コロナ禍における歯科医院のマーケティングとは?

院内マーケティング

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みなさん、こんにちは。経営戦略研究所コンサルタントの岡本です。

新型コロナの第2波も少しずつ落ち着きを見せ、これから冬にかけて第3波がくるのでは?という予測が立っていますが、先生たちの医院での、「コロナによる影響」はいかがでしょうか?

 

緊急事態宣言の出た4・5月は落ち込みがあったものの、その反動で6~8月は過去最高の医業収入を達成した、という医院さんも多くありました。

 

今なお、「歯医者は感染リスクの高い場所」という認識を持っている人が多くいる一方で、しっかりと患者さんが来ている医院では、しっかりとマーケティング活動を行っています。

 

従来、患者さんが歯科医院に求める事は「痛くない」とか「説明がしっかりしている」といった部分が大半を占めていたのに対して、新型コロナ禍では「感染対策をしっかりしている」という部分が大きく求められるようになりました。

 

みなさんの医院では、どの程度、「感染対策をしっかりしている事」を伝えられているでしょうか?もちろん、ホームページにしっかりと書いてある、という医院も多いと思います。しかし、そもそも「歯医者はやっぱり危ないんだ!落ち着くまで行くのはやめておこう」と間違った情報を刷り込まれた患者さんたちが、「私の通ってる歯医者は安全なのかな?」とわざわざホームページを確認してくれるかどうかは不明です。

 

・医院の感染対策の他に、現状、歯科医院内で患者さんに新型コロナが感染した事は日本全国で1件も発生していない事を、しっかりと伝えましょう。

伝える方法としては、最低限はホームページ、できれば、アポをずらした患者さんや、戻ってきていない患者さんだけでなく、しばらく来院のない患者さんなど、より多くの方にレターを送る、というのもおススメです。

今、受診控えをしている患者さんが、次に「歯医者に行こう」と思うのは痛くなってしまったときか、コロナが落ち着いた時、です。

コロナが落ち着く時期は不明なので、もしかするとこれから1年以上、歯医者に行かなくなってしまうかもしれません。

 

そうなると、口腔内で違和感や痛みや出血などが出てきて、結局コロナが落ち着かなくても歯医者にはいかないといけなくなってしまうわけですね。もしかしたら歯を失うかもしれません。

もちろん公共の交通機関の移動を伴う場合は注意が必要であることも含めて、この辺りもしっかりと伝えていきましょう。

 

更には、歯周病が進んできたり磨き残しが増えていれば口臭も出てくるかもしれません。事実、第一三共ヘルスケアのアンケートによれば、マスクを着用することによって、自身の口臭が気になる、という方がかなり増えていることが分かります。

 

この辺りも踏まえて「日ごろマスクを着用していて、アレ?口が臭いかも?と思ったら、歯医者に行きましょう」的なメッセージを伝えるだけでも、効果があるかもしれません。

 

今まで歯科に通っていない人にアプローチするためにも、医院前をうまく使って、ブラックボードやターポリン看板、ポスターなどで、上記のような内容を伝える事も有効です。

道行く人の大半が、口臭を気にしている可能性があるので、そこからうまく来院につなげられると良いですね。無料相談を1日2枠限定でやってます、とか、口臭測定可能です、など。

人々が今、何を考え、何を知りたがっているのか?を考えてマーケティングに活用してみると、新しい患者層の獲得につながっていくかもしれません。ぜひこの新型コロナ禍においても、前に進み続ける経営を行っていきましょう。

参考リンク:公益社団法人 神奈川県歯科医師会

投稿者プロフィール

岡本 雅史
岡本 雅史
早稲田大学ラグビー部では13年ぶりの大学日本一に貢献。前職の大手求人広告会社在籍中はチーフとして全社MVPを受賞。
その後、会計保守コンサルタントに転職し、大手企業を担当。
大柄な身体に似合わない高いPCスキルと営業で培った実行力と共感力で成果を出している。
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