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皆さんこんにちは。
経営戦略研究所の前田です。
2022年の診療報酬改定を控え、日々中医協の動きに気になる昨今ですが、皆さんの医院では「か強診」をとっていますでしょうか?
か強診を取得すれば、SPT2などの算定が可能になります。
より継続的な充実した診療をおこなうためにも、是非目指していただきたい施設基準です。
しかし、このような声を聞くことがあります。
「診療報酬改定で基準が厳しくなるから、もう厳しそう…」
「訪問していないから、最初から目指していない…」
「よくわからないから、気にしていなかった…」
これは非常にもったいないことです。
複数の歯科医がいなかったり、DHを採用していない医院では仕方がないかもしれませんが、それ以外の医院では、まだ諦めるには早すぎます!
訪問が課題
多くの医院の話を伺うなかで、一番のハードルになっているのは、やはり「訪問」です。
一度も訪問をしたことのない先生にとっては、なかなか手が付けづらいものです。
しかし、か強診の施設基準は【過去1年間に歯科訪問診療1若しくは歯科訪問診療2の算定回数又は連携する在宅療養支援歯科診療所1若しくは在宅療養支援歯科診療所2に依頼した歯科訪問診療の回数があわせて5回以上であること。】です。
5回の算定でいいのです。訪問の患者様が2人もいらっしゃれば5回はすぐに算定できます。
そのためにも、明日から、訪問先を見つけていきましょう。
どの医院でも「最近来院されていない、ご高齢の患者様」など、訪問の対象になり得る患者様は、必ずいらっしゃるはずです。
まずは、そのような患者様をリストアップして、電話をしてみましょう。
そして、院内では、訪問診療を行っている旨の掲示、配布物の作成、ご高齢のご家族がいらっしゃる患者様への声掛けを徹底していきましょう。また、近くの施設にご挨拶に行くのもよいかと思います。
意外に、先生含めスタッフのご家族で、訪問を希望されている方もいらっしゃるかもしれません。
このような取り組みをシッカリとやっていけば、1-2名の訪問患者様は見つかりそうではないでしょうか?
また、訪問診療の前には、歯訪診の施設基準(歯科訪問診療の注13)の届け出をお忘れなきよう、お願いします。
諦めるのは、まだ早い!
その他にも、講習会への参加などが抜けがちですので、忘れずに受講をおねがいします。
「か強診」の取得に向けた講習会もあり、施設基準のいくつかが一気にクリアになります。
(【か強診 講習会】で検索すればすぐに見つかります。日程に限りがあるので、すぐに調べましょう!)
診療報酬改定までまだ時間があります。しっかりと施設基準を確認し、ヌケモレの無いように「か強診」取得を目指していきましょう!
☞https://www.identali.or.jp/registered/registered03.html
多くの医院が「か強診」を取得し、より継続的な充実した歯科診療を通して、より安定的な医院経営に近づくことを願っております。