歯科衛生士の実習受け入れの極意

労務・人事評価・採用

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皆さん、こんにちは!

歯科医院地域一番実践会の井ノ上です。

夏が終わり、秋口になると衛生士学校からの実習生の受け入れの時期が始まってきます。すでに、現在受け入れ真っ最中の医院も多いのではないでしょうか。

実習生の受け入れは、採用における最大のチャンスになります。ただ、医院の受け入れ方次第で、結果は天国にも地獄にもなります。

受け入れ方をミスってしまうと、悪い噂が学校中に広がり、その年の採用はおろか、噂が上書きされるか、忘れさられる数年に渡ってその学校からの応募が来なくなってしまいます。それぐらい、実習生の受け入れは重要なのですが、諸刃の剣となります。

私の担当している医院さんで、お局スタッフが実習生に過剰な厳しい指導をしたばっかりに、「あの医院はお局がいて、厳しい医院だからやめた方がいいよ」という悪い噂だけが広まってしまい、新卒からの応募はおろか、応募自体がピタッと止んだケースがありました。

皆さんが思っている以上に学生のネットワークは広く、しかもネガティブキャンペーンが起こりやすい環境にあります。

まずは、以下に該当する医院はぜひ、一から実習生受け入れの仕組みを作っていきましょう。

・実習生受け入れ自体を軽視している

・実習生を放置していることが多い

・実習生受け入れのマニュアルがない

・実習生から採用に繋がった事例がない

では、何をすれば良いのか?

基本的には、医院のおもてなしの精神があれば、おのずと答えはでてくると思います。

実習生に楽しんで働いてもらうためにはどうすれば良いか?

実習生がスタッフと良好な関係を築くためにはどうすれば良いか?

実習生がこの医院は学べる環境だと思ってもらえるためにはどうすれば良いか?

実習生が最終日にこの医院で働けて本当に良かったと、こんな医院は他にはないと、感動してもらうためにはどうすれば良いか?

実習生の目線に立って、最高のおもてなしと学習環境を提供する。考え自体はシンプルですが、その目線に立てる医院が少ない印象があります。

そのために、実習生を受け入れる前に、ミーティングで上記のことをスタッフと話し合っていますでしょうか?

院長先生だけでは、実習生の気持ちになって考えるのは限界があります。スタッフ、特に入社1~2年の比較的若手のスタッフに意見を聞いて、本人たちの実習時の体験や意見も聞き入れると大いに参考になります。

一例ですが、受け入れ当日に医院紹介する時間を設けたり、スタッフの自己紹介の冊子を渡したりなど、出来ることは沢山あります。実習生は皆さんの医院だけでなく、多くの医院の実習先に行っています。他の医院でやっていないことをどれだけ実践して、差別化するかがその医院の印象を強いものにし、就職時に選んでもらえるかにかかってきます。

来年度の採用に向けて、いまからでも間に合います!

実習生の受け入れを医院として最大の採用活動と位置づけて、取り組んでみましょう。

投稿者プロフィール

井ノ上 貴之
井ノ上 貴之
鹿児島県出身。鹿児島大学を卒業後、大学院に進学、ディープラーニングに関わる研究に従事。修了後、富士通(株)に新卒で入社。
代表の岩渕とは趣味のバスケットボールを通じて親交があり、経営戦略研究所の理念・ビジョンに感銘を受け、入社に至る。

IT業界で培った知識・経験を生かし、医院を地域一番へと導く。

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