成約率が◯倍に? マウスピース矯正の成約数を爆増させる、戦略的LINE活用術

歯科医院経営ブログ

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皆さんこんにちは。歯科医院地域一番実践会 地域一番アドバイザーの寺尾です。

患者様への情報発信やコミュニケーションツールとして、公式LINEの活用は当たり前になってきているかと思います。当初のLINE活用の目的は、患者様への診療情報(予約可能日時、空き枠通知など)の発信や来院促進などがメインだったのではないでしょうか。

今回ご紹介する内容は、患者様管理だけでなく、LINEと矯正をテーマとした活用法です。現在、矯正患者様の獲得に取り組まれている先生方の中で、以下のようなお悩みはありませんか?

・広告費を投下した結果、矯正相談患者様は増えているものの、その場で契約に至らず、その後連絡

が途絶えてしまう。

・既存患者様から矯正相談への移行が進んでいない。

・競合医院がどんどん増え、価格競争に巻き込まれつつあり、どうやって差別化したらいいか分から

ない。

もし上記のことが一つでも当てはまる場合、今回のお話は少しでもお役に立てるかもしれません。これらの原因は、多くの医院が「”今すぐ客”だけを追いかけ、最も重要な”そのうち客”を大量に取りこぼしている」という、マーケティング上の構造的な問題にあります。

この記事では、その「取りこぼし」を防ぎ、広告費を無駄にせず、将来の売上を着実に育てるための、「LINE公式アカウント」の戦略的な活用法について、具体的に解説していきます。

目次

 

 はじめに: 矯正患者獲得の課題

 1. なぜ、マウスピース矯正とLINEは「最高の組み合わせ」なのか?

・検討期間が長い

・ 情報収集を入念に行う

・相談への心理的ハードルが高い

    2.LINEで見込み患者を「育成」する3つの戦略ステップ

・ステップ1:【集患】見込み患者さんとの「接点」を設計する

・ステップ2:【育成】信頼関係を築き、矯正相談へのモチベーションを高める

・ステップ3:【行動喚起】カウンセリング予約へ、最後の背中を押す

 まとめ: 広告費を垂れ流さないための「仕組み」を築く

 

なぜ、マウスピース矯正とLINEは「最高の組み合わせ」なのか?

マウスピース矯正を検討する患者様には、他の治療にはない特有の特徴があります。

・検討期間が長い: 100万円近くにもなる高額治療のため、補綴治療と比べると、即決で治療に進む割合は少なくなります。「気になり始めてから、実際に相談するまで半年以上」というケースはザラにあります。

・情報収集を入念に行う: 費用、期間、痛み、本当に治るのか、失敗しないか…など、患者様は、矯正を取り扱っている周辺医院のHP等の情報を元に比較検討します。

・相談への心理的ハードルが高い: 「話を聞いたら契約させられそう」「とりあえず少し情報が欲しいだけ」と感じ、HPを見ていきなり電話や来院までには至らないケースも多くあります。

つまり、HPを見て「良いかも」と思っても、その場で矯正相談の予約に至る患者様はごく一部で、大半の見込み患者様は「もう少し考えてからにしよう」とページを閉じ、そのまま忘れ去られてしまうことが往々にしてあります。

このような、電話やWEB予約だけでは取りきれない、膨大な数の「そのうち客」との繋がりを維持し、時間をかけて信頼関係を築き、最終的に矯正相談へと導く。これを最も得意とするのがLINEなのです。

LINEで見込み患者を「育成」する3つの戦略ステップ

広告で集めた見込み患者様を、ただ待つのではなく、LINEを使って計画的に矯正相談へ移行していくための具体的なステップをご紹介します。

ステップ1:【集客】見込み患者さんとの「接点」を設計する

まずは、矯正に興味を持った見込み患者様に、LINEへ登録してもらうための「仕掛け」が必要になります。ホームページやSNSに、ただ「友だち登録はこちら」とバナーを設置するだけでは、登録は期待しているほどうまくは進みません。ここで必要なのは、登録するメリットを明確に提示するということです。

【効果的な配信内容の具体例】

・「LINE登録者限定!自分の歯並びがどう変わる?矯正シミュレーションセルフチェックツール」

・「マウスピース矯正で後悔しないための7つのチェックリスト」

・「登録後すぐ見れる!当院の年代別(20代・30代・40代)症例ビフォーアフター集」

・矯正で気になることをLINEで気軽に相談!

これらの、LINE登録することによる得られるメリットを提示することで、「まずは情報収集だけ」と考えている患者様に、LINE登録という最初のスモールステップを踏んでもらうのです。これが、将来の患者様をリスト化する重要な最初の一歩となります。

ステップ2:【育成】信頼関係を築き、矯正相談へのモチベーションを高める

友だち登録してくれた見込み患者様に対し、定期的にメッセージを自動配信していきます。ここでは売り込みは一切せず、患者様の不安を解消することにフォーカスして、矯正に関する知識を高めることを目的とします。ここで患者様の疑問や不安を解消していくことで、矯正相談に踏み切る可能性が上がっていきます。

【配信内容例】

・マウスピース矯正のメリットだけでなく、「デメリット」や「適応できない症例」

・「当院の症例ビフォーアフター」を複数パターン紹介

・費用の総額、分割払いやデンタルローンの案内など、お金に関する不安を解消

・よくあるご質問(Q&A)」の定期的な配信

このプロセスを通じて、見込み患者様は治療への理解を深め、「他の医院ではなく、ここで一度話を聞いてみたい」という気持ちが自然に醸成されていきます。

ステップ3:【行動喚起】カウンセリング予約へ、最後の背中を押す

十分に情報提供を行い、信頼関係が築けたタイミングで、矯正相談への行動を促します。月に1〜2回の配信で、来院する「きっかけ」を提供していきます。

・「〇月中にカウンセリング予約の方限定で、精密検査費用を割引」

・「週末に開催する、院長による個別無料相談会(3組様限定)のご案内」

・チャットでの個別質問を促す:「『私の歯並びでも治せますか?』といった簡単なご質問

からでも大歓迎です。お気軽にメッセージください」

このように、最後のハードルを少しだけ下げてあげることで、ずっと悩んでいた見込み患者様が、カウンセリング予約という次のステップへ進むための後押しとなります。

まとめ:広告費を垂れ流さないための「仕組み」を築く

多くの医院は、多額の広告費をかけてLPへ見込み患者様を集客しても、その9割以上を取りこぼしているのが現状です。

LINE公式アカウントの戦略的活用とは、流入した見込み患者様との接点作り、矯正相談に移行する可能性のある患者様を無駄にしないための仕組みづくりです。

そのためにはまず、現状の分析を行い、どのくらいLPを訪れている見込み患者様がいて、そこからWEB予約につながっているかを知り、理想と現実のギャップを明らかにすることから始めてはいかがでしょうか。そのうえで、今回お伝えしたLINE活用の設計を進めていくことで、着実に成果につながる取り組みとなっていくことと思います。

これらの取り組みを具体的に実践に落とし込む方法を詳しく知りたい先生は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

 

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