから始まります。その時期に求人票を業者さんに依頼して送付して、国家試験準備が本格的になる冬までの3ヶ月間で優秀な学生さんを採用していくのは、やはり難しいでしょう。

しっかりと採用の取り組みをしている医院は来年度の採用をすでに3年前から取り組んでいるのです。

「15億円医院が3億を目指す時期に取り組んだ3つのこと」2つ目の取り組みは次回、お伝えしていきます。

投稿者プロフィール

横山 光孝
横山 光孝
弊社唯一の中小企業診断士資格保有者。
前職で飲食専門経営コンサルティングを経験。
8年間に渡り、競争激しい飲食業界の300企業以上の業績アップで培った経験を基に岩渕メゾットを効果的に展開中。
二人の子持ちで豊富な人生経験は社内一。
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