DX化でアポが埋まらない・・・キャンセル率の落とし穴

業務効率化

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みなさん、こんにちは、経営戦略研究所の横山光孝です。

日々、歯科医院さんにお伺いをして医院の活性化や課題への対応をしています。

また最近、弊社へのコンサルティング依頼が大変に多くなっています。

その中でも医業収入の大きな医院様からのご依頼が顕著に増えています。

10億を目指したいとのコンサルティング依頼や既に15億を超えている医院様から30億を超えるためのコンサルティング依頼などが大変に多くなっています。

私のお伺い先の医院様でも15億を超える法人様が非常に多くなっています。

いつもお話をさせて頂いている通り、数値が全てではありません。

また規模が大きければいいと言うことでもありません。

ただ規模が大きくなると「規模の経済」のテコが大きく効き始めるのも事実です。

お伺い先の15億規模の医院様は規模だけではなく、質も高めている医院なのですが、この医院への来年度の研修Drの希望が現在30人来ています。

こうなると研修Dr採用の見極めをすることが可能となり、優秀なDr採用に繋がるので、ますます医院の質の向上と規模の拡大の両方のベクトルを伸ばすことが出来ます。

さらに本物の地域一番になっていくという好循環が生まれます

このように訪問先の医院様が業績、規模、質の拡大を進めていかれる中では、DX化もスピーディに取り組みをしています。

DX化を進めている医院においては、特別な数値管理を実施しています。

なぜらなば、DX化を進めることでアポが埋まらない状況になる可能性があるからです。

最近、キャンセル率が変わらないのにアポが埋まっていない、またはキャンセルが多くなっているなどの数値変化はないででょうか。

DX化のひとつにデジタル診察券の導入があります。デジタル診察券を導入することが悪いのではありません。

患者様にとっての利便性が増すので流れとしては導入の方向になっています。

この利便性に、次回のアポをスマホやアプリで確定出来るというものがあります。

今はコロナも5類となり、患者様は以前のように行動制限を受けていません。

そうなると治療の1週間後ならともかく、メンテナンスの2ヶ月、3ヶ月後となると予定が分かりづらくなってきます。

6月など患者様は「8月にはどこに遊びに行こうか」という思考になっていて歯科医院の予約確定の優先順位は大変に低くなっています。

ましてやデジタル診察券などは次回予約をスマホで入れることが可能となっていたりします。

「次回は電話します」だけではなく「次回、スマホで予約します」となりますます次回のアポが確定しません。

このような流れで次回のアポが埋まっていない状況が起きる可能性があります。

次回のアポが決まっていないと、実はキャンセル率にも反映されません。

元々の分母の枠数が減っているので、キャンセル率は上がっていないのにアポが埋まっていないという状況になったりします。

ですからキャンセル率のみを見るのではなく、同時にアポの埋まり率の増減、次回アポ確定率などを見ていくことが重要になります。

お伺い医院では、医院全体で次回、アポ確定率95%以上を基礎数値として来院数値管理を実施しています。

さらにはアポ状況を把握することも重要です。なぜならばアポ確定後もスマホでキャンセルや予約変更などが出来るからです。

キャンセルのカウント計上前に変更やキャンセルが起きているのです。

ぜひ、医院の数値とアポの状況を意識してみて下さい。

投稿者プロフィール

横山 光孝
横山 光孝
弊社唯一の中小企業診断士資格保有者。
前職で飲食専門経営コンサルティングを経験。
8年間に渡り、競争激しい飲食業界の300企業以上の業績アップで培った経験を基に岩渕メゾットを効果的に展開中。
二人の子持ちで豊富な人生経験は社内一。
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