歯科医院経営における『ブランド』とは何かを考える

歯科医院経営における『ブランド』とは何かを考える 成功哲学・成功法則

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こんにちは。歯科医院地域一番実践会の経営コンサルタント 高橋譲太郎です。

ブログの投稿は2回目となりました。

今回は、歯科医院経営における『ブランド』とは何か?を考えてみたいと思います。

 

世の中には、ブランドやブランディングという言葉が溢れています。

日常的に使う言葉ではありますが、皆さんはこの言葉の持つ意味を考えてみたことはありますでしょうか?

 

では突然ですが、質問です。

皆さんはブランドと聞いて何を連想するでしょうか…?

 

シャネルやグッチ、ルイヴィトンやプラダ…

車では、メルセデスベンツにレクサス、時計ではオメガやフランクミュラー等…

ブランドと聞いて様々なものを連想すると思いますが、おおよそ高級品をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

 

 

では、続いての質問です。

ブランドとは一言で言うと、何と定義づけられるでしょうか?

先ほど連想した物は、一般的に「高級品」と言えるものです。ですから、「ブランドとは高級なものである」と定義つける方もいらっしゃるかもしれません。

もしくは「高い認知度」「安心感」「安全性」と定義する方もいらっしゃるでしょう。

 

一般的な回答の多くは、やはり「ブランドとは高級なもの」と考える人が多い傾向にあるようです。

 

しかし、低価格でも美味しい食事を食べられる吉野家やマクドナルド、低価格でもオシャレな洋服があるGUやH&Mなど、決して高級ラインナップではないものの、有名なブランドと呼ばれるものは多くあります。

となると、ブランド=高級なものとは一概に言える訳ではなさそうです。

 

では、ブランドとは何であると言えるのでしょうか…?

 

そこで、今回はある事例を出してみたいと思います。

このブログの写真、どこの場所かご存じでしょうか?

縁側から眺められる藤棚、その先にはプールもあります。

とってもおしゃれな空間ですね。

 

 

…実はここ、『スターバックス鎌倉店』なんです。

このお店は、鎌倉の一等地にあり、朝日新聞の4コマ漫画「フクちゃん」で有名な漫画家、横山隆一氏の邸宅跡地に建てられました。

横山氏の生前、漫画家たちが集まるコミュニティの中心地でもあった邸宅は、横山氏が愛した桜の木、藤棚、プールなどをそのまま残しながらも、

こだわりのある地元の方々が心地よく集う空間に生まれ変わりました。鎌倉ならではの文化の香りが色濃く残る地で、スタバのコーヒーを楽しめるという訳ですね。

 

全国に数多くあるスターバックスのお店の中でも、人気の高い鎌倉店。

その人気の秘密は、この心地良い縁側で、藤棚・桜・プールを眺めながら、美味しいコーヒーを飲むというスターバックス鎌倉店ならではの空間演出にあったのです。

 

私は以前美容師として働いていましたが、鎌倉のお店で勤務していたこともあります。

このスターバックス鎌倉店にも何度か足を運びましたが、朝から人が多くいて、なかなか席が空かないという事もありました。

鎌倉は観光地ですから、尚更人が多いのです。

しかしながら、混んでいるのは分かっていても、このスターバックス鎌倉店に来ることを楽しみに、遠くから来る観光客も大勢いるのです。

 

そうです、このスターバックス鎌倉店は、それだけの魅力があるのです。

すなわち、これがスターバックス鎌倉店のブランド力であるとも言えるのです。

つまりブランドとは、『選ばれる理由・価値』であると考えられるのです。

それは歯科医院の経営においても、同じだと言えるのではないでしょうか。

 

歯科医院は、全国に約6万8千軒もあります。コンビニよりも多いのです。

その中で、患者様は他の医院ではなく、うちの医院に通ってくださっているのです。

そこには他の医院にはない『選ばれる理由・価値』があるはずです。

そして、『選ばれる理由・価値』は医院によって様々です。

院長先生の人柄・治療の技術・接遇レベルの高さ・心地よい空間演出・笑顔やありがとうに溢れる院内等…

自分の医院ならではの『選ばれる理由・価値=ブランド』があるのではないでしょうか。

それを明確にし、磨き続けることで「No1のブランド」や「オンリーワンのブランド」になっていくことができるのです。

 

歯科医院戦国時代と言われる今日。

患者様に『選ばれる理由・価値=ブランド』を作り上げて、地域一番医院を目指していきましょう!

 

次回もまた、歯科医院経営におけるマル秘情報をお届けしたいと思います。
それでは、また次のブログでお会いしましょう!

経営戦略研究所 歯科医院地域一番アドバイザー
高橋譲太郎

 

 

 

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