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皆様、こんにちは。
歯科医院地域一番実践会コンサルタントの山本です。
本日は、
歯科医院の経営における今後の方向性に迷ったら?
というテーマでお伝え致します。
この時期になると、クライアント先などでも来年の目標を含めた、
今後の方向性についてお話することがよくあります。
医院の規模や状況にももちろんよりますが、
多くのクライアント先ではこのような事を相談されることがよくあります。
「売上も順調に伸びてきているし、
アポも徐々に取りづらい状況になっているので、
移転や増設なども視野にいれないと
いけないのはわかっているが、
規模を拡大することがいいのでしょうか?
今は人材不足と言われているし、労務関係も厳しくなっている、
コンプライアンスもうるさく言われる今、
果たして拡大することが正解なのかわからない・・・」
特に医業収入が1億円を超え始めた先生方から、
このような相談を受けることが多々あります。
たしかに今後の方向性としては、
単純に拡大すればよいと私たちも一概には思ってはおりません。
ただし、デメリットばかりに目が行ってしまうことも良くないと感じております。
このようなときにどのような考えをすればよいか?という事をお伝え致します。
①中長期経営経営を立てる
弊社の経営塾アドバンスコースに参加された経験がある方は、
実際に中長期経営計画を立てた経験があると思いますが、
やはり自分自身、そして医院が5年後、10年後にどうあるべきなのか、
という事を考える時間を設ける時間が重要です。
それは歯科医院だけでなく、院長先生自身の人生もどうしていきたいのか、
という事も同時に重要になってまいります。
診療などの第一領域の取り組みで忙しいのはわかりますが、
一度立ち止まり、今後の方向性を定める事が重要です。
中長期経営計画を含めて、方向性を定めたい先生は、
経営塾アドバンスコースへの参加をオススメ致します。
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②増築したとして、何年で回収できるか分析する
増築するとしても、増した場合の見込み医業収入、利益金額から、
何年で増築金額が回収できるのか、というシミュレーションを設定することは重要です。
それが10年で回収出来るのであれば、最低でも10年、その増築部分を活用出来れば無駄にはありません。
その後、そのユニットを使用しないとしても、マイナスになることはないので、
細かく数値分析をした上で、拡大を検討されることをオススメ致します。
③それでも方向性が明確にならないのであれば、目先の事に最大限集中して実践する
国内でも有数の経営者である先生方と話をしていると、共通していることがあるな、
と最近感じる事があります。
それは、「今できる事を、最短最速で即実行している」
ということです。
もちろん、さきほどお伝えしたような中長期経営計画なども詳細にわたって、
設計されている事がほとんどですが、
今出来る事を最大限行動した結果、
他の歯科医院では到底かなわないほどの実績を残されていると思います。
自分自身の将来像、方向性などが明確にならないのであれば、
明確になるまで、目の前の事に最大限取り組むしか方法はありません。
方向性が定まらないからと立ち止まっていては、
医院は衰退するしかないと思います。
マーケティングにしても、マネジメントにしても目先の問題を解決するために、
全力を注ぎ、行動することで、見えてくる方向性があると思います。
冒頭にもお伝えしたように、
目標を設定することも重要ですが、
方向性が定まらないとしても、目先の事に集中して実践してみてはいかがでしょうか。