医院を半年ほど前に継承しました

医院を半年ほど前に継承しました 成功哲学・成功法則

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相談内容

医院を半年ほど前に継承しました
自分の中で思っていること、やりたいことを周りのスタッフとの温度差により、院長自身の心の中にとどめ、躊躇して医院の成長スピードがダウンしている。

自分一人で改善できることはかなりやりましたし、患者さんのために必要な取り組みについては継承したスタッフもかなり理解して、協力してくれました。

しかし、経営的な取組みについてはスタッフの精神的負担、肉体的負担を考えると、そこまでは難しいのではないかと思い、思いとどまってしまっている。

継承したスタッフを大切にしたいという気持ちも強く、今は我慢したほうがいいのか?それとも、もっと大局的に考えたほうがいいのでしょうか。

岩渕の回答

継承した多くの先生が先代からのスタッフと対立し、総入れ替えを経験しています。やはり、親の代からいるスタッフはゆるゆるの状態を経験しています。

いきなり、子供が帰って来て、やり方を変えて、考え方まで変えて、更にやることまで増えていくとなると、それまで夢の楽園に住んでいたアダムとイブが厳しい自然の中に放り込まれるぐらいの衝撃を与えることになってしまうのです。

なので、大半の先代からのスタッフがその環境変化についていけずに辞めていくことになります。

しかし、先生の場合には、先代からのスタッフを大切にされ、考え方や治療のやり方などの変化に対してはしっかり理解してもらい、協力をしてもらえるようになっています。

なかなか、ないことです。すばらしいことです。私も色々な継承された歯科医院を見てきましたが、めったにないです。
ただ、これから経営的に厳しくなっていた先代からの状態から脱却し、地域一番医院を目指していくためには、更なる負担をしてもらわなければいけなくなります。

それをいつまでも躊躇していても、決して変わることはありません。
期限を1年なり、半年なり決めて、そこまでに理解を促し、そこから本格的に取り組みを始めて、協力してもらえないスタッフは諦める。

それがいいかと思います。そうすることで、医院内に残ってほしいスタッフと残ることが難しスタッフが明確に別れます。

やはり、継承後の医院を支えるスタッフは、今までの環境でしかがんばれないスタッフではダメなのです。そのため、ここはやや厳しいと感じても、はっきりと分けることが医院の未来につながります。
そして、そのようなスタッフが出てしまってもいいように、今から採用活動を開始しておいた方がいいかと思います。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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