【採用に苦戦している方必見!】これに当てはまったら改善が必要?

【採用に苦戦している方必見!】これに当てはまったら改善が必要? 労務・人事評価・採用

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皆様、こんにちは!

歯科医院地域一番実践会 地域一番プロデューサーの山本峻士です!

先日、facebookで面白い記事を発見しました。

その名も「今の若者はなぜすぐに会社を辞めるのか?」というものです。

歯科業界に限らず、様々な業界でも新人がすぐに退職してしまうことに対して、頭を抱えているようです。

「今の若者は忍耐力がない!!俺らの時代はな~・・・・」

なんて、どこの飲み屋に行っても聞こえてきそうですね。(笑)

ですが、なぜやめるようになったのか?ということが肝心だと思います。

恐らく、今の若者が忍耐力がないとか、やる気がないとか、メンタルが弱いなどといった理由ではないと思います。

それが何かというと、

「スマホ」の存在です。

結論から言えば、スマホの存在によって、転職が格段にしやすくなったのです。

15~20年前ですと、

先輩や院長などに怒られたり、患者さんに怒られたりして、

「もう転職しちゃおうかな~」

と思ったとしても、

日曜日の新聞の折り込みや、求人雑誌くらいしか情報はありませんでした。

しかもそこに載っている情報もTwitterの1投稿140文字程度の情報量と白黒の写真だけを頼りに、

いくつかの就職先を候補に選ばなければならなかったと思います。

もちろんホームページなどもありませんから、

ドキドキしながらどんな人が出るんだろう・・・

と思い、面接を希望する電話をかける。

電話に出た方の対応が悪ければ、

「ここはなしだな。次に電話しよう」

とまたゼロから候補先を選び、

次第に、

・ここは駅から徒歩5分と書いてあるけど本当に5分なのか、

・ここの医院は綺麗なのか?

・人間関係はどうなのか?

などなど、いろいろ考えているうちに、なんだか面倒になって行動を躊躇しだす。

そんな様子を先輩スタッフなどが気づき、

「なんか、悩んでいるなら、ご飯にでも行く??」

と言われて、最近の悩みや不満をぶちまける。

すると、その先輩スタッフは、

「なんだ~そんな事で悩んでたんだ~。私もおんなじことで悩んだことあるよ~」

と共感してもらい、解決方法を教えてくれ、なんとなく自分のもやもやがスッキリする。

次の日になると、

「まあいっか。転職しないで。新しい職場を探すのも面倒だし。今の医院もそこまで悪いわけでもないし、もう少し頑張ってみようかな~」

と結局転職を留まる、なんていうことも珍しくなかったのではないでしょうか。

では、今はどうでしょうか?

同じように、転職しようかな~と思い、

友達にLINEでその思いを伝えてみると、

「え~そうなの?だったらうちの医院においでよ~」

と言われ、その子が働いている医院をホームページでチェックしてみる。

求人専用のサイトもあり、院長やスタッフがどんな人なのか、親切に動画までついている。

そこには仕事内容から給与、手厚い福利厚生、などなど細かく記載されている。

しかも、googleインドアビューで医院の雰囲気も知って、

「え~こんな綺麗な医院なんだ~うちの医院とは全然違うじゃん~!」

と思い、googleマップで自宅からの通勤時間を調べてみる。

「今の医院よりも少し通勤時間も短くなるんだ!」

と思い、メールから面接の時間を調整してみる。

そうすると、「まずは見学からで大丈夫ですよ!仕事終わりにでもラフな格好でお越しくださいね!」

と、優しいメールが飛んでくる。

「まぁ仕事終わりだったら、ちらっとなら見てみようかな~」

なんていう形で、そのまま面接まで進み、無事に内定!

という形で、スマホの存在があるだけで、ここまで転職がしやすくなったのです。

つまり、

「最近の若者はすぐにやめる」

というわけでなく、正確に言えば、

「若いスタッフを他の医院に奪われている」

という状態なのです。

今の医院を存続させていくためには、なぜせっかく苦労して採用した若いスタッフが、

すぐに他の医院に奪われてしまっているのか、をしっかり分析し、原因を究明する必要があるのです。

そして、これ以上他の医院に奪われないように今の時代に即した会社の仕組みを作り上げなければならないと思います。

どこの医院でも非常に採用には苦戦していると思いますが、

恐らく全国的にまだまだ激化することが考えられます。

ですが、この状態をポジティブに捉えると、採用競争力の強い医院を作りだすことが出来れば、

絶好のチャンスなのです。

「人が集まってくる仕組みを持っている」

というだけで、採用に苦戦することがほぼなくなるのです。

この仕組みを作り上げることは簡単ではありませんが、

今から言うものが当てはまると、逆に採用に苦戦する、

というポイントを3つだけ、お伝えしたいと思います。

①日曜診療を行っている

私のクライアントでも行っている医院はありますが、

やはり採用に苦戦しております。

若いときには、友達と彼氏や遊びたいという気持ちは誰しも持っていますよね。

そうなると、土日休みが一般的な企業も多いですから、

日曜日も仕事となると、スケジュールを合わせる事が難しくなるので、

おのずと避けられてしまう傾向にあるようです。

なかなかすぐに日曜を休診にするのは難しいと思いますが、将来的にはどこかのポイントで検討が必要になってくると思います。

②ホームページに写真がない

応募者が何を見ているかというと、

「どんな人が働いているのだろう?」

という事です。

ですからホームページなどに写真がないと、

どんな医院かわからないので、避けられる可能性が高まります。

せめて院長や院長夫人だけでも載せていきましょう。

また、出来る限り写真はプロの人に頼むようにしましょう。

③条件しか載っていない

条件はとても大切ですが、

それしかホームページに載っていない医院もあります。

特に歯科助手を採用する場合には、未経験者も候補に挙がりますよね。

そうなると、「歯科って難しそうだけど大丈夫かな?」

と不安に思うのが一般的です。

・どんなスケジュールで教えていくのか

・どんなツールを使って教えていくのか

ということも伝えていくことが重要です。

まだまだ、採用のノウハウはたくさんありますが、

特に重要なポイントをお伝えしました。

まずは、今働いてくれているスタッフを大事にすること、

働きやすい環境とはどんなところなのか?

ということをスタッフさんからヒントをいただいて、

すぐに改善できるようなものがあれば、改善していく、

ということも重要です。

1つ1つ仕組みを作り上げて、採用に強い組織を作り上げていきましょう!

投稿者プロフィール

山本 峻士
山本 峻士
高校時代に陸上競技のやり投げに出会い、インターハイ、国体に出場。大学では関東学生選手権で6位入賞。新卒で大手製薬会社でMRに従事。
入社2年目に1300人中TOP3に入る。その後、プルデンシャル生命保険に転職。初年度に社長賞に表彰される。
これまで習得した目標達成スキルと信頼関係構築スキルを軸に、成果を出している。
プロフィール紹介

現在、申込受付中のセミナー

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