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皆さん、こんにちは。
経営戦略研究所の前田です。
さて、前回のブログでか強診取得のポイント(☞https://www.consuldent.jp/blog/14847/)をお伝えしましたが、
ある先生から
「歯科医師会に入っていれば、学校医とか健診とかあるから取りやすいよね…」
「うちは非会員だから、最初から諦めてるよ…」
というお話がありました。
そこで今回は「非会員でも諦めない!か強診!」と題して、歯科医師会非会員の先生方が「か強診」を目指す、お手伝いをさせていただきます。
ポイント解説
非会員の先生方からのお声で1番多いのはア~サの3項目以上が満たせないというものです。
しかし、じっくりと各項目をながめていくと、解決の糸口が見えてきます。
まずは、前回のブログ(☞https://www.consuldent.jp/blog/14847/)でもお伝えした、講習を受けていただく必要があります。講習で【カ在宅医療又は介護に関する研修を受講していること】と【ク認知症対応力向上研修等、認知症に関する研修を受講していること】がクリアになりますので、あとは1項目だけです。
ただ、この1項目が非会員の先生にとって、高いハードルになります。
もともと訪問歯科を積極的に行っていた先生でしたら、アの居宅療養管理指導の提供が該当する可能性がありますが、そうではない先生にとっては、実績がないことが多いですよね。
では、どの項目を目指していくかといいますと、イ地域ケア会議への出席、サ歯科診療特別対応加算が現実的かと感じます。
私がお伺いしているクライアント先でも、地域ケア会議に出席していただいた経緯があります。
地域ケア会議に出席したことがない先生からすると抵抗感があるかもしれませんが、まずは、地域ケア会議の開催日程と出席の可否を市役所や地域包括支援センターに電話をして確認をしてください。
この1、2年はコロナの影響で開催日数がごく限られていますので、急いで確認をすることをお勧めします。
私が地域包括支援センターのご担当の方と話した印象では、地域ケア会議への医療従事者の参加は、まだまだ十分とは言えないのかもしれません。
今後の歯科業界においては、地域医療の積極的な参加が求められていますし、地域包括ケアシステムの構築に向けても歯科が重要な役割を担うことは、間違いありません。
先生方が診療をしている地域の状況や課題を知るためにも、地域ケア会議へ一度ご参加されることをお勧めします。
歯科診療特別対応加算については、ぜひとも青本、赤本を開き、算定用件をご確認ください。聞きなれない項目かもしれませんが、おそらく対象となる患者様はいらっしゃるかと思います。
非会員でも諦めない!
これで、歯科医師会非会員の先生でも、か強診の施設基準は満たせるのではないでしょうか?
か強診は一見、厳しいし施設基準に見えますが、1つ1つ丁寧に見ていくと多くの医院でクリア可能な基準かと思います。
今後求められる、口腔内の機能管理、より充実した地域医療に向けて、そして、より安定した医院経営に向けて、あきらめずにか強診を目指していきましょう。