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皆さん、こんにちは!歯科医院地域一番実践会コンサルタントの太田です。
突然ですが、皆様にとって「採用の成功」とは何ですか?
今回は、改めて歯科医院における採用の「本当の成功」について考えていきたいと思います。
例えば、「先月よりジョブメドレーの閲覧数や応募数が倍増した!」「面接にたくさん人が来た!」というお声をいただくことがあります。しかし、それは一つの「成果」であって、「成功」ではないと私は考えています。
本来の採用における成功とは、「採用した人材が医院に定着し、中長期的に活躍し続ける状態」を作ることです。
昨今は人材獲得が非常に難しくなっているため、どうしても「頭数を揃えること」ばかりの猫の手採用になり、本来の目的を見失って採用の失敗を繰り返している医院様を多く見かけます。
そのような医院では、せっかく入社まで至ってもすぐに辞めてしまったり、上手く活躍できずに「〇〇さんの採用は失敗だった……」と嘆くことになってしまいます。
今日は皆様の医院がこのようにならないよう、採用を本当に成功させるために必要なポイントを、段階を追って解説していきます!
採用成功のための6つのステップ
1.採用計画(自院の適正な人員配置を知る)
多くの歯科医院で、「何となく人員が不足している気がする」「スタッフから『人が足りない』と言われたから欠員だ」という理由で採用活動を行っているケースがあります。
しかし、それでは闇雲に採用活動を行うことになり、ミスマッチの原因となります。
改めて今の医院の状況から、「何名が適正なのか」を客観的に考える必要があります。
そのためには、「1日の最適な人員配置はどうなっているか?」「1日の作業工程が明確になっているか?」をしっかりと見直さなければなりません。
最適な人員配置は、チェアの台数だけでなく、その使い方(例えば計4台のうち1台を治療、残り3台をメンテで回しているなら、DH・DAの配置人数は変わります)、滅菌の状況、院内動線、訪問診療の有無などによって医院ごとに全く異なります。
ここで一番大切なのは、「院長自身が自院の適正なオペレーションと必要人数を把握しているか?」ということです。

2.求める人物像(ペルソナ)の明確化
「誰でもいいから来てほしい」という求人は、誰の心にも響きません。
年齢や職歴、どのような年収や働き方を求めている人なのか、現在どのような環境(子育て中、キャリアアップ志向など)にある方なのかを、明確に絞り込むことが重要です。
ターゲットを明確にすることで、「この求人は私のために書かれている!」とピンポイントで刺さるメッセージを作ることができます。
3.求人原稿の作成と魅力の発信
求める人物像が明確になったら、それに合わせて求人原稿を作成します。
給与や休日といった「条件面」だけでなく、「その人が自院で働くことでどんな利点があるか」を言語化しましょう。
例えば、子育て中のDHをターゲットにするなら「急なお子さんの熱でもスタッフ同士でカバーし合える環境」を、スキルアップしたい若手DHなら「院内勉強会や資格取得支援の充実」を原稿のメインで打ち出します。ターゲットに合わせて自院の魅力を最大限に発信することが大切です。
4.見学・面接までの導線作り
求人を見て応募してくれた方が、スムーズに見学や面接に進める「流れ(導線)」の構築も重要です。
応募があった際のレスポンスの速さはもちろん、見学時のウェルカムな雰囲気作りも採用の合否を大きく左右します。
今は「医院が求職者を選ぶ」と同時に「求職者が医院を選ぶ」時代です。見学に来てくれた際、スタッフが笑顔で挨拶できているか、院長が丁寧に対応しているか。面接や見学のプロセス自体が「この医院で働きたい!」と思わせる最大のプレゼンであると認識しましょう。
5.入社後の教育体制「やり方」「在り方」の教育
無事に採用できても、教育体制が整っていなければ定着はしません。
ここで非常に重要なのが、業務の「やり方(スキルや手順)」だけでなく、医療従事者・社会人として・そして自院のスタッフとしての「在り方」を教えていくことです。
「なぜ当院はこの治療にこだわっているのか」「なぜ患者様へのこの声掛けが大切なのか」といった在り方が共有されていないと、ただの作業スタッフになってしまい、少しの不満で離職に繋がります。その為、理念に基づく教育が定着の中長期的にスタッフが活躍するには大切です。

6.キャリアパスを描いてあげる
「この医院で長く勤めると、自分はどう成長できるのか?」という未来のビジョンを見せてあげることも不可欠です。
数年後の目標となるような先輩スタッフの存在や、役職・スキルの段階に応じた評価制度など、長く勤めることのメリット(やりがい・待遇面)を明確に提示しましょう。先が見えない環境では、優秀な人材ほど早めに見切りをつけてしまいます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
採用における成功とは、決して「応募数を集めること」や「入社日を迎えること」で終わりではありません。
【採用のプロセス】と【教育のプロセス】。
この両輪がしっかりと噛み合ってはじめて、医院で中長期的に活躍する人材を獲得・育成することができます。
人材不足の時代だからこそ、焦らずに足元を固め、この6つのステップを一つずつ見直してみてくださいね。
皆様の医院の採用活動が「本当の成功」に繋がることを応援しております!
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