新規開業物件は全身全霊で探さなければいけない

歯科医院経営ブログ

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皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。

先日、ある新規開業を控えた先生とお話をしていた際に、「どうして、この物件で開業しようと思ったんですか?」という質問をした際に、その先生が「中心部は競争が激しかったので、ここだったら勝てるからなと思って」という返答をされたのです。

確かに、田舎であれば競合が少ないのは事実です。
しかし、それは現時点での話であって、今後10年以内に、その地域に新規開業がある可能性は非常に高いです。

また、競合が少ないからという理由で来てくれていた患者さんは競合ができれば、必然的にそちらに流れてしまう可能性も非常に高いのです。

なので、「田舎だから」とか「競合が少ないから」という理由で開業地を決めるのは止めたほうが良いと思います。もちろん、「周辺に歯科医院はたくさんあるけど、そんなに力のある医院はないから大丈夫そうだ」という判断は問題ないと思います。

また、先程の開業を控えた先生の場合、驚いたことに開業候補地(というか契約済みの開業地)が漁港のすぐ近くの場所だったのです。

漁港のすぐ近くということは医院のすぐ近くが海だということです。
そして、漁港のすぐ近くの医院の場合、最低でも2方向、下手すると3方向が海ということが十分にあるのです。今回の場合であれば3方向が海でした。

そうなると、いかに田舎であったとしても医院の周辺3方向は海で、人より魚が多く住んでる場所ということになってしまい、かなり場所としては悪いという判断になってしまうのです。

しかし、私が先生にその当たり前の点を指摘すると「確かに、そうですね。あまり考えてませんでした」という答えが帰ってきたのです。開業地は今後の人生を大きく決める選択です。

その選択を「競合が少ないから」というような理由で決めてしまうと、あとで後悔してもしきれないような事態に陥る可能性も十分にあります。

必死で探せば、もっと良い物件も見つかるはずです。
もしくは1年以上の時間をかけて探せば見つかるもしくは手を付けることができるような物件もあるはずなのです。

不動産屋さんや業者さんに物件探しを任せるのではなく、自分の足で探す努力を怠らないようにしましょう。

投稿者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦成功」にも力を入れている。
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