スタッフの不満【給与が全然上がらない】にはしっかりと説明を

労務・人事評価・採用

このブログは約 5 分で読めます

みなさん、こんにちは。経営戦略研究所コンサルタントの岡本です。

日々全国の歯科医院のスタッフさんと面談をしていると「5年も働いているのに、全然給与が上がらないんです!!」といったような相談を受ける事があります。

 

特に新卒は2年目から住民税が引かれたり、昇給した額に近い額の控除が増えていく事で手取りが上がらない、という状況を理解していない事が多いです。

 

もちろん医院としては毎年昇給しているのに「上がらない」と言われるのは心外だと思いますので、ここは新卒にはしっかりと説明をすべきでしょう。「文句を言われてから説明する」のではなく入社時の説明に組み込んでしまうと良いと思います。

 

例えば、年収250万円程度の場合、2年目は住民税が9万円弱かかることになるので、昇給額が7500円程度ないと、1年目よりも手取りが減る事になります。

 

また、年収が300万円のスタッフが昇給して年収が310万円になっても、税額は大きく変わらないので、額面10万円Upに対して、手取りも8万9000円程度Upします。

 

しかし、年収320万円のスタッフが昇給して年収330万円になった場合、手取りは5万8000円程度しか増えません。

 

この辺りは都道府県や賞与の額によって住民税が変わったりするので一概にお伝えするのが難しいため、ぜひ医院で新卒時の給与、2年目以降の給与を例として話ができるようになると良いと思います。「文句を言われてから説明する」のではなく入社時の説明に組み込んでしまいましょう。

 

注意が必要なケース

それは昇給額があまりにも低すぎる場合です。もちろん財源となる医業収入がまったく増えていないのであれば仕方ないですが、医院の医業収入が伸びているにも関わらず、スタッフの昇給が「毎年1000円~3000円」のような仕組みの医院はお気をつけください。

 

今は大きな市の中心地などでは、衛生士なら新卒月給25万円、未経験の歯科助手でも21万円スタート、という求人も増えてきています。

 

5年頑張ったスタッフが、ふと目にした他の医院の新人向け給与が、今の自分よりも高かったとしたら・・・あとはわかりますよね。

 

また、医業収入が増えていたとしても、スタッフ数が多くなり、利益が少なくなっている場合も注意が必要です。そのまま「スタッフが多いのに収益が上がらないので昇給はできない」とか「賞与は出せません」のような話をすると、「スタッフはみんな反対したのに使えない新人を院長が勝手に採用した」とか、そういった不満が湧き出てくることもあります。

 

そうならないためにも、採用にはスタッフをしっかりと関わらせた上で、猫の手も借りたい状況だったとしても、スタッフが満場一致で「採用しない方がいい」と思った子の採用は辞めておいた方が良いでしょう。

 

そして最後に

地域によって給与相場は当然異なります。ただ、都心でも地方でも、保険点数は同じですし、地方でも高い自費率を維持し続けている歯科医院も沢山あります。

 

にもかかわらず、「地方だから」「この辺の相場だから」という理由だけで、大きな昇給をしない、スタッフに還元しないでいると、人が定着しなかったり常に不満を抱え込む要因になります。もちろん金額がすべてではないので、「こんなに昇給してやったのに生意気だ!!」とかは辞めましょう。

 

また、その地方で困窮せずに一人暮らしをしていけるくらいの手取りがどのくらいなのか?3年~5年頑張ってくれているスタッフがそのくらいの相場の手取りになっているのか?を目安にするとわかりやすいかもしれません。

 

私たちが日々お伺いしている医院では、コロナ禍でも売り上げをしっかりと伸ばして、従業員に還元できている医院が沢山あります。

 

先着順でコンサルタントによる2時間の無料相談を受けられる可能性もありますので、興味のある方はぜひお問合せ下さい。

歯科医院経営の悩みに効くクスリ

歯科医院経営のヒントになる情報を無料で公開しています。
お申し込みやご登録がお済みでない方は、ぜひこの機会にご利用ください。

投稿者プロフィール

岡本 雅史
岡本 雅史
早稲田大学ラグビー部では13年ぶりの大学日本一に貢献。前職の大手求人広告会社在籍中はチーフとして全社MVPを受賞。
その後、会計保守コンサルタントに転職し、大手企業を担当。
大柄な身体に似合わない高いPCスキルと営業で培った実行力と共感力で成果を出している。
プロフィール紹介

現在、申込受付中のセミナー

毎月1回好評配信中!

タイトルとURLをコピーしました