新規開業スタートがうまくいかない先生の特徴とは?

成功哲学・成功法則

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こんにちは!

経営戦略研究所の乙川です。

私は歯科医院地域一番実践会で新規開業のコンサルティングを担当しています。

歯科医院地域一番実践会では、新規開業の先生方向けに無料の経営相談を行っていますが、新規開業をどうやったら成功しますか?ということは良く聞かれますが、それと同じ位によく聞かれることがあります。それは、これまでに新規開業のお手伝いで失敗したなぁという医院はありますか?ということです。

結論から申しますと、あります。

私もお手伝いする上では、なんとか成功してもらいたいと思っているのですが、どうしても難しいケースもあります。

 

今回は新規開業スタートでうまくいかない先生の特徴のポイントを3点お伝えいたします。

 

・こだわりが強すぎる。

先生方は歯科医師になってから、自分の治療の方向性が決まっていくと思います。ご自身が開業する際に「こういう医院にしていきたい」というこだわりがあるのはとても大切です。なぜならそれが決まっていないとスタッフ募集をかける時や他院との差別化を図ることができないからです。これから開業する先生方は是非どのような医院を創っていきたいかを今から考えていただけたらと思います。

それではこだわりが強すぎるとなぜいけないのでしょうか?

歯科医院地域一番実践会では、これまで多くの歯科医院様のコンサルティングを行っており、現在では月に200軒程のクライアントに訪問しています。弊社の代表である岩渕が作った岩渕メソッドと、これまでのコンサルティングの経験から、成功する医院の勝ちパターンは大体決まっています。その勝ちパターンを踏まえて、日々のコンサルティングを行っています。ちなみに、これから開業される先生方は、開業する前にそれほど多くの歯科医院に見学に行ったり、うまくいっている先生に話を聞くことができるでしょうか?おそらく難しいと思います。

経営相談時に、先生方の開業する医院の方向性をお伺いした時に、「これはうまくいきそうだなぁ」というケースだけでなく、「これはうまくいかなそうだなぁ」と思うこともあります。その時には、こちらから厳しいと思うことをお伝えしますが、大抵の場合、そのまま開業してしまいます。うまくいく先生は、「あっ厳しいんですね、そしたらどうしたらうまくいくでしょうか?」というように柔軟に考えを変えることが出来ます。これは開業してからも同じことが言えると思います。医院の取組や方向性について何か改善が必要な時に、自ら舵をきって改善に向けて動いていくことができる先生は、最短で地域一番の医院になることが出来ますし、自分の強いこだわりを変えられずに、医院としての成長が見られない先生は多いです。

 

・開業に向けての想いがうすい

上記のこだわりと逆に、何も決まっておらず、とりあえず開業したら何とかなりますよねという先生もいらっしゃいますが、実際のところ何とかならないと思います。勤務医時代とは違うのです。勤務医時代は、歯科医師として治療に専念出来ますが、開業後は、歯科医師、経営者、マネージャー、など多くのことを実践していく必要があるからです。小規模で一人でやるとなれば話は別ですが、開業するためには、スタッフを採用すると思います。採用は、スタッフそれぞれの人生=命を預かるということと同じです。毎月のお給料を必ず支給していかなければなりません。それだけでなく、スタッフの成長のための教育の仕組みやマニュアル、カリキュラムを作成していく必要があります。

また、「実践会さんに全て任せればうまくいくんですよね」と仰る先生もいらっしゃいますが、それではうまくいかないと思います。なぜなら、我々はあくまでも先生方のサポーターであり、医院経営がうまくいくようにお手伝いすることが仕事です。いわば黒子的な存在です。それぞれ先生方によって考え方は異なります。

・どんな治療が得意なのか、もしくは好きなのか。

・患者さんに医院にどのように関わってもらいたいのか。

・将来的にどれくらいの規模の医院にしていきたいのか。

など、先生のやりたい方向性に合わせてコンサルティングを行います。歯科医院地域一番実践会では、これまで歯科医院様のコンサルティングを行ってきたノウハウがありますが、先生の医院に合わせたアドバイスと実施するタイミングを見ながらご提案と取り組みを行っていきますので、そもそもの土台となる先生の医院理念がないと難しいです。そうでなければ、「ご提案通りやったけれどもうまくいかなかった」「うちの医院には合わなかった」というように、お互いにとって不幸せな結果が生まれてしまうことが容易に考えられます。そのためにも、ご自身でどのような医院を創っていきたいかということを考えることが重要です。

・決裁者が複数いる。

多くの先生方は1人で開業の準備をしていくと思いますが、

例えば、

・親御さんから開業資金を借りる。

・自分以外の人が医院の経営に携わっている。

・決済権が自分にない。

このような状況の場合、何か1つの物事を決める時に、多方面に確認を取らなければならず、スピード感が圧倒的に遅くなります。また、先生が創りたい医院の方向性や治療内容に対して、もしもNGが出た場合、そこで開業の準備がストップしてしまいます。そうなると、事前に決めておきたかったことも決められずに全ての開業準備が後ろ倒しになります。後ろ倒しになると全てが、中途半端のまま、とりあえず開業日を迎えるということになりかねません。そうならないためにも、開業準備前には、「親からの援助があるので自己資金には問題ありません」というように仰る先生方もいらっしゃいますが、開業についての物事を決める上で、どれくらい関わるかどうかを事前に把握しておくことは大切です。

 

以上の3つのポイントを踏まえながら開業成功に向けた準備をしていきましょう。

歯科医院地域一番実践会では、新規開業の先生向けに無料の経営相談を実施しています。

ご興味のある先生はお問い合わせください。なお、日程には限りがありますので予めご了承ください。

投稿者プロフィール

乙川 和弘
乙川 和弘
千葉県出身。大学を卒業後、リクルート系列会社に新卒で入社。
リクルート時代、先輩だった渡邊との出会いをきっかけに経営戦略研究所の事を知る。歯科業界において、より高い専門性を深める大切さに気付き転職を決意。

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