サイト貸し、ドメイン貸しをしてはならない

歯科医院経営ブログ

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みなさんこんにちは!

歯科医院地域一番実践会WEBコンサルタントの茶川です。

本日は、サイト貸し(ドメイン貸し)という、比較的最近になって出現した、ホームページ施策の問題について解説をしていきます。

まず結論を述べると、これから紹介するような勧誘には絶対に乗ってはいけません

この前提を意識したうえで、この記事をご覧頂ければと思います。

サイト貸しとは何か?

『サイト貸し』とは、公式サイトの一部分を、アフィリエイトサイトとして第三者に提供する事をさします。多くの場合、以下のようなサブディレクトリで区切って貸し出す形になります。

https://www.example.co.jp/
↑ 公式サイト

https://www.example.co.jp/credit-card/
↑ クレジットカードのアフィリエイトサイト

https://www.example.co.jp/diet-food/
↑ ダイエット食品のアフィリエイトサイト

ここで重要なのは、この公式サイトはクレジットカードやダイエット食品とは、一切関係の無いサイトだという事です。

こうしたサイトが作られるやり方としては、このようなアフィリエイトサイトを運営する業者が医院に連絡し、「サイトの一部を貸してくれたら毎月○○円支払います」といった契約を持ちかけます。

この時、『こちらに労力がかかる訳でもないし、それくらい良いか』と思って首を縦に振ってしまうと、取り返しのつかない問題に発展してしまいます。

サイト貸しの問題点

サイト貸しの最大の問題点は、公式サイトの検索順位が大幅に下落してしまう事です

以下のサイトで詳しくまとめてくれていますが、これに加担すると高確率でHPの順位は下がり、そして元の順位に復帰するのに、かなりの時間と労力が必要になります。

『サイト・サブディレクトリ貸すな! 危険!』
昨年末に、2021年のSEOを振り返るとして記事を投稿しました。ここで、「ホスト貸し・サブディレクトリ貸しの横行」について触れました。辻さんも「寄生サイト」に…

 

では、なぜ検索順位が下がってしまうかについてですが、検索順位を決定する要因はいくつかあるのですが、その中の一つにキーワードとサイトの関連性という物があります。

例えば「横浜駅 ホテル」と検索すると、じゃらんや楽天トラベルといった旅行サイト、横浜駅近くに店舗を持つホテルチェーンのサイトが表示されます。

これは、こうした旅行サイトやホテルチェーンのサイトが、横浜駅近郊のホテルに関する様々な情報を取り扱っており、かつその事をGoogle側が認識しているため、『横浜駅近くでホテルを探している人』に対し、適切な情報を提示できるのです。

 

これに対し、こうしたサイト貸しを行ってしまうと、のサイトが何の情報を取り扱っているサイトであるか、Google側が判別できなくなります

その結果、キーワードとサイトの関連性が下がり、検索順位も落ちていく、、といった自体が起こってしまうのです。

まとめ

こうした問題はGoogle側も認識しており、過去にはTwitterで以下のような警告を出していたりもします。

https://twitter.com/googlesearchc/status/1161725709926182912?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1161725709926182912%7Ctwgr%5E5d16c7432387a84b6111a1e0b1ca62bdfa8e34dc%7Ctwcon%5Es1_

この問題は、少し前までは大手サイト特有の問題であったのですが、最近になって中小規模のサイトにも広がりを見せています。

歯科医院も無関係ではなくなってきているので、今回このブログで注意喚起をいたしました。

 

こうした業者は、事前にこれらの問題を教えてくれないばかりか、「現在のHPに影響はありません」と、嘘を言うケースもあるようです。

そして、検索順位が下がれば次の別のHPに、、といった動きをする事から、このようなアフィリエイトサイトを『寄生サイト』と言われたりもします。

寄生虫の餌食にならないよう、しっかり知識を身に着け、自衛していきましょう。

投稿者プロフィール

茶川 智仁
茶川 智仁
広島県福山市出身。岡山大学を卒業後、大阪大学大学院へ進学し、統計学やデータマイニングに関わる研究に従事。修了後、大手ERPパッケージ会社に入社。経営戦略研究所では、WEBマーケティング全般の仕事に携わる。

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