プロジェクト運用が上手くいっている医院は何をやっている?

院内マーケティング

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皆さん、こんにちは。

歯科医院地域一番プロデューサーの山下です。

 

自粛が解除され、皆さんの医院はどのようなご状況でしょうか。

 

まだまだ影響を受けているところも多いかと思いますが、このような状況だからこそ、

攻めの視点をもって、様々な取り組みを行っていくという姿勢が大切かと思います。

スタッフを巻き込み、試行錯誤を凝らしながら、実践を積み重ね、この状況を打破していきましょう!

 

さて、今回はプロジェクト運用に関してお話をしていきたいと思います。

このブログをご覧いただいている方の中でもプロジェクトを立ち上げ、

運用しているというような医院があるかと思います。

そのような方に質問です!

皆さんの医院で、プロジェクトはうまく機能していますか?

 

「プロジェクトを立ち上げたが、うまく機能している感じがしない」

「途中で形骸化してしまっている」

「グループで温度差が出ている」

「そもそもどのように運用していいのか分からない」

 

このような悩みをお持ちの院長先生がおられるかもしれません。

 

そんな院長先生に本日は、私のクライアントの中で

うまくいっているプロジェクトの運用方法についてお伝えしていきたいと思います。

 

ポイントは6つあります!

 

1つ目は、プロジェクトの人数です。

多くても少なすぎてもいけません。

少なすぎると一人ひとりに負担がかかり、プロジェクトが前に進みにくくなります。

一方、多すぎても責任の所在が分散し、うまく稼働しません。

まずは3人ぐらいでプロジェクトを組めるのが良いかと思います。

 

2つ目は、プロジェクトを行う時間を確保する。

よく目にするのが、プロジェクトを診療時間外にやってもらっているケースです。

このようなケースで上手くいっているケースをほとんど見たことがありません。

しかも労務的なリスクが高まる可能性が高いので、できる限り避けた方が良いかと思います。

 

私のクライアントでプロジェクトを運用する際には、診療時間をカットしていただいて、

その時間で一気にプロジェクトを進めてもらうようにしています。

 

かなりプロジェクトに力をいれている医院では、私が訪問している日の午後は全て診療をカットしてプロジェクトに充てている医院もあります。

 

確かに目先の医業収入は落ちますが、このプロジェクトの中から生まれた取り組みによって、「インプラントが更に決まる」「矯正が更に決まる」という好循環が生まれれば、時間投資する価値はあるかと思います。

 

目先ではなく、中長期的な視点でプロジェクトを捉えられるかが大きなポイントになります。

 

3つ目は関与するということです。

プロジェクトを立てて、あとはスタッフに任せてあるというような医院をいくつか見てきましたが、これも途中で形骸化する可能性が非常に高いです。

 

任せながらも関与するという姿勢が大切です。

 

例えば、診療をカットしている医院であれば、その時間に誰がどこまでやるのかというゴール設定を院長先生とスタッフ間で明確化しておくことが大切です。

 

その他のポイントとしてはレポートラインを明確化させることです。

プロジェクトの進捗状況を、どのような方法、フォーマットを用いて、いつ報告させるか。

ここまで落とし込んでいく必要があります。プロジェクトがうまく機能している医院は仕組み化ができている医院です。

 

4つ目は、目標が明確であるということです。

例えば、新患アップであれば、月の目標を必ず数値化してあげることが大切です。

ここで注意が必要なのは「満足度アップ」というプロジェクトです。

よく「満足度アップ」というプロジェクトを立ち上げ、運用している医院がありますが、

このプロジェクトは目標を立てにくいという点があります。

何をもって満足度アップなのか?何を果たせれば、目標達成なのか?が曖昧になりやすいです。

このプロジェクトを立てる際には、必ず院長先生が関与してあげてください。

例えば、患者さん向けの満足度であれば、レセプト枚数やメンテの人数を指標にする。

従業員満足であれば、定着率や退職者の人数を指標にするなど、目に見える目標を立てるようにしてあげてください。

 

5つ目は大入りの設定です!

各プロジェクトが目標を達成した場合は、必ずご褒美を用意するようにしてあげましょう!

自費率アップの目標が達成すれば、〇〇〇○円!などです。

 

私たちの会社でも、何か目標達成すると岩渕が大入り袋を持って、

メンバー全員の所までいって一人ひとりに手渡しをしています。

これだけでも大きくモチベーションは高まります。

 

そして、最後のポイントは、大入りは全員に支給するということです!

私はこれが最大のポイントだと考えています。

 

大入りを設定する際によくあるのが、新患アッププロジェクトの目標が達成された場合には、

その該当するメンバーだけに大入りが支給されるというケースです。

これをすると横のコミュニケーションが失われます。

 

このような設定ではなく、新患アップの目標が達成されれば、全スタッフに支給するようにした方がプロジェクトは盛り上がります。

 

そうすると、プロジェクト間でのコミュニケーションが増え、互いが協力するよう体制が築けるようになります。

「今月、新患は苦しいけど、何とか自費でカバーしよう!」こんな声が聞こえてくるのです!

 

プロジェクトを運用している医院でなかなか上手くいっていない。

これから始めようと思うが、どのように進めていいか分からない。

そのような方は上記6つのポイントを参考にしていただければと思います。

 

 

投稿者プロフィール

山下 淳平
山下 淳平
大学を卒業後、アパレルメーカーに入社。入社後、1年6ヶ月で当時最年少となる店舗運営・責任者に抜擢。
その後、第二のキャリアのリクルートではクライアントのキャリア採用における人事コンサルティング業務を担当。主に東証一部上場の国内大手メーカーや世界トップの消費財メーカー、スーパーゼネコン等をメインクライアントとして、年間約200件以上のプロジェクトを推進。在籍時は、MVP・準MVP・新人賞・イノベーション賞等、部内にある全ての賞を受賞。
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