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歯科医院経営における「3つの自信」と「IDAサイクル」

2018年3月23日

実践会ブログを御覧の皆さん、こんにち(ばん)は。
コンサルタントの染谷です。

ここ最近は、読んだ本からの気づきがメインになっております。
どれも岩渕おすすめの本に追加してほしいなと思うくらいの良書だと思いますので、
お時間がある方は是非とも読んでいただきたいと思います。
基本的にノンフィクションばかりを読み漁っていますが、
時折ビジネス書もたしなんでいるので、その中から紹介させていただきます。

『自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質』という本になります。
どうですか?めちゃくちゃ堅そうじゃないですか?
おそらく、ほとんどの方が手に取ることはないんじゃないかと思います。
アマゾンの内容紹介を引用させていただくと

『シン・ゴジラ』自衛隊トップのモデルとされる伝説の自衛官が語る戦略論。
なぜ私は東日本大震災のとき、福島第一原発に対してヘリ放水を「決心」したのか――。当時、自衛隊トップの役職である統合幕僚長を務め、映画『シン・ゴジラ』の統幕長のモデルともされる伝説の自衛官が、自らの経験を振り返りながらいま、戦略を語る理由は何か。

 

日本でトップレベルに過酷な環境に置かれる自衛隊。その中で実際に行われている戦略を日常、業務に落とし込むことができれば、なんとなく成果につながりそうな気がしませんか?
今回はその中で、二つをピックアップしてお伝えしたいと思います。

 

3つの自信とは

まず1つ目の自信とは何か。
それは「スキルアップを図り、「出来る!」という自信を持つことで、仕事における成果を出す。

2つ目の自信は、スキルアップと同時に休息をとり、体力や生き方に対する自信を深める。
そして、3つ目の自信は、他人には提供できない不可欠な付加価値を提供し、感謝されることで、「自分は必要なんだ」「必要とされているんだ」という自信。

この「3つの自信」が生きる力につながり、疲労の蓄積を抑えることで、高いパフォーマンスにつながるといいます。

 

実は、自衛隊では2つ目の自信につながる「戦力回復」をとても重要視しています。
ちょっと前までの経済学、経営学では、「人は合理的に動く」ということを所与の条件として、議論が進んでいました。
つまり、「立てた戦略を実際に行う人たちは、常に一定のモチベーションを保ち、幾ら働いてもパフォーマンスが落ちない」という前提で話がされてきていたのです。
まあ、確かに、多くの院長先生からすると、「こんなスタッフいたらいいな!」なんて思いますが、実際にはスタッフさん(院長先生も)機械ではなく生身の人間であり、心身のコンディションによって、大きくパフォーマンスが変わります。
朝、奥さんと喧嘩したので、イライラしているだけでパフォーマンスが落ちます。
そのイライラを見たスタッフさんも「家庭を仕事に持ち込むな」とイライラしてパフォーマンスが下がる。
そのことに対して、「もっとちゃんと仕事しろ!」とイライラ。スタッフもイライラ。とマイナスのループ突入。

そうならないために、自衛隊では、「人は疲労し、疲労が人のパフォーマンスを低下させる」ことを前提に訓練を行っているのです。

東日本大震災の災害支援では、自衛隊員の皆さんの心身のリフレッシュが「戦力回復」で、睡眠と新鮮で美味しい食事、そして休養だったそうです。

 

IDAサイクルとは

一般的にビジネス書などで馴染みがある「PDCAサイクル」。
簡単に説明すると、「Plan(計画)」をたて、「Do(実行)」し、それを「Check(評価)」して、「Action(改善)」する。というサイクルを繰り返すことで、業務改善を図ったりというあれです。

ただ、ここ最近、インターネットの進化や新しいサービス、世界情勢、環境などを見ても、変化のスピードが加速度的に速く、しかも複雑化している状況で、
PDCAサイクルではもはや対応できないのでは?古いのでは?と言われています。

Plan(計画)を立てても、D(実行)するまでにそもそもの環境が変わってしまうことも多いからである。
歯科医院において、そこまで劇的な環境変化はないとしても、か強診を取得している医院様では、今回の改正で「訪問どうしよ?」となり、当初の計画を見直す必要も出てきている医院様もあるのではないでしょうか?

そのような状況が不明瞭な状況な中、自衛隊では「Information(情報)」「Decision(決断)」「Action(実行)」からなる「IDAサイクル」を重要視している模様。

これまで戦略ありきだったことが、旧日本軍の敗戦や、その後日本企業に受け継がれていると著者言っています。
まずは「情報」だろうと。
確かに、この点については日本のラスプーチン、外務省のラスプーチンとの呼称もある佐藤優氏も日本のインテリジェンス機関の脆弱性を唱えています。

自衛隊員たちは、救助活動や戦地において、あらゆる状況が発生し、変化します。その中で、途中の作戦が1回うまくいかなかったといって、原因を考えて、フィードバックして、それを改善するという時間的余裕はないのです。

時間の制約がとにかくプレッシャーになるのです。
その中で判断を下していくのですが、その決定が正しかったのかどうかをすら分からないまま、次の状況判断を行うんです。
日々の歯科医院内での業務も同様だと思います。院長、先輩スタッフさんは日々その都度判断を下していく必要があります。

となると、メンタル面が落ちている状態だと、判断(パフォーマンス)に影響を与えてしまうのです。
そのような環境にも、耐え得る幹部(幹部候補)を育成する必要もありますし、院長だけなく、スタッフ全体的な心身の健康が保たれていることが必要になります。

まずは、もうすぐ新人が入ってくる医院様も多いと思います。
3つの自信をつけていくとともに、将来的にIDAサイクルを回すことのできるコンセプチュアルスキルの高いスタッフの育成を行っていっていただきたいと思います。
新人がいかに花開くか、医院の成長には不可欠になります。
一緒に大きな花を医院に咲かせてまいりましょう!
(トップの画像は我が家の庭に咲き始めたチューリップです。おあとがよろしいようで。)

 

プロフィール

染谷 東希
染谷 東希
慶応大学卒業後、投資コンサルティング会社に入社。2年連続売上No1達成。
工業系専門商社を経て、友人の父親が経営する会社再生のため新規事業に参画。
全く知識・経験がなかったWEBメディアを立ち上げ、開始わずか半年で月2千万円の利益が出る事業へと育てる。その発想力と実行力、マーケティング力で成果を出している。
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