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>現在、５８歳です。
>今の医院が手狭なため、隣のビルが売りに出るそうなので、買おうかどうしよう
>か迷ってます。
>
>年齢は５８歳ですが、２年前に大きな出費があったため、ほとんど貯蓄がありま
>せん。特に後継者もいない状態で移転するべきでしょうか？こういった物件のチャンスはなかなか訪れないため、これ>を逃すと、次に見つかるチャンスがいつになるかと不安です。やはり年齢がネックとなり二の足を踏んでしまっている>のですが、どのようにするべきなのでしょうか。アドバイスをよろしくお願いいたします。
あと１５歳若かったら、事情が違いますが、今のご年齢、貯蓄状態を考えると、移転しないほうがいいと思います。
たしかに、手狭な医院よりも、新しく、より大きな医院であれば、もっとたくさんの患者様を集めることができるし、きれいな医院で、今の自分の、本当にやりたかった治療が出来るということもあれば、モチベーションも高まり、その勢いで取り組みを実践し続ければ、医院数値も上がっていくかと思います。
しかし、今の年齢から、そうした取組を一体、あと何年続けることができるでしょうか。しかも、自分自身で勢いをつけ、周囲のスタッフを巻き込み、勤務医、チーフ、中堅スタッフ、新人スタッフと、しっかりとした組織づくりを並行して行い、医院全体のレベルを上げていく・・・このような体制をつくることは、１年や２年ではとてもむずかしいと思います。ということは、６０歳を超えてからも、しばらく全力で歯科医院経営を突っ走り続けなくてはなりません。はたしてそんなことが本当に可能でしょうか。
もちろん、それができるかどうか、０パーセントとは言いません。しかし、かなりの覚悟をもって取り組んでいく必要があります。金銭的にも、体力的にも、想像以上のエネルギーをかけて、数年間戦い続けることになります。その間、大きなトラブルも起こさず、健康にも気をつけながら経営を安定化させていく・・・それはとても厳しい道のりになるでしょう。
それよりも、今の医院で資産形成することをオススメします。
いくら手狭になってきたとはいっても、できることは他にも、たくさんあると思います。
それを追求する事にこれからの時間を投入していったほうがいいのではないかと思います。チャレンジすることは大切ですが、現在の年齢や資産状況を考えると、そこまでリスクをもって取り組むべきチャレンジなのかというと、判断が難しいと言わざる負えません。
