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1. ご相談内容:赤字の父親の医院をどう活用・継承すべきか
父の引退タイミングと父の医院の活用について。
ここ数年ずっと赤字を出し続けている医院ですが場所はいいので上手く活用できないかと考えています。
選択肢としては
・Dr採用(分院展開)
・父の医院を閉院する
・本院所在地の変更(実質そちらに移転)
を考えています。
・採用難な状況を考えると、今の自分がやってる医院より、父親の医院でやるほうが良いのではないかとも考えています。
・移転にかんしてはまず今の医院をしっかり軌道に乗せなおすことが大事なのではないかと考えてます。
しかし、父親の医院は月間医業収入が250万前後しかないのに、父と母で毎月、合計150万以上を給与として取っており、赤字の状態で、毎月、自分の医院で頑張ってる分を補填してる状態が続いています。
なぜなら、自分の医院と父親の医院が同一法人にもともと、なっており。
父親が理事長で、自分がそうしないと法人が潰れてしまうので、仕方なくそんなことを続けています。
しかし、そんな状態だと自分がいくら頑張っても、親の損失を補填するだけで、自分の自由になるお金もいくら頑張っても増えないのでなかなか、モチベーションが上がりません。
2. 岩渕の回答:ご相談内容に対する見解とアドバイス
それは本当に辛いですね。
私の会社も父親から継承した会社で、父親が残した借金を2千万以上、返済してきたので、先生のお気持ちは痛いほど、よくわかります。本当に辛いですよね。
2-1. 親子の「自覚のズレ」と構造的な問題
私の個人的な経験と、これまで多くの継承のケースを見てきた経験で言うと、お父さんとお母さんは先生に対して何も悪いことをしているという気持ちはないと思います。また、先生の足を引っ張ってるという自覚もないとおもいます。
先生としてはこれだけ自分が頑張っていれば、きっといつかは分かってくれるだろう、変わってくれるだろう。そんな風に優しい先生は思われてるんだと思います。しかし、そんな希望が叶えられることは今後もずっとないと思います。
2-2. 8割の親は「子供の足を引っ張る」という現実
世間一般的には親は子供のことを必死に考えて、子供を応援するものと考えています。
毒親と世間で言われるような人が歯科医師でいるわけがないと。
そんなことはありません。
私の感覚では8割方の親は子供の足を引っ張ります。
1割がとても良い親で、子供が伸びることに力を貸してくれて、理解して応援して、協力してくれます。
1割は何もしないけど、口出しもしない。
8割は足を引っ張り、お金を奪い、口を出し、足を引っ張ります。
そして、そういう8割の足を引っ張ってる親は悪いことしてるなんて自覚は一切なく、子供のためを思って言ってると本気で思ってます。また、お金を奪うことについては、これまで育ててあげたんだから、高い私立の歯学部に必死な思いで入れてあげたんだから、これぐらいしてもらって当然と思っているのです。
でも、それは高い私立の歯学部でなくても、私のような普通の私立の4大に入って、育英会で学費を自分で返したって、そういう風に親は思うのです。私の父親は2千万円以上の借金を私が返済しましたが、死ぬまで1円も返してはくれませんでした。
父親から「いつか返すから」とは言われたことはありますが、「本当に申し訳なかった」とか言われたことはありません。
そんなものなのです、8割の親は。
また、そう思っていないと、親から上記のようなことをされたときに非常に心理的に傷つきます。
また、上記のようなことを親からされると親子の関係が断絶します。一生、口聞かないとかになります。

2-3. 今回の相談事例(状況整理)
今回のケースでは、親の歯科医院は駅前の持ちビルにあり、家賃収入が毎月45万円ぐらい入ってくるという状況でした。
そして、相談者の先生は45歳という状況でした。
2-4. 先生の人生を守るための具体策(アドバイス)
今回のケースでの、私のアドバイスは以下のようなものになりました。
・親の医院を即刻、閉院すること
⇒親は医院を閉めたくないと言ってるそうなのですが、毎月、赤字を垂れ流してる状況であり、今後も医院を継続すれば、赤字が拡大していくことが明らかであり、その赤字を先生が補填し続けることが人生の浪費だから
1.親は医療法人を即刻、退職すること
⇒親の医院の赤字は親の給与が最大の要因であり、親がいても高い給与は持って行くし、いても足を引っ張るだけなので即刻、辞めてもらう
2.親は持ちビルの家賃収入を法人から理事長への貸付2千万の返済に全額を充当させること
⇒法人から親への貸付が2千万も残っており、それの返済をしてもらわないといけないため
3.(できれば)持ちビルの生前贈与を行ってもらう
⇒ここまで親の医院の損失を補填していても、やってもらって当然と思ってる親は今回のケースでは兄弟がいますが、その兄弟に平等に相続しようとしているので、生前贈与で確定させてもらうのが望ましい
・退職届を出す
⇒法人で勤務して10年以上が経過するのに、未だに理事長を譲ろうとする気配もないですし、法人の借入の保証人にはなってないようなので、ここまでひどいことをされるのであれば、これから先の人生を棒に振る可能性が高いので、45歳というギリギリ開業に間に合うタイミングなので、もう話し合いとかする必要は一切、ありません。
退職届を提出し、上記1と2が叶えられないようであれば、3ヶ月後に退職します。
という退職届を出すのが先生の人生にとって最善だと思います。

2-5. まとめ:早く親から離れることが最善
このご両親と関わり続けることで先生の人生はずっとスポイルされ、利用され、人生を無駄にし、親子関係がより悪化していき、親へのわだかまりが深くなっていく可能性が高いからです。
早く親から離れることが最善だと思います。













