アポイントが10日から2週間ぐらい先でないと入らない

業務効率化

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相談内容

アポイントが10日から2週間ぐらい先でないと入らない
歯科衛生士の土曜は1ヶ月先。

治療を必要としている患者さんが多く、アポイントが空きにくい。
私の技術力不足もあるかと思いますが、医院としてのキャパ(チェア3-4台)にあると思います。

増築することで医院としてのキャパが増えるのでより多くの患者さんを受けられるのは良いことだと思います。しかし、駐車場が足りなくなるので、借りられたら良いが、土地購入になるかもしれないのでお金がかかる。

人材確保については歯科医師、歯科衛生士を採用することで、より多くの患者さんを受け入れられるし、自費診療もしやすくなるが、採用が難しい。特に歯科医師の安定確保は難しいと思う。増築しても患者さんが来なければ、現在より固定費が増える。

まだ開業して1年半で利益は出ているが、土地購入や人材確保、チェア増設となると資金面の問題が大きい。近くに良い空き物件、駐車場がない。今のままなら、人材、経営的に無難だが、将来を見越して大きくしたい。

ただ、経営、人材、診療的に更に自分に負担がかかるのではないかという心理的葛藤があります。

岩渕の回答

まだ開業して1年半ということなので、先生も若いはずですから、私はチェアを増設したほうが良いかと思います。
せっかく、多くの患者さんが来てくれてるのですから、この機会を逃すことはもったいないです。

院長先生の年齢が55歳を超えていれば、大きな借り入れをするのは控えたほうが良いと思いますが、まだ先生の年齢が若いのであれば医院を伸ばすための投資は長期間に渡る診療でリターンが減られる可能性は高いと思われます。

勤務医の先生の採用が安定的には難しいとしても、歯科衛生士さんの採用が安定するか、長期継続勤務してもらえる医院を創ることができれば、衛生士用のユニットを増やすだけでも患者数が増える可能性は高いと思われます。

ただ、そうはいっても、いきなり増築をするのは開業してから1年半では厳しいかもしれないので、先ずは院長室やスタッフルーム、技工室などの間接部門にチェアを増設してみてはどうでしょうか?

そして、スタッフルームなどの間接部門は近くに部屋が借りられるようであれば、そこに移してもいいでしょうし、スタッフ用の駐車場にプレハブを置いて移動させても良いかと思います。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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