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30代でベンチャー企業に転職して失敗した話

2020.10.26

こんにちは!経営戦略研究所 コンサルタントの五十嵐康浩です。

私は、以前リクルートに8年在籍し、そこからベンチャーに転職。1年半在籍した後に、現在は経営戦略研究所でコンサルタントに従事しております。

 

シリーズ2回目になりますが、今回は、「30代でベンチャー企業に転職して失敗した話」について、お話しをさせて頂きます。

 

前回の話の中で、転職先に選んだ会社を「先進的なVR技術をもったITの会社」とお伝えしました。まずはどんな会社だったのか?からお話しします。

 

皆さんは、VRと聞くと何を思い浮かべますか?

おそらく1番多い回答は、BtoC(一般消費者向け)であるゲームという回答が大半だと思います。私が選んだ会社は、そことは別のBtoB(企業向け)にサービスを展開している会社でした。

 

 

私が、この会社を選んだ理由は大きく2つです。

 

 

1つ目は、VR市場が拡大期且つ、その中でも強固なポジションを確立できているところです。

VRの市場の中で、BtoB(企業向け)については、2018年で10憶ドルまで伸びており、2025年には126億ドルまで見込まれている成長市場。その中で、この会社は、以下の強みがありました。

 

・活気的な新しいビジネスモデルを構築した実績。

・高いマーケットシェアを保持していること。

・ブランディングができており、非常に知名度が高い。

 

これからまさに拡大期。話題性も十分あり、シェアも持っている。

まさにチャンスが多分にある会社であると考えたのです。

 

 

2つ目は、将来的なチャンスも含めた魅力的な待遇面です。

1つ目に挙げたような外部環境の中、社内体制としては、これから構築していくフェーズ。

今は新しいサービスを作っていく段階で、リーダー、マネージャー職などのマネジメント層がまだまだ薄く、ポジションとしても空いている状態でした。正直、成果をだせば、その分、ダイレクトに年収が上がっていくという話と、合わせて上場をめざす中で、ストックオプションの付与もあった為、自分を試し、対価を最大限得ることができる特異な環境だと感じたのです。

 

 

皆さんもここまで条件がよく、自身の積み上げたキャリアで出来ると感じれば、飛び込んでみたくありませんか?私は迷わず飛び込みました。もちろん、ベンチャー企業なので、一定のリスクは覚悟の上です。

 

 

そして、いよいよ入社。そこから私の生活は一変します。

とにかく感じたことは、自分の予想を通り越した「しんどい」という感覚でした。とても当たり前の話なのですが、今まで揃っていた仕組みという仕組みが皆無。ルールもない、もっと言えば、商品も固まりきっていないので、価格も売り方もきまっていない。全てが流動的な状態でした。変化に着いていくのがやっとで、且つインプットもしなければいけないという、なかなかなハードワークだったのを覚えています。ただ、それでも、新しいことを自ら先頭に立って推進できる楽しさや今まで感じなかった成長感、前職では出会えなかった、各領域のスペシャリストの方々と一緒に仕事ができる環境は、自分の人生の中で、得たものは非常に大きく、価値のある経験でした。

 

ただ、そんな苦しくも充実した環境の中でも、大きなズレを感じます。

具体的な詳細までは記載できませんが、大きな要素では以下でした。

 

 

・代表との考え方の違い

企業の方向性はやはり、代表の考え方次第です。クライアント思考なのか?売上主義なのか?はたまた現状分析型なのか?ビジョン先行型なのか?ベンチャーは代表と距離が近い分、共感できないところが多いと、キャリアイメ―ジが持てなくなります。

 

・経営ビジョンのブレや曖昧な目標設定・評価基準

やはり目指すべき方向性のブレ、目標・評価が曖昧では、組織としても、マネジメントが効かず、頑張り様がありません。時には疲弊し、組織として維持できなくなります。

 

・業績管理、資金管理の不透明さ

入社前はなかなか見えにくいところですが、健全な経営は、明確な業績管理、資金管理があってこそ、維持できるものです。ここが出来ていないことで、業績悪化に直結することになります。

 

 

ベンチャーはそういうものだといえば、そうなのかもしれません。

結果的に、私は1年半ほどで、他数人と一緒に会社を離れることになります。もちろん、その中でも出来る限りの相違工夫をし、良い方向へ動かそうとしたのですが、イチ社員ではどうにも成りません。

 

得たものは大きく、入社したことに後悔はありませんが、事前により会社を知る術があれば、違う選択もあったのかとも思います。

 

もし、このブログを読まれている方で、今現在、転職を本気で悩まれているのであれば、決断を先延ばしにしないことをお勧めします。自分の限られた時間をどこに投資するか?費用対効果をしっかり考え、得られるものが少ない・または無いのであれば、新しい環境を探すべきです。

 

 

このブログでは、シリーズで、大手からベンチャーへ転職した経験を通じて、失敗例や注意点、正しい選び方などをご紹介していきます。

 

次回は、「ベンチャー企業転職で後悔・失敗しないための注意点」についてです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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