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子供が歯学部に入ったら考えること

皆さん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。

私も歯科医院専門で経営コンサルティングを18年もやっていると、院長先生のお子さんが大学生になるケースが増えきています。
最初に会ったときはまだ小学生だったのに・・・、前はあんなに小さかったのに・・・
という親戚の叔父さんのような心境です。

やはり、歯科医院の院長先生のお子さんは歯学部に入るケースが多いです。
なんだかんだ言いながらも、やはり、院長先生としては歯科医師になりたいと思ってくれることは自分の姿を見てそう思ってくれたんだなと。

そして、子供が歯科医師になるということが決まると、院長が俄然、やる気になるケースもあります。
もちろん、それは素晴らしいことです。

しかし、ここで冷静になる必要があります。
それは・・・

子供が自分の医院を継ぐとは限らないということです。

子供が歯医者になったんだから、そりゃあ、継ぐでしょうと思ってるのは親だけです。
子供はそこまで先のことは考えてないことがほとんどです。
漠然と「やっぱり、自分が継ぐのかなー」ぐらいは考えてます。

でも、自分が親の医院を継ぐことを勝手に決められたら、子供としてはどう思うでしょうか?
結構、高い確率で反発すると思います。

そして、以下のような事実を考えておくことが大事だと思います。

(息子の場合)
・歯科医師は歯科大の近くに住む女性と付き合うことが多い
・そして、その女性と結婚することが多い
・子供が生まれると奥さんの実家の方が何かと便利だからと、奥さんの実家近くで生活することが多い
・歯科大は都心部にあることが多い
・奥さんが子供のことなどを考えて、夫の実家近くに引っ越すことに反対することも多い
・最終的に、奥さんの実家近くで息子が開業することがよくある

(娘の場合)
・歯科医師と結婚することが多い
・お婿さんが嫁の実家を継ぎたいというケースは稀
・歯科医師と結婚しなかったとしても、妻・母・歯科医師・経営者を両立するのはかなり難しい

そして、これはどんなに実家の医院が大きかったとしても起こりうることです。
また、大きすぎる医院は子供にとっても重荷というか、プレッシャーになることも考えておかなければいけません。

自分に置き換えて考えてみてください。
まだ、臨床経験が4-5年の30歳前後の時に、いきなり年間医業収入2億円以上もあるような医院を任せられることになったとしたらどうでしょうか?

よっぽど、経営者としての力を磨いてきていれば別ですが、大半はそうではないのです。歯科医師としての技術を磨いてきているのです。
そんな大きな医院を経営することは自分にはできないと逃げ出してしまうかもしれません。

継承を考えるときには、医院を大きくすることばかりではなく、子供の意思を尊重し、子供に選択権を残してあげ、無理な投資はせずに自分の代で借金が完済できるように今後の計画を立てることが大事だと思います。

常に、院長先生の年齢が50歳を超え、子供が歯学部に入った時には「子供が継ぐとは限らない」「継がなかったとしたら医院をどうするのか?」を考えておくことが大事です。

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