「採用できない 」「人件費が出せない」の両方が悩みです。

「採用できない」「人件費が出せない」の両方が悩みです。 労務・人事評価・採用

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相談内容

現時点で当院は
・採用できない
・人件費が出せない
の両方が悩みです。
この両面はなかなか解決ができず、長年の悩みとなっています。もちろん、現在は全国どこの歯科医院でも抱える悩みだとは思っていますが・・・

スタッフがいないことには医院の発展はありえませんが、適正な人数と人件費のバランスについてもお伺いしたいと思います。
医院によって様々なかたちがあるかと思いますが、色々なケースを学べればと思っていますので、よろしくお願いいたします。

岩渕の回答

先ず、適正な人数と人件費のバランスですが、医業収入に対しての20%がスタッフの人件費の目安になります。

人数に関しては1日来院患者数10人当たりスタッフ1名となるかと思います。

現在、スタッフを採用するだけの医業収入がないということであれば、自費化を進めることをお勧めします。

つまり、1日の患者数が少なく、診療時間には余裕があると思われます。
ですので、その時間を無駄に使うのではなく、その時間に徹底して1人1人の患者様について、説明を強化するのです。

・口腔内写真を撮って、それをモニターに写して説明する
・上中下3パターンの治療計画書を作成する
・30分から1時間のカウンセリングを行う

これらを全ての患者様について実施すれば、自費が1ヶ月に100万円は増えると思われます。

そこで、スタッフを雇用してみてはいかがでしょうか。
1日の患者数が少ないからこそ、1人1人の患者様への説明を強化することで自費化を進めてみてください。

歯科医院ではなかなかじっくりと一人の患者様へ説明する機会、時間、人材を当てるのが非常に困難なものです。そんな状況において、御社のような状態で一人ひとりの患者様に時間をかけて説明、カウンセリングができることは非常に大きな強みとなるはずです。
これからも日本の医療制度においては、どんどん保険診療による医業収入は下がっていくことが予想されます。なので、この状態をチャンスととらえ、医院を自費治療に強化しながら、他医院との差別化、患者様の満足度アップへとつなげていければと思います。

そのためにはたくさんのツール、説明の文言、ノウハウが必要になってくると思います。そのためにも弊社のセミナー
スーパーTC育成塾などに参加し、院長先生、スタッフのカウンセリング力の強化を図っていければと思います。

可能性はたくさんありますので、医院全体で取り組んでいきましょう!!

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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