シンプルルール ver.歯科医院経営

業務効率化

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実践会ブログを御覧の皆さん、
こんにち(ばん)は。
コンサルタントの染谷です。

前回に引き続き、おそらくスマホで見られる方が
多いだろうということを想定して、
一行当たりの文字数をあえて減らしてみようと思います。

 

医院のわかりやすいルールを持つ。これ、とても大事。
というお話。

アメリカの独立運動の際、
怪我をしてお亡くなりになられた人は
42%。
前回のイラク戦争では10%
だったそうです。

もちろん、医療の進化もありますが、
「シンプルルール」という本に
面白いことが書いてありました。

アメリカ独立戦争のときは、
とにかく野戦病院に運び込まれた順番待ち。
早い者勝ちで、番号札が渡され、その順番で治療されていたようです。
なので、怪我の重さ軽さは考慮されていませんでした。

一方、現在の現場では、運びこまれた順に、
怪我の重さを瞬時に4つにわけるようなのです。
それは以下の通り。

軽くて待てる 緑
重いが待てる 黄
手術が必要  赤
手遅れ    黒

それぞれに該当するステッカーを貼って識別するんだとか。

優先順位を決めることで
怪我でお亡くなりになる人が大幅に減ったそうです。

余談ですが、欧米の面白い本は、
こういう面白いエピソードから本題に入るんですね。
今手元にある「フー・ゲッツ・ホワット」もそんな感じです。

とまあ、「シンプルルール」を読み、
このエピソードからも、
なるほど「シンプルなルール」をつくることは
とても大切だなぁ、ということがわかります。

これを歯科医院に当てはめてみても一緒。
とってもシンプルなルールをつくる。
これが、とても大事!

皆さんの医院はどうですが?
歯科医院にはただでさえ覚えることだらけなのに、
・わけのわからないルール。(それが暗黙だったりするとタチが悪い)
・機能しない評価項目。
・●●先生と▲▲先生は使う器具が違う。
などなど、
お伺いしている医院さんでもまだまだ複雑がいたるところにあります。

 

まずは「シンプルなルール」を作り、
それに従った方がいいに決まっています。

 

そこで、良くある「このスタッフさんに成長してほしい」場合の合言葉。
というよりシンプルルールを一つ。

ちなみに弊社セミナーでも伝えている「サンドウィッチ話法」の応用版です。
とあるスピーチライターさんに聞いてから、
時折、面談などでも取り入れて話をしています。

それは、「ぽぽねぽ」。

ぜひ、覚えておきたい話し方のルールにしてみてください。

どういうことかというと、ポジティブなことを2回重ねて
ネガティブを1回はさむ。
最後はポジティブで終わる。

「●●さんの地頭はすごくいい。

何かお願いした時の集中力だってものすごい。

ただ、ちょっと怠け者だよね。

やる気になれば、ほんと人生が変わるよ」

「●●さん今年で入社何年だっけ?
いくつになっても変わらず患者さんからも人気だよね。

仕事も早いし、信頼もされる。

ただ、言葉が、ちょっときついときがあるよね。

持ち前の笑顔をもっと使おうよ」

みたいな。

話し方もルールを作ってみる。
皆さんの医院でも「これもっとシンプルにできない?」
「他に削れることないかな?」
「この掃除、朝と夜で重複してるよね」
などなど、シンプルルールを作っていってみてください。

 

医業収入は右肩上がり。
そういう医院さんほど、やることがどんどん多くなります。
なんだけど、過去の遺物を捨てられない。
医院から大切な時間を奪っているのは、医院です。
それでいいんですか?(おあとがよろしいようで。)

 

では。

投稿者プロフィール

染谷 東希
染谷 東希
慶応大学卒業後、投資コンサルティング会社に入社。2年連続売上No1達成。
工業系専門商社を経て、友人の父親が経営する会社再生のため新規事業に参画。
全く知識・経験がなかったWEBメディアを立ち上げ、開始わずか半年で月2千万円の利益が出る事業へと育てる。その発想力と実行力、マーケティング力で成果を出している。
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