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【父は75歳、開業40年】患者数が少なく困っている | 歯科医院経営相談事例集

【父は75歳、開業40年】患者数が少なく困っている
相談内容

親からの継承を予定しています。
現在は親の医院で週5日勤務しています。
しかし、患者数が少なく、空いている時間が多い。

院長である父は75歳で開業40年。
一度も改装などもせず、テナントでシステムも古いままです。
どんどん改良していきたい所はあるが、父のやり方と異なるところが出てくる。

父は今まで経営に関してはほとんど取組んできていないので、キャッシュフローが小さい。
患者さんやスタッフのニーズの変化に対応できていない。
医院理念など、みんなで目指すべきビジョンがない。

どうやら、父親には借金があるようで、すぐには院長を交代したくないらしいです。
あと3年ぐらいで返し終わるみたいな話は聞いたことがあります。

父にプラスのストロークをし、先ずは父が気持ちの良い医院にしていくことが必要ではないかと思っています。
その上で父である院長からスタッフにプラスのストロークを与えることができれば医院の雰囲気は変わってくるのではないかと思います。ただ、どこのタイミングでマーケティングへの取組みを「みんなでやっていこう!」と発信すべきなのかが分かりません。

岩渕の回答

ここまでしっかりお父様との関係を考えているのは先ず、素晴らしいですね。
多くの場合はそこまで考えることが難しく、親子で喧嘩になってしまい、最悪、関係が断絶してしまいます。
実際に、そうやって、親子で一緒に診療したがために、親子関係がその後も悪くなってしまったということはかなりあります。

しかも、お父様に借金がありながらも、それをしっかり受け入れて行こうとしている姿勢も素晴らしいですね。
私もそうでしたが、親の借金を引き受けるのは簡単なことではありません。

簡単なのはお父様には早々に引退してもらい、即刻、院長を交代することです。
その方が確実に医院改革は早く進みます。
しかし、それを無理やり、やるとお父様の気持ちをないがしろにすることになり、親子関係が断絶する可能性があるので、それでもそれを勧めることもありますが、これだけ親子の関係性を大切にされてるのであれば、それは止めたほうが良いかと思います。

時間はかかりますが、お父様が引退して院長を交代するまではなかなか自分の思うような医院を作れないと思っておいたほうが良いと思います。それが親子継承の最大のリスクですね。貴重な人生のピークパフォーマンスが発揮できる時間を浪費してしまう可能性がある。

ただ、医院の診療のやり方やスタッフマネジメントなどは院長という立場でない以上、なかなか、思うようにはさせてもらえないと思います。それであれば、先ずは患者さんが少ないことが問題なので、ホームページ、SEO対策、PPC広告などのスタッフとは関係のない分野に徹底的に取組まれてはどうでしょうか。

患者さんが少なく、空いてる時間が多いのであれば、そもそも、お父様と先生のDr2人も必要ない訳で、ここが最大の問題ですから、ここを解決する力を今のうちにつけておくことは一生に渡って役立ちますので、やってみることをオススメします。

また、お父様との関係でいうと最大の問題であるお父様の借金についてはなかなか、親子関係もあり、触れるのが難しい部分ではありますが、これを機会にしっかりとお父様と話し合って、状況を確認されたほうが良いかと思います。

また、その上で、じゃあ何年後から医院を継承して、その後のお父様の役割や立場、給与などもしっかり話し合いをされたほうが良いかと思います。また、開業40年の老朽化している医院を今後、どのようにして建て直していくつもりなのかというご自分の考えをしっかりお父様にプレゼンしていくことが大事だと思います。

多くの場合、父親から見れば、いつまでも先生は子供であり、頼りなく見えるものです。
また、しっかり考えてないように見えるものです。
自分がしっかり考えていること、そのために必要な準備をし、力もつけていることを見せていくことが大事だと思います。

是非、継承の成功事例となるように頑張っていきましょう。

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