医業収入が目標の半分ぐらいしかない

医業収入が目標の半分ぐらいしかない 成功哲学・成功法則

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相談内容

医業収入が低いこと。私は初年度の売上目標7千万円で、そうしたらそこに近づけるか毎日試行錯誤している。
しかし現実は程遠く、その半分ほどの収入しかない。

毎日へとへとで、やってもやっても第一領域がどんどん発生して消化不良ばかり起こして自己概念が下がる。家族との時間が取れなくてストレスに感じる。

そこから解放されるために、必死に成果を求めるが、院長先生には「実力もないくせに。全部僕にやらせて、更にもっともっとと求める事に耐えられない。お金にばかり執着して。」と言われる始末。そのような捉え方もあると理解できるだけに、どうしていけばいいのか困り、立ち尽くしてしまいます。

その原因は院長先生の初年度の目標が4000万円程度で、その通りになっている。
私は初年度7千万の目標で、去年の5月から言い続けているが、ずっと院長先生に嫌な顔をされている。

私は院長先生の目標(具体的な4千万)の数字を先週初めて知った。それまで嫌な顔をしつつ私の話を黙って聞くので、しぶしぶでも同じ目標なのだと信じていた。

彼は「言えなかった。」と言うが、私は「言わない選択をしただけ」と思う。そしてそれは自己保身の気持ちが強いから。高い目標を掲げて失敗したら恥ずかしいから。

また、自分に自信がないから低めの目標設定して心の安寧を得たいから。
そういう気持ちが強くて、自己の願望に対するブレーキになっているのではないかと考えた。

院長先生が自分の人生において、叶えたいワクワクする夢・願望をどうやったら持つ事ができるのか。私がサポートできる事はないか。

・一人で考える時間を持ってもらう。
・自己啓発セミナーへ参加する。
・自己と向き合う良い本と出会い読書する。(読書の習慣がないのでハードルが高い)
・来年のベーシックに参加。もしくは単発セミナーに参加。(おすすめセミナーを実践会の方に教えて頂く)

人生は自分で選択し、行動し、その結果に満足する。その繰り返しでどんどん楽しく生きられると思う。今の院長先生は、周り(主に妻である私)の願望に振り回されて、妻からコントロールされて苦しいという概念のなかにいる。そう感じている限り、どれだけ豊かになったとしても、幸せではないし、人生を楽しめない。

しかし、彼は、自分で自分の人生の方向性を具体的に考え、そこに向かって進む!というプロセスを怠っているし、強い覚悟もないように見受けられる。周りの意見に合わせて流されていく人生を好み、今までもそのように生きてきた。

しかし組織のトップになった今、それでは皆んなも自分も幸せになれない
41歳を迎え、自分の人生をしっかり見つめて欲しいと思う。今、考えなければ、人生は取り返しがつかなくなる。夢も幸せも、手の隙間から砂のようにこぼれ去ってしまうと思う。

彼自身になかに、もっと自分で人生をコントロールしたいという願望を感じる。
それを伸ばして、彼の緩やかな、穏やかな心のうちのろうそくに、光を灯すのが私の役割なのだろうと考える。

私自身の願望の強さが、夫の願望を押しのけている。
しかし今、悩みを書かせていただきながら、 自分の夢を叶えるためには、院長先生の心の問題に向き合うしかないと、よく理解できました。

たとえ院長先生が自己啓発セミナーへ行くためにクリニックを閉めることになっても。それを受容し、もっと中長期の判断基準を持つようにしたいと思います。

岩渕の回答

やはり、院長が旦那さんである以上、旦那さんの意志を尊重することがどうしても必要になってしまいます。
私のような立場からすれば、院長夫人の先生が言われてるとおりだと思いますし、もっと頑張れば、もっと医業収入も上がるのになんでやらないのかと思います。

しかし、本人なりに一生懸命であり、今の頑張りが限界なんだと思います。
であれば、本人の頑張りを承認していくことに力を入れたほうが良いかと思います。
その方が、こちらの考えを理解して、より頑張ってくれるのではないかと思います。

今のまま、突き進んでしまうと、最終的に院長と院長夫人が別々に医院をやったほうが良いということになってしまいます。
それは夫婦関係の幸福感がかなり損なわれてしまうと思います。

今は院長の頑張りを十分に承認しながらも、少しずつアポイントを今までよりも埋めていくとか、カウンセリングの予約を入れてしまうとかで業績を上げて行くのが良いかと思います。

ただ、一番大事なのは夫婦間での将来的な姿を一致させることだと思いますので、そこについては年に1回でも、しっかりと時間を取って話し合いをされることをオススメします。

それと、院長夫人の治療技術も引き上げていき、院長にかかる負担を減らしてあげることも重要かと思います。
今、院長先生は自分の負担が凄い大きくなってることがストレスだと思うので、いかに院長のストレス・負荷を減らしてあげられるかを重視することが大事だと思います。

自費に関しても、どの患者さんにどういう提案をするのが望ましいか事前に院長先生と打合せをしていただき、その上で、自費のカウンセリングをして契約し、無理なく、気づいたら自費が増えてるような流れを作ってあげられると良いのではないかと思います。

また、院長夫人としては院長の頑張りは物足りないかもしれませんが、頑張れ、頑張れと言われても、これ以上は頑張れない!と恐らく思ってると思いますので、頑張りを承認し、更に頑張りたくなるような流れを作ってあげると良いのではないかと思います。

院長は男性なので、いかに承認していくかが大事になるかと思います。
お互いの力が合わされば、もっと伸びていけると思いますので頑張っていきましょう!

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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