取り組みが定着する!3つのポイント!

モチベーションアップ

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皆さんこんにちは。

経営戦略研究所の前田です。

 

さて、皆さんは日々さまざまな取り組みを行っていることと思います。

それはとても素晴らしい事ですが、一方で、よく見る光景として「取り組みが始まっては消え、始まっては消え、一年間振り返って定着したことってあったかな…」ということがあります。

 

ダイエットしかり、英会話しかり、人間はなかなか行動を続けることが難しいものです。

自分の事でも続けられないのに、会社や医院の取り組みを続けられないのは、当たり前!?という見方もできます。

 

ただそうも言っていられません、皆さんが目指す自身の姿、目指す医院を創り上げていくためには、行動を変えるか、行動を強化するかしかありません。

その為に、今回は取り組みが定着するコツについてお話しします。

 

①「結果」ではなく「行動」に注目する

結果や成果にはいろいろな要素が絡みます。どんなにすごい人でも、良い成果がでるときもあれば、そうでない時もあるでしょう。

 

ここで、自費率を上げるために「目標:自費率○○%!」のように、結果や成果だけに着目してしまうと、良い成果が出ていないときは、モチベーションがさがり、自費率を上げるための取り組みが定着しづらくなってしまいます。

 

そこでおすすめなのが、着実に積み重ねていける、かつ成果に直結する「行動」に注目するという方法です。

 

例えば自費率UPに関しては、「補綴コンサル○○回」のような目標設定になります。

ここで気を付けなければならないのは、「成果に直結する行動」をシッカリと選択することです。

例えば、補綴コンサルの回数が増えれば、ほぼ確実に自費率は上がると思います。しかし、「カウンセリングルームの掃除の回数〇〇回」という行動、これは素晴らしい取り組みです。そして、長期的には患者さんの満足度があがり、自費率UPにもつながるかもしれませんが、「自費率UP」には直結はしづらいですよね?

 

また、成約率○○%という目標設定はここではお勧めしません。なぜかといいますと、一時成約率が高い状態があるとしたら、それを下げたくないのが人間の心理です。もしかしたら、成約率を下げたくないがために、確実な場合しかコンサルを行わないという事にもなりかねません。

と、いうよりも私だったらそうしてしまいます。

 

元プロ野球選手のイチロー選手が、上下する打率よりも、積み重ねられるヒット数を強く意識していたのは有名な話ですよね。

この確実に積み重ねていけるというのが、モチベーションの維持には非常に重要です。

 

②行動を数値とグラフで記録していく

行動に注目するといっても、行動を起こしているのか、増えているのか減っているのかがわからなければ、習慣化は難しいです。

「行動しています」といわれても、主観的な判断に過ぎず、本当に行動しているのかがわかりません。

 

行動を数値で表すことで、現在の方法が間違っているのかどうか、行動が増えたのか減ったのか、変化がないのかなどを正確に把握することができます。

そしてその数値をグラフ化すると、全体的な傾向を一目で把握できるようになるため、今後の方針や行動を変えるうえでの手助けとなります。

上記のように「結果に直結している行動」かどうかを判断する上でもとても重要です。

 

また、グラフにすることで、どんどん行動結果が蓄積されていきますので、その実績量が自信につながっていきます。

それにより、より行動が継続し、行動の回数も増えていく事になります。

さらに、グラフは良く見える場所に掲示しておくと、人間は周りの目も意識しますので、行動の継続力は増すことになります。

 

③行動に対するメリットがある

人間も動物ですから、基本的にはメリットがある行動を繰り返します。

例えば、お酒好きの人は、お酒を飲んだ解放感やその時の楽しさというメリットを得たいがためにお酒を飲みますし、パチンコ好きの人は、あのドキドキ感が忘れられないのでパチンコ店に足を運びます。

ですので、行動を起こした時にはなんらかのメリットがあることを意識することをお勧めします。

このメリットは、金銭や物にこだわる必要はありません。フィードバックや賞賛、感謝などもメリットになり得ると思います。

ある研究結果によりますと、行動自体が楽しいときに、その行動をとると金銭的なみかえりがあることをあらかじめ予告し、達成したときにお金を渡す、という条件下では、行動が弱化することがわかっています。☞https://ci.nii.ac.jp/naid/110004867727

メリットに関しては、メンバーや医院の状況によって適するものは違うと思いますので、その医院に合ったメリット設定をすることで、行動が強化され、取り組みは定着しやすくなるかと思います。

 

今回は「取り組み定着のコツ」についてお話ししてきました。

冒頭の「取り組みが始まっては消え、始まっては消え、一年間振り返って定着したことってあったかな…」ということが続いているようでしたら、一度今回の内容をお試しください。

皆さんに少しでもプラスになりましたら嬉しいです!

投稿者プロフィール

前田雄太郎
前田雄太郎
福井県出身。東京の足立区育ち。
大学を卒業後、健康食品メーカーに入社。入社後3年後に、取締役に就任。百貨店の健康食品売り場の運営のすべてを任され、採用、スタッフ教育・育成、販売促進など、多くの経験を積む。マニュアルづくりなどの仕組み化に成功し、3年間で店舗数を倍増させる。
その後、「営業力」を磨くために、製薬メーカーの営業として勤務。社員数1000名以上の成績上位20名が受賞する優秀社員賞を受賞。その後、「人を育てる、教育の仕事がしたい」という想いから、研修部門へ異動。そこで、再び優秀社員賞を受賞し、海外研修に参加。多くの人と関わりその成長に触れ、研修を自身の天職と感じていた中、医療経営の勉強を通し、経営戦略研究所と出会う。ホームページのインタビューや面接での岩渕や萩原の話を聞く中で「この会社で多くの人の幸せに貢献したい」と強く感じる。経営者の経験、営業の経験、研修の経験と、様々な経験をしたからこそ、長期的・大局的な視点から提案することができる。これまでの経験を活かし、全員が日々成長し、イキイキ働ける医院づくりに挑む。

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