歯科医院の感動のチームワーク

歯科医院の感動のチームワーク モチベーションアップ

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こんにちは。
歯科医院地域一番実践会のコンサルタントの渡邊です。

平昌オリンピックで過去の冬季オリンピックの過去最高のメダル数を更新し、
選手たちの頑張りに日々感動という人も多いのではないでしょうか?

私自身も部活をやっていたこともありカーリング女子などの団体競技において特に、
ニュースの記事を見ているだけで、そこに至るまでの間の努力を感じ、
涙が出てくる瞬間があります。

1回だけカーリングの試合を見ることが出来たのですが、五輪の大舞台でモグモグタイムや、
「そだねー」という声、インタビューを見ていて、本当に楽しみながらやる姿が
とても印象的で、試合をドキドキしながら楽しみました。

と同時にちょっとした、いい意味での違和感を覚えました。

「何でこんなに楽しそうなのかな?」ということ違和感です。

とても良いプレーが出た時のあの満面の笑み、皆で一生懸命相談しながらやっている雰囲気。
オリンピックという大舞台の重圧もありながら、そこには必死さというよりもチーム全体で心から楽しんでやっているように見えました。

もちろん彼女たちの本音はわからないですが、彼女たちのプレーを見ていて
ほぼ女性スタッフの活躍によって支えられている歯科医院における
チームワークについて3つのポイントを考えてみました。

チームワークのポイント1 自信

毎日歯科医院の現場に行き、院内をみたり、スタッフと会ったりと、
医院の雰囲気を日々体感しています。

そうすると不思議と医院に入った瞬間に、
今の医院のマネジメントの状態がわかったりします。

それは下記のようなことで感じます。
・スタッフの目があった時の目線があう時間の長さ
・物を置くしぐさや清掃をしている時の道具の扱い方
・笑顔が減って少し不機嫌そうなスタッフさんがいる
・自分が伺った時の院長先生の雰囲気

そうして、面談をしてみると悩みを抱えているといったケースが多いです。
悩みは本当に様々なのですが、共通している点は「自信を失っている」ように感じるという点です。

自信は文字通り、自分を信じると書きますので、
それを失っているということは、
何かの原因で自分を信じることが出来なくなっている状態と言えます。

・仕事上でミスをしてしまった
・先輩や院長先生からお叱りを受けた
・プライベートで凹むことがあった

本当に理由は様々ですが、このような自信がない状態の場合、
大体の人は言動に表れ輝きを失ったりします。

オリンピックのカーリング女子もミスはあると思いますが、なぜ彼女たちは輝いて見えるのでしょうか?
それは「大丈夫大丈夫」「頑張って」など周りが励まし、声をかけ続けているからではないでしょうか?

自信を失うことは誰しもに起こりますが、その時に例え仕事上で叱責したとしても、
その後に話を聞き、励まし続けることが出来るかどうかが「自分を信じることが出来る」
「最高のパフォーマンスを発揮することが出来る」ポイントではないでしょうか?

チームワークのポイント2 共通の目標

最近「チームワークの心理学」という本を読み勉強致しました。
そこにチームの成立条件には4つあるということが書いてあります。

その条件の1番目にあげられていたことが、「達成すべき明確な目標の共有」
ということがあげられていました。

それを読んだ時に、スポーツ選手のチームワークになぜついつい感動してしまうのかということの
ポイントがあるということに気づきました。

その気づきとはスポーツでは「その試合に勝つ」という明確な目標に対して皆で1つになって
頑張っている姿勢を感じるということです。

日々コンサルティングを行う中でも、「何を目標にするか」という問いは非常に重要です。
そしてもっと大切なことは「それが明確であるか」という問いだと思います。

今日の診療、明日の診療は何のために、誰のためにやるのか。
そしてその状態というのはどのような状態なのかということが明確に共有出来ている
医院からは一体感を感じます。

1日歯科医院にいるわけですが心地よささえ感じ、終礼で感動する時さえあります。

では明確とはどういう状態でしょうか?
オリンピックを例に考えてみました。

オリンピックの何のために、誰のために
・子どもたちや見てくれている人に感動を与えるプレーをしたい
・今まで支えてくれた親、友人、ファン、コーチに恩返し出来るプレーをしたい

オリンピックの明確な目標
・金メダル
・試合の勝利

歯科医院の何のために、誰のために
・来院して下さる患者様が、安心出来るような治療を提供したい
・一緒に働く人が長く働ける、働きやすい環境を整えていきたい。
・困っている人の力になれるような仕事をしたい

歯科医院の明確な目標
・結果としての医業収入の目標の達成
・キャンセル率が少ない状態

このように、抽象的な思いベースの目標と
誰が見ても達成したとわかる具体的な目標が矛盾なく共存し
それが共有されていることが重要なのではないでしょうか?

一旦試合が始まれば、出来る出来ないといったことはもはや関係なく、
ただその目標の達成に向けてチームで力をあわせるオリンピック選手のように
歯科医院の日々の診療におけるチームワークも高まっていくのではないでしょうか?

チームワークのポイント3 役割が明確になっている

今回お伝えしたい最後のポイントは役割が明確になっているかどうかだと思います。
カーリングの女子のキャプテンの本橋麻里選手の記事を見ました。
彼女はキャプテンながら現在は控えとなっています。

彼女はカーリングの全ての役割を高いレベルで実施出来るほどの実力者。
しかも今回のチームは本橋選手がゼロから作り上げたチーム。
それなのに、今回はあえて控えに回っているようなのです。

そしてナイトプラクティスという試合のない夜中にストーンの調整をするという裏方の役割を担っています。
一番の年長者であり、実力者であり、チームを作った張本人であり、
歯科医院であれば正に院長先生といったところですが、その彼女が徹底的に裏方に徹しているそうです。

そうすることで若い選手たちは本橋選手のためにも頑張ろう!となっているのです。

このように、誰がどの役割を担うのかということはとても重要だと思います。
先生はチームの目標を達成するために医院でどのような明確な役割を担っていますでしょうか?

最後に

今回のテーマはチームワークをお伝え致しました。
チームワークを感じる組織は、周りから応援されます。
先生の医院のチームワークが高まっていくことを願っています!

投稿者プロフィール

渡邉 健二
渡邉 健二
早稲田大学卒業後、大手求人広告会社に新卒入社。
8年間の在籍中に2000社を超えるクライアントを担当。採用のノウハウを学ぶ。
社内ではセールスとマネジメントの異なる分野でMVPを受賞。また、育成したメンバーから全社MVPを輩出。人の強みを活かす育成・プロジェクト運営を軸に、成果を出している。
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