予約が取りづらいが、いつDrとDHを採用したらいいか?

予約が取りづらいが、いつDrとDHを採用したらいいか? 労務・人事評価・採用

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相談内容

現在、うちの歯科医院では予約が取りづらい状態です。どのくらいのレベルになったら、DrとDHを採用したら良いでしょうか。そのタイミングに迷っています。

保険点数50万点、自費金額150万円、新患数は50人程度です(ユニット5台で、Dr2名、DH2名、DA1名、RE1名)。DHについては1名が退職予定となっています。

また、自分の予約枠がいっぱいになっていて、代診Drの枠は空きがちです。なにかアンバランスな状態になっているのですが、どのように調整すれば良いのかがいまいちわかっていない状態です。今後、どうしたらよいでしょうか。アドバイスをお願いします。

岩渕の回答

今の医院の現状では、Drはまだ増やさなくても良いのではないでしょうか。DrのアポイントはDr1人
につき1枠で、30分に1人のペースで診ているようなので、まずは院長先生の治療人数を増やしたほうが良いのではないでしょうか。

できれば30分に2列を使って、1日30人以上は診たいですね。それで、代診Drは10~15人程度。残り2列でDHが20人。これで今の点数の取り方なら、保険点数65万点くらいいくのではないでしょうか。

それで、自費が150万円と考えると、1億まであと一息ですね。自費の強化も当然大切なので、カウンセリングの徹底やTCの育成を引き続き頑張っていきましょう!カウンセリングについての知識をスタッフに深めてもらったり、院長先生自身でスタッフたちへTC教育をしてあげるのも良いかと思います。

なお、予約が取りづらい状態なら、すぐに人数は増えると思いますが、一気に増やすと大変なので、少しずつ増やすのも良いと思います。1時間に1人増やすとか負荷を調整したほうが良いです。そうしないと、本当は診療できるだけの体制が整っているはずなのに、急に増やしたがために、今までとのギャップでスタッフたちから「こんなに患者さんを診療仕切れない」と不満になってしまう可能性もあります。あくまでスタッフに負荷がかかりすぎないよう、じっくりと調整していきましょう。

また、DHが1名辞めるということなので、DHの採用対策は重要ですね。DHが減ってしまうと、それだけ枠が減ってしまいますし、TCとしてのカウンセリングへまわす人材が足りなくなってしまう可能性もあります。

できれば、DHを2名、難しければDH1名、DA1名を採用して、6名体制でいけると良いのではないかと思います。

 

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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