歯科医院経営における世の中の時流を読む ~クオリティよりも求められるもの~

院外マーケティング

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皆さん、こんにちは!

歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの山本峻士です。

本日は

歯科医院経営における世の中の時流を読む
~クオリティよりも求められるもの~

というテーマでお伝えしてまいります。

私自身が常々考えていることは

「世の中の時流を読む」ということです。

ある程度経営を安定化させるためには、

院長自身が何をしたいのか、ということ以上に、

世の中が何を求めているのか予想し、判断することが重要であると考えます。

数多くの院長先生とお話をすると、

自分自身がやりたいことは明確になっている先生方は非常に多く、

それはそれで大変素晴らしいことと思います。

やはり経営というのは自分自身が何を求めるのかということを明確にすることも重要であると私自身も思います。

ただし、やはり自分がやりたいことばかりの目線になりすぎるのも危険であると一方で感じております。

なぜならば、当たり前ですが、経営はそこに需要がなければ、

売上、利益には繋がらないからです。

医療と言っても、経営はボランティアではありません。

従業員に給与を支払わなければなりませんし、

様々な設備投資を行うためにも、当たり前ですが利益は必要です。

そのためにも、やはり自分が何をしたいか、以上に

世の中が何を求めているのか、そこを把握していくことが重要です。

◆時代が求めているのはスピード(時間)◆

今までの歯科治療というのは、良い治療をするのであれば、

ある程度の時間、期間がかかるものであり、それを患者さんも理解していた人が多いかと思われます。

もちろん今でも「良い治療をしてもらうために時間をかけてもらいたい」という人もいることも事実です。

ただし、私はそのような人はどんどん減っており、

今や

「とにかく早くきれいにしてほしい」

「早く噛めるようにしてほしい」

というニーズが増しているように感じます。

実際に私達のクライアントではありませんが、

「1dayセラミック!」

と大々的にPRしている歯科医院さんが実質院長1人体制で、

月商1億を生み出している歯科医院もあると伺っております。

実際に治療内容などを私がどうこういう立場ではもちろんありませんが、

一般の歯科医師からすれば、

「そんな1dayセラミックとか打ち出している医院でってどうなの?」

と思われるが普通だと思います。

私もこういった医院の考え方にすべて賛同しているわけではありません。

ただし、考えて頂きたいのは、月商1億も達成するほど、

世の中から求められているということです。

こういったことからも、

世の中は

「正しい医療≠患者さんが求めている」ということなのです。

ついつい我々は今までの価値観、考え方が染み付いており、

新しい価値観、診療科目に無意識に疑いの心を持ってしまいます。

「エビデンスはちゃんとある治療内容なのか?」

「長期予後の観点から問題ないのか?」

もちろんそういったリスクの部分を考えることも重要です。

ただし、あまりにもリスク回避重視型の考えでは、

時流を読むというのは難しいと考えます。

現に今ではアライナー矯正は非常に一般になっておりますが、

少し前までは「アライナーで治るはずがない!」という風潮でした。

インプラント治療も同様です。

アライナー矯正もインプラント治療も、

周りの歯科医院が既に導入している段階で、自分自身の医院で導入をしても、

既にライバルが多く、レッドオーシャン化してしまっているのです。

誤解していただきたくないのですが、

私たちの立場は、

何かの治療を一方的に強く勧めたりすることは全く有りません。

結局院長自身が何をするべきなのか、考え、

それに伴って対策を考える立場ですから、

そこは誤解しないようにしていただければと思います。

ただ世の中はスピード感を求めており、

治療期間が少しでも短い治療を少しずつ求めている人が多くなっているんだということを、

知っておくことは同時に重要であると思います。

投稿者プロフィール

山本 峻士
山本 峻士
高校時代に陸上競技のやり投げに出会い、インターハイ、国体に出場。大学では関東学生選手権で6位入賞。新卒で大手製薬会社でMRに従事。
入社2年目に1300人中TOP3に入る。その後、プルデンシャル生命保険に転職。初年度に社長賞に表彰される。
これまで習得した目標達成スキルと信頼関係構築スキルを軸に、成果を出している。
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