医療経営コンサルタントの1年目|デビューから10〜15件を担当するまで
2026.09.13
未経験で入社してから最初の1年で、何ができるようになるのか。求人票の「研修あり」という一行では見えない部分を、時期ごとに具体的に書きます。
入社から半年はカリキュラムに専念する
入社してすぐクライアントを担当するわけではありません。最初の半年は、コンサルタントとしてデビューするための準備期間です。
経営戦略研究所では、この半年のカレンダーで毎日・毎週やることが決まっています。何をどの順番で学ぶかが固まっているため、自分で組み立てる必要がありません。
カリキュラムに含まれるもの
歯科医院コンサルタントとしての基礎知識、自社セミナーの内容把握、歯科業界の流れの把握、マーケティングに関する知識。ここまでが座学にあたる部分です。
そこに、課題図書の感想文、先輩コンサルタントへの同行、セミナーの運営、カリキュラムテスト、代表の岩渕との5分間トーク、現場研修、経営相談のロールプレイングが加わります。
さらに、Adobe Illustratorを使った作成物の課題や、Webマーケティングの実践も含まれます。コンサルティングで実際に手を動かす部分を、この時期に触っておくためです。
ひとりで抱え込まない仕組み
新人コンサルタント1名に対して、教育担当の先輩コンサルタントがOJTでつきます。カリキュラムを黙々とこなすだけの半年ではありません。
このカリキュラムは、代表の岩渕がこれまでのキャリアで得た実践的な知識と経験をもとに、短期間でデビューできるよう優先順位をつけて組み立てられたものです。
デビューの条件
最後の関門は、実際に医院経営を行っている院長へ無料で経営相談を行い、提案した内容で定期のコンサルティングをご依頼いただくことです。テストに合格するだけではデビューになりません。
知識を身につけている段階から、実際に院長へ提案する場面をイメージして習得することが大切になります。デビューまでの流れはコンサルタントまでの道のりに詳しく書いています。
入社1年でどこまで行くか
入社から1年が経つと、デビューして半年が経過した時期にあたります。
この時点で、訪問回数は5〜6回程度を経験し、先輩とのチームコンサルティング先も含めて10〜15件のクライアントを抱えるコンサルタントになっています。
訪問を始めた当初と比べて、コンサルティングの内容やクライアントへの姿勢に、自分なりのペースがつかめてくる頃です。
同じやり方が通用しない
担当する医院は、規模も開業年数も院長の年齢も違います。チェアの台数、スタッフの人数、地域。全国さまざまな医院を訪問するため、コンサルティングの方法は多岐にわたります。
「この医院の課題はここなので、まずここを優先しよう」「院長の強みはこの診療なので、ここを伸ばそう」「スタッフ体制が良いので、この取り組みを入れよう」。各クライアントに合わせて提案を組み立てることになります。
1年目でこれを完璧にこなせる人はいません。教育担当の先輩に各クライアントの現状を共有しながら進められる体制があるので、経験を積みながらスキルを高めていく時期です。
2年目に見えてくるもの
入社2年が経つと、自分のスタイルが固まってきて、地域一番の医院を少しずつ生み出せるようになります。
そこで次に重要になるのが、医院のスタッフを育てることです。医業収入が伸びるにつれ、院長は診療業務、医院経営、スタッフマネジメントの3つを同時に抱えることになります。院長一人では回らなくなるため、右腕になるスタッフを育てる必要が出てきます。
当社が目指しているのは、医院が自立・自律できる状態です。効率よく診療を回す仕組みを作るだけでなく、組織を変える方向のコンサルティングです。
この1年をどう使うか
半年は会社が時間とお金を投資して育てる期間です。そのあとの半年で、10件を超えるクライアントを持つところまで行きます。