院長先生が新規開業後に陥りがちな3つの事とは?

成功哲学・成功法則

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こんにちは、歯科医院地域一番実践会の乙川です。

 

新規開業の先生向けのコンサルティングのお手伝いを開始してから、

開業後、複数年を迎える先生が出てきています。

 

私が担当しているクライアント様でも、新規開業コンサルティングから既存のコンサルティングを継続している医院様が多かったり、先生方のご友人の開業後の状況をお伺いすることもあります。

その中で開業後にうまくいっている医院、うまくいっていない医院にかかわらず出てくる課題があります。本日は院長先生型が新規開業後に陥りがちな3つのことをお伝えさせていただきます。

・医院の方向性がずれる

開業前のスタッフ採用時には、個々の面接で医院の目指す方向性(1年~10年)を伝えますが、その時だけではなく、開業後も、月間MTG、四半期MTG、面談時、プロジェクト、年度初めなど、事ある毎に医院の目標を伝えています。医院がどのような方向を目指していくのか、を院長だけでなくスタッフとも共有し、目標達成のための取組を院長1人で行うのではなく、複数人で行うことで目標の早期達成につながります。また、医院の方向性の話をしていないと、先生ご自身が忘れたり、スタッフから、

「うちの医院は何を目指しているんですか?」

「院長が何を考えているのか分かりません」

「私は何を頑張ったら良いんですか?」

このような意見が出ることは意外に多いです。

これは先生の考えがスタッフに伝わっていないのと同じことです。

数ある医院の中から、先生の医院で働くことを選んだスタッフに楽しく働きがいを持って仕事をしてもらうためには、医院がどのような方向を目指しているのかをしっかり伝える必要があります。

・スタッフとの報連相不足

「私は勤務医時代からスタッフと仲良くできていたので、開業後も心配はしていません。」

経営相談や開業前にコンサルティングの際にそのようにおっしゃる院長先生も多いです。

しかしながらほとんどの場合、うまくいきません。

なぜなら、院長=雇用する側、勤務医=雇用される側なので、勤務医時代はスタッフと立場は同じです。

勤務医時代スタッフと仲良く接していた先生ほど、このギャップに苦労します。

大切なのは、この状況変化を理解して、それに応じたコミュニケーションを取っていくことです。

・先生自身の謙虚さ

開業当初は、本当にうまくいくのかどうか不安に思っている先生方でも、開業から1年が経過すると、順調な医業収入の推移から、「このままいけばうまくいく」「自分はよくやっている」というように思ってしまう先生は多いです。あからさまにそのような発言が出る場合もあれば、言葉には出ていなくてもあからさまに態度に出てしまうこともあります。スタッフは、よく院長先生のことを見ているので、ちょっとした言動や行動からスタッフの信頼を失うリスクもあるのです。スタッフは先生方の鏡です。スタッフにされたくない行動はしないようにしましょう。また、多くの先生方が数十年と医院経営をしていきます。そのためには、開業して数年間でいかに医院を仕組化できるかが、長期的な成功への近道になりますので、一時的な感情に流されないようにしていきましょう。

歯科医院地域一番実践会では、新規開業の先生向けに無料の経営相談を実施しています。ご興味のある先生はお問い合わせください。なお、日程には限りがありますので予めご了承ください。

投稿者プロフィール

乙川 和弘
乙川 和弘
千葉県出身。大学を卒業後、リクルート系列会社に新卒で入社。
リクルート時代、先輩だった渡邊との出会いをきっかけに経営戦略研究所の事を知る。歯科業界において、より高い専門性を深める大切さに気付き転職を決意。

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