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1. ご相談内容:世界メダリストの支援と年商3億円達成に向けた拡大計画
実践会さんにコンサルに入っていただき、医業収入が初めて2億を超え順調なのですが、今年は更に4000万アップの2.6億を目指し、来年は3億を目指そうと思っています。
理由は、昨年ある競技の世界選手権で金メダルを取った、大学二年生の女子選手が、「私はスポーツ選手を支援している企業ならどこでも入れます。でもオリンピックでは先生の医院のゼッケンつけて金メダル取りたいです」
と言ってくれているので、給料や遠征費、金メダルのお祝いなど考えると、かなりの予算が必要になるからです。
その実現のため相談お願いいたします。
兄が、ジュニアの世界選手権でいつも1回戦負けだったのが私の治療を受けてすぐメダリストになったことで、私を尊敬した。
金、土曜日のアルバイトドクターと私で自費が1.1億を超えましたが、自費はこのままではそこまであげるのは難しく、常勤Drが必要だと思います。
保険は、主任衛生士が産休に入ったのは痛いのですが、産休で休んでいた衛生士が復帰し、新卒の衛生士が二人、4月よりさらに新卒の衛生士が入るので、衛生士の人数は揃ってきました。衛生士をもう一人いれ、今はすきまがあるリコールを増やし、診療台を1台増やせば達成すると思います。
増患のために必須なことは、医院全員が勉強する集団になり、一人一人が成長すること、お互いに感謝する組織になることだと思います。
幸いベーシックに4人、TCセミナーにも参加し、以前よりありがとうの言葉が増え、患者さんからも、凄い雰囲気がよくなりましたねと言われることが増えました。
受付で一人不機嫌な人がいましたが、二年連続でベーシックに参加が決まり、少しずつ良くなってくると感じられます。
様々な取り組みを主任を中心に挑戦するようになり、実践会さんのアドバイスで達成できると思います。
2. 岩渕の回答:目標設定の盲点と、医院崩壊を防ぐ危機管理
それは素晴らしいことですね。
まず、スポーツ選手への支援ですが、これはスポーツ選手を社員として雇用するということですね。
2-1. アスリート支援は「社員雇用」ではなく「スポンサー契約」に留めるべき理由
年間10億規模の法人であれば、財政的に余裕があるので、ありなのかもしれませんが、年間2.6億規模の医院でそんなことをすると、法人が傾く可能性さえあるので、止めたほうが良いと思います。
社員として全面的にバックアップするのではなく、年間300万とかのスポンサーとして支援すれば良いのであって、何千万とかでサポートするのは止めたほうが良いと思います。
スポンサーであれば、おそらく、一括で広告費としても計上できるし、大会で活躍した際には、広告に活用することもできます。
しかし、社員として雇用してしまえば、様々な義務が生じるし、選手として引退した後だって、雇用し続けなければいけない義務が発生する可能性もあります。
ですので、年間300万前後のスポンサーとしての支援に留めることをオススメします。

2-2. 特殊治療を行う医院における「勤務医採用」の大きな落とし穴
それと、後半の相談内容ですが、詳細が書かれてないので分かりづらいですが、治療を受けることでアスリートのパフォーマンスが上がると記載されてることからもわかるように、相談をしていただいてる先生の治療は通常の治療とは異なり、かなり特殊性が高いです。
こういう特殊性が高い先生の治療はなかなか、一般的な歯科医師には理解が難しいのが現実です。
ですので、そういう治療を自分もできるようになりたいという熱心な歯科医師がいれば採用するのもありかとは思います。
しかし、そうではなく、トップアスリートをサポートしたいから医業収入を伸ばす必要があり、そのために常勤Drが必要なので、採用したい。
これは止めたほうが良いです。
そんな医業収入を伸ばすために、先生の特殊治療の理解もなく、その特殊治療をマスターするために弟子入するぐらいの覚悟がない歯科医師を採用したらどうなるか?
せっかく、ここまで良くなった医院が崩れてしまうリスクがあります。
先生の特殊な治療を理解せず、あの治療はおかしいとか、なんだとか、いろんなことをスタッフに吹き込み、本来の治療はこうあるべきだとかなんとかいろんなことを院内で吹聴されて、気づいたときには医院は総崩れ。
せっかく、ここまでよくなった医院が崩れるのは半年もあれば十分です。
そうならないためにも、トップアスリートを社員として雇用することは止め、常勤Drを採用するとしても先生の特殊治療を自分もマスターしたいから弟子入りさせてください!と言ってくるぐらいの熱心な先生だけにするようにしてください。
2-3. まとめ:理想を語るよりも「危機の芽」を事前に摘むことが最重要
医院を良い状態に維持するのは思ってるよりも難しいのです。
理念とか、理想とかを語っていても医院を良くしたり、いい状態に維持することはできません。
良いときにこそ、油断から危機の芽が生まれ、いかにそれを早い段階で察知し、問題として表面化する前に摘んでいくか。
それが理念や理想を語るより、100万倍大事だということを是非、みなさんも理解していただければと思います。

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