生産性を高める最初の1歩

歯科医院経営ブログ

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こんにちは。

経営コンサルタントの山下です。

 

本日は生産性を高める最初の1歩というテーマでお話をしたいと思います。

最初の1歩ですので、基本編にはなりますが、

意外にできていない歯科医院が多いのではないでしょうか。

 

まず、最初に考えることは、

 

歯科医師は歯科医師にしかできないこと

歯科衛生士は歯科衛生士にしかできないこと

 

を明確にして、タスクの切り分け、線引を行うことです。

 

私たちの会社であれば、

コンサルタントは会社にかかってきた電話をとることはまずありません。

 

社内にほとんどいないコンサルタントが電話をとるということは

余計な確認が生まれ、時間のロスが生まれるからです。

 

これって基本的なことと思うかもしれませんが、

私が前職勤めていた部署では、新人社員は率先して電話を取るのが当たり前という文化でした。

 

事務的な確認作業に追われ、1日が終わっていくということもありました。

 

確かに電話を取ることは大切なことかもしれません。

しかし、新入社員には新入社員としてやるべきことがあるのではないかとも思います。

 

コミュニケーション方法を学ぶ、営業のノウハウを学ぶ、商談の場に出て、経験値を積む。

 

そして、より早期に一人前としての戦力になる。

こちらの方がより優先するべきことなのではないかと思います。

 

客観的に見たら明らかに感じる無駄なことでも、

当たり前となっている習慣・業務には気づけ無いことがたくさんあるのだと思います。

 

そのようなことが皆さんの医院にもありませんか?

 

歯科医院で働いている時間=診療している時間

 

この構造が生産性を高めていく上で障壁になっていると感じます。

それは考える時間がないからです。

 

目の前には患者さんがいる。

明らかに自分がしなくても良い仕事でも患者さんを回すことを優先してしまい、

業務改善がなされない

 

このようなスパイラルに陥っているのだと思います。

 

なぜ実践会のコンサルタントを入れると医業収入が上がっていくのか。

それは考える機会を提供しているからです。

 

私自身はとくにこの考える機会をどのようにつくっていくかを

日々のコンサルの中で意識しています。

 

結局のところ、業務改善のアイデアは皆さんの頭の中に眠っているんです。

それを引き出していくのがコンサルタントとしての1つの仕事だと思っています。

 

私が先日訪問した歯科医院では、午後を休診にして、

全員で1歯単位のカウンセリングができるように練習を行いました

 

全顎的なカウンセリングはできなくても、

1歯単位のカウンセリングであれば、歯科医師でなくてもできますね。

 

結局こういう積み重ねが生産性の高い歯科医院をつくっていくんです。

 

ぜひ、考える機会を医院のなかでつくっていただければと思います。

投稿者プロフィール

山下 淳平
山下 淳平
大学を卒業後、アパレルメーカーに入社。入社後、1年6ヶ月で当時最年少となる店舗運営・責任者に抜擢。
その後、第二のキャリアのリクルートではクライアントのキャリア採用における人事コンサルティング業務を担当。主に東証一部上場の国内大手メーカーや世界トップの消費財メーカー、スーパーゼネコン等をメインクライアントとして、年間約200件以上のプロジェクトを推進。在籍時は、MVP・準MVP・新人賞・イノベーション賞等、部内にある全ての賞を受賞。
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