歯科医院承継のメリットとデメリット(買手側)

歯科医院M&A

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今回、歯科医院で勤務医をされていて、これから独立して開業しようと考えている方に向けて、歯科医院継承のメリットとデメリットについてご紹介します。

歯科医院を買い取ることとは

新規開業と異なり、歯科医院を買い取るということは、その歯科医院が築き上げてきた「財産」を引き継ぐことになります。

その「財産」には、歯科医院の建物やユニット、レントゲンなどの設備があります。これらは形があるものなので、税務申告書には有形固定資産として形状されます。一方で、歯科医院の医院名や患者様のリスト、その医院のブランド、評判などの形のない財産もあります。

このように歯科医院の買取りにおいて、引き継ぐもの、引き継がないものを決めていくことが大切になり、つまり、引き継ぐ資産の価値によって、メリットとデメリットが変わってきます。

最終的には、希望に沿う物件で、メリットの多いものであるならば、M&Aで歯科医院を買取ることをお勧めします。

開業費用は削減できる?

買取る場合に、開業費用は抑えることができるのでしょうか?

答えは「YES」です。

歯科医院を開業するための医療機器や設備は、高額であるものが多いのはご存知だと思います。さらに、歯科医院は内装工事費用が高いと言われていますが、その理由は、歯科医院特有の配管工事が必要になるからです。

また、材料費用や賃貸にかかる敷金や礼金などの費用も考えないといけません。大体、新たに開業する際には、3,000~4,000万円程度が必要になります。

買取りの場合は、これらの費用をかけずに現役の医療機器が安く手に入ります。

収益が確保されている?

経営の中で、M&Aは時間を買う戦略だと言われています。これは歯科医院の買取りにおいても同じ話だと考えています。歯科医院を新規に開業する場合、ある程度の医業収入を確保するまでには、半年から1年の期間が必要だといわれています。

ですが、買取る場合は、その医院の患者のカルテを引き継ぐことが可能になります。カルテを引き継ぐということは、患者をゼロから開拓する必要性がなくなるので、その分の運転資金が削減できることになります。

開業後の経営が軌道に乗るまでは、賃料、スタッフの給料、リース料など、想定以上にさまざまな支払いが発生します。こういった固定費は毎月発生する費用になるので、開業時にある程度は余分に資金確保しておく必要があります。つまり、スタートダッシュに失敗し、不安定な期間が長ければ長いほど、手元の資金から持ち出さないといけないので、開業資金を多く用意しておかなくてはいけません。

引継ぎたくないもの

上記では、引き継いだもののメリットをお話しましたが、引き継いでデメリットになりものもあります。それは、医院の悪い評判やクチコミになります。歯科医院の売り手側で考えると、廃業を決めた理由があるわけです。その理由が、院長が高齢化によるものであれば、特に悪い評判などは広がっていないでしょう。

ただ、経営不振による廃業であるならば、不振に陥った原因があるはずです。それが、治療技術が低い、もしくは、院長・スタッフの愛想がない、説明がないなどの、悪評が地域に広がっている可能性があるので、注意が必要になります。

 

歯科医院を買い取る場合には、プラスの遺産、マイナスの遺産のすべてを引き継ぐことになることを理解しておくことが大切です。

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投稿者プロフィール

井ノ上 貴之
井ノ上 貴之
鹿児島県出身。鹿児島大学を卒業後、大学院に進学、ディープラーニングに関わる研究に従事。修了後、富士通(株)に新卒で入社。 入社後、業務システムの中核を担うソフトウェアの開発に従事し、入社3年目で海外向け財務ソフトウェアの開発に携わる。海外のパートナーと組んで、欧州で主要国の商談を次々に獲得。海外で60カ国以上の導入し、社長賞を獲得。国際大会やミーティングで発表し、財務分野でのデータの二次利用性の向上や技術の発展のための、啓蒙活動を行う。



国内外での活躍が認められ、社内のグローバル研修に選抜、アメリカにて最先端の開発手法やマネジメント手法を学び、帰国後、社内の開発プロセスとプロジェクトマネジメントの改善に従事。



最先端の開発技術にとどまらず、組織マネジメントや品質マネジメントを学ぶことで、マネジメントの奥深さに気づき転職を決意。代表の岩渕とは趣味のバスケットボールを通じて親交があり、経営戦略研究所の理念・ビジョンに感銘を受け、入社に至る。

IT業界で培った知識・経験を生かし、医院を地域一番へと導く。


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