【見過ごされがち注意】決まったことがきちんと実践されているかチェックしてみよう

スタッフ教育

このブログは約 3 分で読めます

こんにちは! 歯科医院地域一番実践会の五島です。

年末から1月~2月など新年のはじめのうちに院内で確認しておいてほしいことがあります。それは基礎・基本、原理・原則のチェックです。要は「やるべきことがちゃんと実行できていますか?」ということです。

数字が伸び悩んでいたり、低め安定状態が続いているとき、やるべきことがなされていないことが多々あります。

例えば、
あと、初診の患者さんに渡すべき資料も渡していなかった、グーグルの最新情報に毎日空き枠投稿をしているのに、いつのまにかやらなくなっていたということも散見されます(ちなみに、祝日のための臨時休診や診療の振替日などはちゃんと「営業時間」のところに入力したほうがグーグルに評価されやすいようです)。

より影響が大きいのは、自費が減っている・どうも増えてないという場合、治療説明をするスタッフ(もしくは勤務医)が医院で決まった説明の方法ではなく、独自のやりかたでやっていることが見受けられます。

院内では患者さんの希望を聞いた上で提案するはずなのに、そういう希望を確認していなかったり、「白い・白くない」「保険適用、保険外」だけで説明が終わっていたり、そもそも自費の説明してなかったりすることがあります。

急にそういうことが起きるのではなくて、スタッフの退職・採用のときにうまく引き継ぎができていなかったり、「まあ、ちゃんとやっているだろう」という院長先生の思い込みでチェックを怠っていたりすることが原因です。

年に1度はマニュアルのチェックをするとか、実施状況を確認するといったことが必要です。自費説明も同様に録音して幹部・院長が確認するといったことが必要です。

録音を聞いてみて、院長が患者さんに伝えていないことがあれば、レクチャーの時間をきちんと作ってスタッフに理解を促すほうがいいです。そういう時間を作ったほうが長期的に伸びます。

バタバタしており、ミーティングの時間が取れないという医院ほど気をつけたほうがいいです。年に1度、できれば半期に1度は数時間でもいいので時間をとって次のような項目の基礎基本ができているかチェックしてください。

  • 配布物(初診、セカンド、自費、治療終了時、矯正など)
  • 自費の知識(正しく代々のスタッフに伝わっていなかったりする)
  • カウンセリングの説明内容(勝手にオリジナルにしていないか)
  • スライドの内容(伝えるべき内容を飛ばしていたりする)

やはり医院が成功を続けるためには、短期的な成果よりも、長期的なビジョンと持続可能な成長が重要です。やりっぱなしはいけません。基礎基本/原理原則を大事にすることが、その鍵となります。

このタイミングでやるべきことはできているか、いま一度チェックしてみてください。

投稿者プロフィール

五島 光
五島 光
元関西の進学塾の先生で中学受験・高校受験生を指導。わかりやすい授業で人気を博す。コンサルティングでは、スタッフ数名から数十名のところまで個性的で幅広い歯科医院とじっくり向き合う。クライアント数は社内一。
プロフィール紹介

現在、申込受付中のセミナー

タイトルとURLをコピーしました