「もっとお客様の役に立つにはどうしたら良いだろう？」

私の前職は外資系保険会社の営業職でした。営業スタイルは、既存のお客様から新規のお客様をご紹介いただく完全紹介制、そのために、いかにお客様と安心感と信頼を築き、満足していただくかを大切にしていました。

おかげさまで、お客様の８割以上は歯科関係者というつながりの中で仕事をさせていただき、
「歯科と関わりのある人達を自分が守る」という意識を持ちながら、仕事にやりがいを感じていました。

保険の仕事は、一度契約をお預かりした後に、定期的に訪問し、お客様の現状をヒヤリングしたり、コミュニケーションを取ることが多いです。私の場合、歯科医院にお伺いすることが多かったので院長先生とお昼にお話しながら近況を聞きます。経験を重ねるにつれて、保険のことを話す時間よりも医院の悩みや先生の考えを聞くことが増えていきました。

「他の医院はどういう感じなの？」という漠然とした質問や、「ユニットの空き枠がなくなってきてしまったのですがどうしたら良いですか？」のような専門的なご相談をされることもありました。

質問に答えることで院長先生達が安心した表情をされたり、感謝を伝えられることで、歯科業界との関わりを通じて「保険の大切さを伝える事」から「歯科医院に関する相談や課題を解決すること」それが私のやりがいに変わり、「こういうことを専門的に仕事に出来たら先生方にも自分にも良い成長になる」と考えるようになりました。

そんな時に前職時代の先輩である渡邊からお声掛けいただき、社長の岩渕とお会いすることになりました。
社長の「歯科業界に対する想い、会社のメンバーに対する想い、家族への想い」を聞き、「こんな熱い人と働けたら幸せだな」と思い、経営戦略研究所に転職することを決意しました。