衛生士や勤務医の採用に100万円ぐらいかけたが、応募がない

衛生士や勤務医の採用に100万円ぐらいかけたら、応募がない モチベーションアップ

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相談内容

去年の末ぐらいから、衛生士や勤務医の求人を求人誌や求人サイトに100万円ぐらいお金をかけて出してきた。

しかし、全くと言って良いほど応募がない。どうしたらいいか?
ちなみに、当院は10:00-20:00までの診療で、日曜も診療をしている。

スタッフの帰る時間は早くて21:00、遅いと21:30。
スタッフの仲が良すぎるのが問題なのか?
それとも、診療時間や日曜診療が問題なのか?

でも、診療時間が遅くて、日曜診療をしていても衛生士や歯科医師が採用できてるところはあるのだから、やり方が悪いのか?

岩渕の回答

もちろん、日曜診療していても、診療時間が遅かったとしても、衛生士の採用が出来ている医院もあります。

しかし、それは大半の場合、時間という雇用条件が悪いため、週休3日などの別のメリットがあるからです。

今は衛生士の求人は引く手あまたです。
ちょっと条件が悪いだけでも、採用が劇的に難しくなります。
それをクリアするには、それ以外の魅力が相当、ないと難しいです。

例えば・・・
・週休3日
・給与が平均よりも1万円以上高い
・衛生士業務に専念できる環境がある
・業務がラク

基本的には、条件が悪い中でも、何とかして好条件を組み入れることになり、結局は条件で選ぶ人が集まってしまうので、強い歯科医院を作るのが難しくなってしまいます。

基本的には診療時間を短くし、日曜診療を止めることが採用を安定化させるためには欠かせないと思います。

採用に力を入れ、強い組織を創ることを希望されるのであれば、利便性追求型の歯科医院では難しいのです。

現状では、景気が好転していることもあり、衛生士だけでなく、受付・歯科助手であっても、条件が悪い求人には応募が少ないのが現実です。

採用がダメな組織はダメな組織という原理原則を理解し、診療時間の見直しをされることをオススメします。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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