【令和8年度 歯科診療報酬改定】歯管が90点に!医院の収益への影響をシミュレーションで解説

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みなさん、こんにちは。地域一番実践会 コンサルタントの吉村です。

ようやく令和8年度 診療報酬改定が近づいてきましたね。

色んな情報が出ており、アンテナを張って情報収集されている先生も多いかと思います。

既に改定に向けて戦略を立てている先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

初診料の点数アップと歯科疾患管理料の点数ダウンについて

本体改定率3.09%で、歯科の改定率は+0.31%となりました。医科+0.28%、調剤+0.08%なので、半分近くは病院の改定率ですね。

歯科疾患管理料が90点(初診時・再診時ともに)になることで、今回の改定の大きな財源になっております。ここでの1ヶ月の点数の下がる影響としては、おおよその目安として

(初診数×10点)―(レセプト枚数―初診数)×10点

となります。例えば、レセプト1000枚、初診数100だと、8000点の減少となります。

大体の医院様が数千点の減少になるのではないでしょうか。

 

項目 改定前 改定後
初診料 267点 272点(+5点)

初診料も上がりましたね。医科との初診料(291点)との差が徐々に縮まってきているとはいえ、まだまだ開きは大きいといえます。同じ医療でありながら、共通している初・再診料で差があるというのは、改定の度に疑問に感じるところです。

厚生労働省によると、初・再診療とは、

  1. 診察にあたって、個別技術にて評価されないような基本的な診察や処置等
  2. 診察にあたって、基本的な医療の提供に必要な人的、物的コスト

のようです。

18年前では医科と歯科で初診料が88点も違いましたが、今年の改定で19点差と縮まりはします。

初診の加算として初診時に以下は算定できるようにしておきましょう。

  • 歯科外来診療医療安全対策加算 12点
  • 歯科外来診療医療完全対策加算 12点

ベースアップ評価料の届出について

ベースアップ評価料とは、2024年度の診療報酬改定で新設された、医療従事者の賃上げを目的とした特例的な財源(評価料)です。

みなさん、ベースアップ評価料の届出はできておりますでしょうか?

昨年末時点で、歯科外来・在宅ベースアップ評価料を算定している歯科診療所は36.5%まで上がりました。

区分 初診時 再診時 訪問(単独) 訪問(同一建物)
評価料(Ⅰ)現行 21点 4点 66点 11点
継続賃上げ取組時(現行) 31点 6点 107点 21点
令和9年6月以降 42点 8点 132点 22点
継続賃上げ取組時(令和9年6月以降) 52点 10点 173点 32点

ベースアップ評価料の届出ができているかどうかで、随分と評価の差が出てきますね。

診療報酬とは、そもそも診療行為の1つ1つに厚生労働大臣が定めた点数です。ですので、ベースアップ評価料の届出の有無で、医療機関の評価や、同じ治療内容でも医療機関によって患者さんの負担額が異なるというのはどうなのでしょうね。初・再診料に人的コストが含まれているのなら、初・再診料を上げるのでもいいような気がしますが、難しいところです。

そうはいっても、スタッフの賃上げはしていかないと、スタッフ自身の生活や医院経営が脅かされることになるので、ベースアップ評価料は素直に算定していくしかないと思います。

今回の改定も踏まえて、ベースアップ評価料を算定している歯科診療所の割合がどこまで増えるかですが、是非みなさんは届出をしておいていただければと思います。

小児の集患を強めて小児口腔機能管理料を算定していきましょう

令和6年度において、18歳以下で小児口腔機能発達不全症の管理の需要は約178万人なのに対して、小児口腔機能管理料を算定している年間患者数は約17万7千人でした。管理されている患者は約10%なので、厚労省からすると思ったように算定が進んでいない状況といえるでしょう。

さて、その小児口腔機能管理料関連の点数がどのように変化したのかみていきましょう。

大幅な点数アップですね。

小児口腔機能管理料が小児口腔機能管理料1,2に分かれることで、小児口腔機能管理料が算定できる対象患者数が増えるでしょう。口腔機動指導加算も12点から46点と大幅に上がりました。

口腔管理体制強化加算の施設基準はもちろん、小児口腔機能管理料をまだ算定されていない医院様は口腔機能管理を行い、算定していけるといいですね。

注意点:小児患者様が多い医院によっては、レセプト単価が都道府県の高点数ラインを超える可能性が出てきますので、医院所在地のレセプト平均単価と、医院のレセプト単価はチェックしていただいた方がいいかもしれません。

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