マッチングアプリから学ぶ歯科医院の採用強者と弱者

労務・人事評価・採用

このブログは約 9 分で読めます

皆さん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。

本日は、『マッチングアプリから学ぶ歯科医院の採用強者と弱者』についてお伝えさせていただきます。

1.便利さの裏で起きている「採用の地殻変動」

スタッフ・Dr採用において、近年、Guppy、ジョブメドレーの活用は当たり前になってきました。
職種と地域名を検索すると、対象となる歯科医院の求人が求職者の画面に表示される。

検索結果には、医院名、条件面、アピールメッセージ、写真などが表示される。
そこで、良さそうな求人を見ていく。
それで、本当に良いなと思った医院に応募する。

その方が以前のように、1つ1つの医院のHPにアクセスして、採用ページを見る、それで良さそうだと思ったら見学の応募をする。

こういう面倒くさいことをやる手間を省いてくれるのが転職サイトです。
これによって、どういうことが実際には起きているのでしょうか?

もちろん、様々なデータが公開されていないので、以下は基本的に予測になります。
また、以下の私の推測はあくまで私個人の体験ではなく、私の知り合いの経験談を元にしていることをご理解ください。

2. なぜマッチングアプリの利用者は「絶望」するのか

転職サイトが似ているもの、そう、それはマッチングアプリ!
私はやってないですよ。知り合いの経験談を元にして話しています。

マッチングアプリで結婚するのも、今や、珍しいことでも、恥ずかしいことでもなんでもなくなりました。
ある調査によると、結婚したカップルの3分の1はマッチングアプリで出会ってるそうです。

しかし、ある調査によると、マッチングアプリの利用者は男性・女性共に、心理的抑うつ傾向がマッチングアプリの非利用者に比べて、有意に高くなってるそうです。

2-1. 仕組みがもたらす「見た目」への集中

なぜなら、マッチングアプリの構造は最初にプロフィール画像が表示され、それを左右にスワイプし、ありorなしを判定されてしまいます。

この時、その人が優しいか、楽しいか、暗いか、冷たいか、色んな見た目以外の要素は考慮されません。
そうすると、見た目が良い人にいいねが集中するのです。

これがFacebookやインスタのいいねであれば、別にやらなければいいだけだし、そんな自己顕示欲を満たすためだけの自己満じゃんと片付ければ済みます。

しかし、マッチングアプリのいいねはそんな簡単な次元の話ではありません。自分の恋人を探す、そもそも、種の生存本能である子孫を残したいという一番、根源的な欲求に関わるものです。

それが自分の見た目だけで非常にスワイプ一つで判定されていきます。
そうすると、自分がいくらいいねを送っても、全然、いいねが返ってこない。
日々、小さな拒絶にあい続けることになるのです。

やっとマッチングしたと思っても、メールのやりとりが途中で途切れてしまう。
ついに会えたと思ったら、思ってたのと違う。

そんなやり取りを繰り返す中で、だんだんマチアプ疲れに陥っていくのです。
マチアプ疲れを経験した人はなんとマチアプ利用者の9割に登るそうです。

 

2-2. 選択肢過多が引き起こす「マチアプ疲れ」

だったら、やらなきゃいいじゃん。
そうは簡単に行かないのです。

これまで、人類は何百万年もの歴史の中で、こんなマチアプ利用者数が数千万人となり、一度に出会える人数が数千万人にもなる時代はなかったのです。

人類は実際に知ってる人の中から、自分のパートナーを探してきたのです。
学校の一学年でいえば、100人ぐらいでしょうか。
社会人になっても、それぐらいだったのではないでしょうか。

しかし、マチアプを使えば、1日で100人のプロフィールを見ることだって可能なのです。
そうすると、どうなるでしょうか?

上位10%にいいねが集中するのです。
そして、半分以上の人は常に小さい拒絶を受け続け、絶望するのです。

どうせ、「見た目がかわいい、かっこいい」「高収入」「高身長」「高学歴」「大企業勤務」の人だけが良い思いをして、俺達はどんなに中身を磨いたって、ダメなんだと絶望してしまうのです。

これが今、アメリカでは大きな問題となり、問題を通り越して、大きな社会を左右するグループになっているのです。

3. 採用市場を襲う「転職サイト疲れ」の恐怖

これと同じことがマッチングアプリほどではないにしても、採用市場で転職サイトのせいで起きているのです。

マッチングアプリでいえば、以下の要素が重視されていました。
「見た目がかわいい、かっこいい」「高収入」「高身長」「高学歴」「大企業勤務」

3-1. 「中身」が届かない条件至上主義

転職サイトでは、どうでしょうか?
「医院がキレイ・カッコイイ」「高給与」「早く帰れる」「教育体制」「通いやすい」「休みが多い」「大規模歯科医院」

これらの仕事のやりがい、自己成長、仲の良さ、治療レベル、地域でいかに支持されているかなどの中身には一切、関係ない要素で決められてしまうのです。

上記の条件を満たしていなければ、どんだけ中身を磨いても、検討されもしないのです。
それが今の採用市場の厳しさです。

3-2. 日常的な「小さな拒絶」が既存スタッフを蝕む

そうすると、どんなにスカウトメールを送っても、返信もない。
返信があったので連絡しても、無視。
やっと、見学の申込みがあったと思ったら、無断キャンセル。
やっと面接になったと思ったら、内定辞退。
ついに採用できたと思ったら、1ヶ月で退職。しかも、退職代行を使って。

こういうことが日々、続いていくとどうなるでしょうか?
マチアプのように、日々、小さな拒絶を繰り返し受け続けるのです。

そうすると、院長も、新人を受け入れる先輩スタッフもマチアプ疲れのように転職サイト疲れになってしまうのです。

転職サイト疲れに陥った医院では、どんだけ医院の治療技術や中身を磨いても、給与が高くて、早く帰れる良いんじゃないと意味ねーじゃん!
となり、さらに困るのが、「そんな医院で働いてる私たちって、何なの?」「もう、全然、人も採用できないから、私たちへの負担がどんどん増えていくから厳しくない?」と既存スタッフが本当に疲れて、モチベーションが下がっていくことなのです。

4. 加速する二極化と「マネジメント」の重要性

これからはマチアプで明らかに上位10%にいいねが集中するように、転職サイトの好条件上位10%明らかに良い人が集中する環境になり、どんどん歯科医院の二極化が激しくなっていくと思います。

AND、転職サイトや人材紹介で採用した人の多くがすぐに退職する傾向が強まると思います。
なぜなら、退職しても、いくらでも他に転職先があるので、別に無理に不満がある医院で我慢して働く必要がないからです。

自分に問題があるのではなく、勤務先の医院に問題がある。
マチアプでは、人気が集中する上位10%の人たちも決して幸福感がまさないそうです。

なぜなら、選択肢がありすぎて、1人に絞り込めないからです。
それと同じように、求職者もたくさんのスカウトメールが来てるので、就職しても、嫌なら辞めて、またすぐ別のスカウトメールをもらってた医院で勤めれば良いやとなってしまうのです。

1人の人と深い関係を築くのが難しいのと同じように、1つの就職先に長期で勤めるのがどんどん難しい時代になっていきます。

だからこそ、マネジメントを制するものが歯科医院経営を制する時代が本格化しているのです。

現在、申込受付中のセミナー

  • TCトレーニングセミナー
  • 管理栄養士採用定着成功セミナー
  • メンテ数95倍を達成した”魔法の一言”セミナー
  • スーパーTC育成塾アドバンス
  • 360度評価導入成功セミナー
  • 保険算定強化セミナー
  • 歯科医院地域一番実践経営塾ベーシックコース
  • セミナー開催スケジュール
  • セミナー開催スケジュール
  • TCトレーニングセミナー
  • 管理栄養士採用定着成功セミナー
  • メンテ数95倍を達成した”魔法の一言”セミナー
  • スーパーTC育成塾アドバンス
  • 360度評価導入成功セミナー
  • 保険算定強化セミナー
  • 歯科医院地域一番実践経営塾ベーシックコース
タイトルとURLをコピーしました